2020年12月30日

MacBook Pro 2010 から MacBook Pro 2020 へ

MacBook Pro 2020 13-inch

MacBook Pro 2010を使い始めてから10年が経過したので、そろそろ新しくしたくなりMakBook Pro 2020を購入したが、
色はスペースグレーではなく、シルバーなので少し小さくなって、薄くなっている以外はあまり変わり映えがしない 。

MacBook Pro 2020にはIntelコアとApple M1コアの2タイプがあり、
Mac OS XからMac OS 11となったBig SurからM1対応のユニバーサルOSとなるようだ。
アプリはインテルとM1両方に対応したユニバーサルアプリが一般的で、
インテルアプリはRosetta 2を使ってをM1アプリにバイナリー変換して使うことになり、
さらにM1のみのネイティブアプリという3つのタイプになるのだろう。

M1コアはかなり高速なようで魅力はあるが、今使っているLightroom 5や他のアプリのM1対応を考えると、
今回はIntelコアにすることにした。
それに、一瞬だが28,000円も値引されていたので・・・

余談だが、このM1というネーミングはマッキントッシュのMなのだろうが、
スティーブ・ジョブズが、Appleがカメラを作るならライカのようなものと言っていたのを思い出す。
ライカのようにM1、M2、M3と続くのだろうか。


Thunderbolt 3 (USB Type-C)ポート

MacBook Pro 2010は、MagSafe電源アダプタポート、FireWire 800ポート、Mini DisplayPort、USB2.0ポートx2、
SDカードスロットと揃っていたが、MacBook Pro 2020のコネクタはThunderbolt 3 (USB Type-C)が二つだけなので、
Thunderbolt 3用のハブが必須になる。
なので「LENTION 4ポートUSB Type-C ハブ CB-C36」と「LENTION USB C to DisplayPort変換ケーブル CB-CU708」を使って、
次のように接続することにした。

*電源アダプター  ————————  USB-C  ———————| Thunderbolt 3(USB-C)ポート
*WD My Book Studio (USB2.0)  —   USB2.0 ———————|
*AQUOS (HDMI) ————————   HDMI   ———————|
*オーディオアンプ ———————   USB3.0 ———————|
*オーディオアンプ ———————   USB3.0 ———————|
*LaCie (USB3/0)   ———————   USB3.0 ———————|
*カメラSDカード ————————  SDカードスロット ——|
*Dell P2016  (DisplayPort) ————----変換ケーブル  ———— Thunderbolt 3(USB-C)ポート

ところが注文したLENTIONのハブとケーブルが、なかなか届かない。
アマゾン配送となっていたので国内配送センターにあるものと思ったが、中国からの発送らしく10日ほどかかるようなので、
とりあえずMacの共有機能を使って、ネットワーク経由でデータの移行をすることにした。

MacBook Pro 2010のファイル共有をオンにして、ルーター経由でMacBook Pro 2020にデーターをコピーするということだ。
ほとんどのデータが外部ディスクで、2010の内部ディスクは大した量のデータではないので、
少し時間はかかるが苦になるほどではない。


アプリの禁止マーク

次はアプリの問題である。
32ビットアプリが起動するのはMojaveまでで、Catalinaでは 32ビットアプリはサポート外で、
禁止マークが付けられていて起動することができない。
これの確認はMacBook Pro 2020からMacBook Pro 2010のアプリケーションファイルを覗くと、
使えないアプリには禁止マークが付けられているので分かる。
Guitar Pro 6は禁止マーク付きで、インストール不可となっているので、Guitar Pro 7.5を購入するしかなさそうだ。

Lightroom 5は動作可能なのでインストールしようとしたが、MacBook Pro 2020 にはDVD装置が付いていない。
なのでMacBook Pro 2010のDVD装置を使おうとDVD,CDドライブの共有もオンにしたが、
何故かMacBook Pro 2020のファインダーに表示されないのである。


MacBook Pro 2020とハブ

この時にはハブも届いていたので、MacBook Pro 2010からLightroom 5のアプリとライブラリーのファイルを、
MacBook Pro 2020にコピーするという荒技で移行することにした。
Mac のインストールは基本的にファイルのコピーだけなので大丈夫な場合が多い。
これでLightroom 5は無事起動できたので、ライセンスコードを入力してアクティベートして問題なく使えている。

