2017年5月14日

もう一つのレリーズボタン:Nikon AR-1

ニコン ソフトシャッターレリーズ AR-1

もう一つ手に入れたのは「ニコン ソフトシャッターレリーズ AR-1」である。

ニコンFやF2のシャッターボタンは、一般的なレリーズ穴が付けられていないので、専用のレリーズボタンしか付けられない。
なのでこのAR-1が唯一のレリーズボタンになる。
このAR-1は本体が光沢のあるクロムメッキで、上部にシャッターボタンと連動する黒いボタンがあるが、
前回の記事の『cam-in レリーズボタン CAM9014」の凸面タイプと違って凹面タイプである。



内部のシャッターボタンとの接触部には白い樹脂製の部品が付けられていて、シャッターボタンに傷が付くのを防いでいる。




取り付け用のネジは外側のシャッターリングではなく、シャッターボタンの根元のリングに切ってあり、
AR-1をシャッターボタンに被せるようにねじ込み取り付けるが、ねじ込んでいくと上部の黒いシャッターボタンが上がってくる。

ねじ込みも深くしっかり固定されるので、不用意に外れることはなさそうだ。
さすがに純正なのでメッキの質感も揃っている。




フォトミックファインダーのシャッターダイヤル操作部は上の方にあるが、AR-1をつけると、
人差し指がシャッターダイヤルに近くなりダイヤルが回しやすくなる。

シャッターを切る時、通常のシャッターボタン位置だとシャッターダイヤル連動部に人差し指の先が当たるので窮屈になり、
指の先でシャッターボタンを押すようになってしまう。
AR-1をつけると指先に少し余裕ができて、指の腹でシャッターボタンを押せるようになるのがいい。
シャッターを切った時も適度なテンションがあっていい感触だ。




こうして取り付けてみると、やはりAR-1はフォトミックファインダー用であり、
アイレベルファインダーで使うのはどんなものだろうか。
シャッターダイヤルから人差し指が離れるし、シャッターダイヤルも回しずらそうである。

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