この機会なのでMacBook Pro 2010と併用する形でM1コアにすれば良かったかなとも思うが、結果はもう少し先にわかるだろう。
ただ、次にMacを更新するときはAppleシリコンのM型コアになることは間違いなさそうだ。

2020年12月23日

m4/3を断捨離


オリンパスペンE-P5のシステムをレンズも含めて全て売却。
ついでにNikon F フォトミックFTNも。
Leica IIIはバカみたいな査定だったので、棚に飾っておいたほうがマシだと思い持ち帰り。



これからはFuji X-E1とLeica X1で撮ることになった。
フィルムカメラはLeica CL、Nikon F ブラック、Leica IIIである。
撮ることの少ないフィルムカメラはLeica CL、ミラーレスはFuji X-E1を使う事が多くなるだろう。

2020年10月18日

久々にストラップを替えてみる

Fuji X-E1 + ANSネックストラップ

8年モノのX-E1など今時話題にもならないが、それでも使いごごちのいいカメラなのでレンズフードやサムレストを替えて、
少しは新鮮味を与えている。

Fuji X-E1のストラップはバッグへ収納する時に嵩張らなくて楽だから、ずっとハンドストラップ を使っていたが、
気分転換にネックストラップに変えてみたくなった。


左:ハンドストラップ  右:ANSネックストラップ

ハンドストラップ はダークブラウンの革製で、使っていいるうちに革も柔らかくなって大変使いごごちがよくなっていたのだが、
これはアマゾンの奥深くに分け入った雑貨屋で見つけた中国製の無印ハンドストラップである。

これと同じようなものでネックストラップがないかと探していたら、こんどはアマゾンの入り口で見つかった、
「ANSハンドメイド 本革 レトロ ヴィンテージ カメラストラップ (ダークブラウン)」である。
留め具などは多少違っているが、作りは似ているので、中国の同じメーカーが作っているのだろう。
質感から見て本革ではなくPUレザーかもしれないが、どちらでも気にならない。

ストラップ幅は、どちらも12mm程度だがX-E1にはこのサイズがピッタリで、
長さは最短よりも穴一つ長めになっていたが、これが私にはちょうど良かった。


リング取り付け具

取り付けリングは大きめで硬いのでアイレットに通すのに苦労するが、X-E1にはリング取り付け用の道具が添付されていて、
これが便利である。

新品のX-E1は三角リングが取り付けられてなく、購入後自分で取り付けるようになっていたので、
このような道具が添付されていたのだろう。
使い方は。二重リングの間に先端を差し込みリングの先を開いてカメラのアイレットにリングを差し込むだけだが、
これを爪でするのは危険だし、爪楊枝で広げるよりも使いやすくて重宝する。

2020年10月10日

久々にサムレストを替えてみる

Fuji X-E1 + F-Foto サムレスト for X

今までは「STOK MZ-001」というサムレストを付けていて、今回「F-Foto サムレスト for X」に替えてみたのだが、
こういうアクセサリーなので、結果的にはあまり使用感は変わらなかった。
もう少し指掛かりが深いといいのだが・・・


左:F-Foto サムレスト for X      右:STOK MZ-001

F-Fotoの方が黒色が濃いのでX-E1に合っている。
長さは殆ど変わらないので指の掛かり具合はあまり違わないが、
塗装がSTOKよりもザラッとしているので指の吸い付きはいいようだ。

唯一の違いはシャッターダイヤルの部分が窪んでいて、
シャッターダイヤルが回しやすくなるので、SS優先で撮る時にはいいということだろう。

2020年10月7日

久々にレンズフードを替えてみる

Fuji X-E1 + SIOTIメタルレンズフード

XF18-55mm F2.8-4 Rのレンズには純正のフードが付属しているが、花形フードはあまり好きではないので、
レンジファインダー用の穴あきフードを付けていた。

レンジファインダー用のフードは、できるだけフードによるファインダーケラれを避けるため、
穴が付けられていたり、先端が傾斜したりしている。

ミラーレスカメラのレンズでは、これは必要がないので穴が付けられていない、傾斜もしていないフードを探してみたが、
このレンズは広角側で35mm版換算27mmとなるので、ケラれずに使えるフードは少ないようだ。


レンズフード3種

左が純正の樹脂製フード、中央がレンジファインダー用メタルフード、右が今回の「SIOTIメタルレンズフード」である。


レンジファインダーよりも深い

レンジファインダー用と比べて深さがあるのでフード効果はありそうだ。
保護フィルターを付けて、その上に取り付けても18mmの広角端でケラれることはなく、
レンズとの大きさのバランスも良さそうだ。


XF18-55mm F2.8-4 R:82mm径レンズキャップ

フード先端は82mm径と大きいが、同サイズのレンズキャップを付けることができる。

2020年9月23日

レコードの保存

アナログ レコード

中古レコード店では探しやすくするためにレコードが斜めになるように並べているが、
これでは下の方のレコードに負担がかかり盤が反ったり歪んだりする恐れがあるように思うので、
隙間なく真っ直ぐに立てて傾かないようにしている。

そして、出し入れでジャケットが擦れるのを防ぐためにビニール袋に入れるようにし、
内袋は元々のものを静電気防止タイプの内袋に取り替えている。

長年これで、盤に歪みやカビが出ることがなかったので、今もこの方法である。

2020年9月11日

「未来技術遺産」2020

トプコン REスーパー

東京光学の「トプコン REスーパー」が国立科学博物館の令和2年度の未来技術遺産に登録されたようだ。

(選定理由)
「電気式露出計を組み込んだ一眼レフは1960年頃には存在したが、被写体像 を直接観察できる一眼レフの特徴を活かすには、撮影レンズを通った被写 体光を測るTTL(Through the Lens)測光が理想である。
本機は、ミラーにス リットを設け、その裏に特殊な測光素子をおいたミラーメーターを開発し TTL測光を初めて実現した35mm一眼レフである。
さらにレンズに絞り値情報 をボディーに伝える機構を設け、開放測光を実現するなど先駆的な機能も 搭載した。
この方式は有力な特許となり追随したほとんどのカメラメー カーは許諾を得てこの特許を使用することとなった。
同時期にシステムの 一環として製品化された300mm/F2.8 レンズやレトロフォーカス広角レンズ 等も高く評価された。
優れたシステム性と先進的な機能を独自の技術で実 現したカメラとして重要である。」
(重要科学技術史資料より)


これで、機械遺産に登録されたクイックリターンミラーの「アサヒフレックスⅡB型」、ペンタプリズムの「ミランダT」、
完全自動絞りの「ズノー」、そして未来技術遺産に登録されたTTL開放測光の「トプコン REスーパー」と、
日本の一眼レフを完成させた技術が評価されたことになる。

この「トプコン REスーパー」は初めてTTL開放測光を実現したカメラだが、システムカメラとしても完成度が高く、
ニコンFのモータードライブがメーカー調整が必要なのに対して、REスーパーは無調整でカメラに装着できたことも優れている。

TTL開放測光では装着レンズの開放絞り値を露出計に伝える必要があるがREスーパーでは、
これをピンでカメラボディに自動で伝える「連動ピン方式」として実現している。
これは特許出願されて、カメラメーカー各社がこの方式を採用したのである。

ところがニコンはAiレンズまで、この特許を使わずフォトミックF、FTでは開放F値を手動でセット、
FTNでは絞りリングを動かしてカニ爪の移動量で開放F値をセットする半自動としていたのである。
レンズマウントを変更しないためとされているが、戦時中は東京光学は陸軍系、日本光学は海軍系と、
軍需光学メーカーだった両社の微妙な関係とは考えすぎだろうか。

尚、今回は一眼レフの小型・軽量化をリードした革新的設計のシステムカメラとしての「オリンパス OM-1」と、
本格的オートフォーカス一眼レフの先駆者としての「ミノルタ α-7000」も未来技術遺産に登録されている。

2020年9月9日

ニコンFの巻き上げレバーの感触

Nikon F 巻き上げレバー

ニコンFは堅牢、高品質で評価が高かったが不完全なところも見受けられ、その一番残念なところは巻き上げレバーだろう。
上下にカタカタと動き、巻き上げ感触がゴロゴロしていて滑らかでなく、巻き上げ最後でカクッと手ごたえがなくなるが、
この状態では巻き上げは終わっていなくて、さらに巻き上げないといけない。
S2やSPでも同じだそうだが、精度のいい他のパーツに比べて、巻き上げレバーが何故この品質なのか不思議だ。
初めてニコンFを触った人は、傷んでいるのかと勘違いしそうである。


Canon F-1 巻き上げレバー

キャノンF-1の前期型の巻き上げレバー感触の良さは定評があり、
レバーの上下のガタつきもなく、最後まで巻き上げの滑らかな感触が変わらず絶品である。
長年F-1を使っていたので、これが当たり前だと思っていたが、ニコンFと比べると雲泥の差がある。
ただ、F-1後期型は巻き上げ角度が変更されたからか、前期型ほど感触はよくないようだ。

2020年9月7日

2020年9月5日

2020年9月3日

最期のMac OS

macOS X High Sierra

今使っているMacBook Proも6月で10年経過したが、その直後から動作が不安定になってきた。
10年経ってアップルタイマーが働きだした訳では無いと思うが・・・
サポートが終っている「Yosemite」なので当然かも知れない。

  • Safariが理由無く終了する。
  • Safariで表示できないサイトが増えてきた。
  • ペンタックスのDigital Camera Utility 5をインストール出来ない。
  • 現像ソフトLuminarをインストールできない。
  • i1Profilerが互換性がないと言うことで起動出来なくなった。

等々である

なので、MacBook Pro (Mid 2010) では最後のOSとなる「mac OS X High Sierra」にバージョンアップすることにした。
「GuitarPro 6」で互換性が無いと警告がでたが、今のところは大丈夫なようで、前述の問題も解決し、
一番よく使う「Lightroom 5」も問題ないようだ。

2020年8月28日

Zeiss Ikon Ikophot black

ZEISS IKON IKOPHOT Black

露出計という道具には不思議と惹きつけられる。
デザインの美しいものも多く、数字がずらりと並んでいる文字盤を見ると楽しくなるものだ。
単体露出計や連動露出計などがあったが、カメラに露出計が組み込まれると使用頻度は少なくなり、
デジタル時代の今では商業写真くらいでしか使われないだろう。

このIkophotは1951年〜1953年頃に作られたようだが、ライトバリューの数値がメーターの下にある比較的初期のタイプで、
よく見かけるクリーム色? ではなく黒色である。


Ikophot背面

裏側にはSch、DIN、ASA規格のフィルム感度対応表があり、下にはZeiss Ikon Stuttgart Germanyの刻印が入っている。
今はフィルム感度やデジタル感度はISO規格になっているが、以前はドイツ規格のDIN、アメリカ規格のASA、
DIN規格以前の規格であるSchなどがあった。
一般的にDIN21だとASA100に対応とされているが、ここではDIN21はASA80となっている。


入射光用アダプター

入射光を測るアダプターも付いている。
カメラに組み込まれている露出計は反射式で、被写体から反射してくる光の量を計って露出値を決めるので、
被写体から離れて測ることができるが、入射光式は被写体に直接当たる光の量を計測して露出値を決めるので、
被写体のそばで露出を計ることになる。


入射光アダプター

乳白色の拡散板アダプターを受光部にはめ込めば入射光式になる。


操作ダイヤル

1957年頃に発売されたIkophot Rapidは、メーター指針に追針を合わせてシャッター速度と絞り値を読み取る方式だが、
これはライトバリューによりシャッター速度と絞り値を読み取る方式である。

使用フィルムがISO100の場合、内側の文字盤を回して白マークを感度100 (ASA)に合わせる。
被写体にセレン受光部を向け測光すると下部のメータの針が触れるので針の位置の数値(ライトバリュー)を読み取る。
仮に読み取った数値が10と11の間ならば外側の文字盤を回して赤マークに10と11の間を合わせる。
文字盤の上側でシャッター速度(内側)と、絞り値(外側)の組み合わせを読み取り、
カメラのシャッター速度とレンズの絞りをセットすればいい。


Ikophotケース

ケースの文字は元々金色だったのだろうが、今は剥げて跡形もない。
そしてメーターの針も振れない不動品のIkophotなので飾り物である。

2020年8月25日

フォトブック:新世界+

新世界+

新世界のランドマークと思っていた、この表紙のパチンコ店のアサヒ会館はもうない。
取り壊されて駐車場になってしまった。
すごい速さで、この街から昭和の匂いが消えていくようだ。


新世界国際劇場

この映画館の前に建っていたのが表紙のアサヒ会館である。
陰に隠れていた新世界国際劇場は1930年に竣工された旧南陽演舞場だが、アサヒ会館が取り壊され表に出てしまったので、
無残にも吹き付け塗装されて、大正末期から昭和初期にかけて流行したアール デコ調の装飾が台なしになっているのが残念だ。


このフォトブックは全てモノクロで白フチのない断ち切りにしたが、
この方が臨場感が増すようで新世界という街にはいいようだ。