2022年10月31日

CANON 135mm F3.5 III

CANON 135mm F3.5 III

  • レンズ構成:3群 4枚
  • 絞り羽根:10枚
  • 絞り:3.5〜22
  • 最短撮影距離:1.5m
  • フィルター径:48mm
  • 最大径 x 長さ:54 x 97mm
  • 質量:424g
  • マウント:L39
  • 発売年月:1961年1月
  • 発売時価格:23,000円

135mmの単焦点レンズはこれが初めてである。
一眼レフでも50mm、85mm、135mmと使うのではなくて、50mm、100mmと使っていたので135mmは使わなかった。

さらに、レンジファインダー機の135mmは距離計精度ギリギリなので使いにくいレンズである。
ブライトフレームが小さくなってしまうので、普通は外部ファインダーを付けるのだが、
距離計とファインダーが離れてしまうことになる。
レンジファインダーカメラでは90mmや100mmまでが使いやすいためか、135mmレンズは安価なものが多い。

このCANON 135mm F3.5 IIIは後期型のレンズでブラック鏡胴だが、初期のものはシルバー鏡胴でセレナー銘が付けられている。
レンズキャップ はビニール製ではなく、シルバーの金属製キャップが付いているが、これは初期型のものだろう。


Canon L3 + Canon 135mm F3.5 III

このレンズは直進ヘリコイドでなく回転ヘリコイドなので、フォーカスリングを回すと絞りリングも回ってしまうため、
絞り目盛りが反対側にも刻まれている。
また、この個体の絞りリングが硬いためか、絞りリングを回すとフォーカスリングも回ってしまうので厄介である。


L3のファインダー切り替えをRFに

Canon L3で使う時はファインダーは35mmと50mmなので、外付けファインダーを付けないといけないが、
ファインダーをRFに切り替えて使うと無理やり135mmのファインダーとして使えそうである。


Fuji X-E4 + Canon 135mm F3.5 III

X-E4に付けて撮ってみるとMFアシストでピントも合わせやすく、レンジファインダーより使いやすいが、
換算200mmの望遠レンズになるので、90mmぐらいのレンズの方が良さそうだ。
オールドレンズらしく解像度は今ひとつでシャキッとした描写にはならないが、
ふんわりとした雰囲気が好みなら、こういうレンズもいいかもしれない。

2022年10月28日

x620 * 初秋

Fuji X-E4
Canon S 135mm F3.5
SILKYPIX Developer Studio Pro11

これは失敗かな
背後は左の人影だけでよかった
右の人影のために
視線が上に持っていかれる

2022年10月25日

2022年10月23日

期限切れフィルム

SUPERIA 400

知り合いからかなり前にもらった1本使用済みのフィルムだが、カラーはあまり使わないのでそのままになっていた。

フィルムで撮っていた頃はほとんどモノクロで、カラーは家族写真でしか使わなかった。
そのモノクロフィルムも、できるだけコストを抑えるために100フィートの缶入りを買って自分でパトローネに詰めていた。
よく心斎橋のナニワで缶入りフィルムを買って、帰りに店先に山積みされている無料の空パトローネをもらって帰ったものである。


SUPERIA 400 期限切れ

今、このフィルムを見てみると有効期限が2003年10月となっているので、もう19年の熟成フィルムになってしまったようだ。

ソールライターも期限切れのリバーサルフィルムを使っていて、そのためにあの独特の色味に仕上がったという話もあるのだが、
19年ものネガフィルムはどうなのだろうか。

価格シールも残っていて、598円。
24枚撮りとはいえ3本セットでこの価格なので、フィルムが最も安かった頃なのかもしれない。

2022年10月16日

ブラックボディにシルバーパーツのカメラ

Nikon F Black

最近のカメラは黒一色とか銀一色のカメラがほとんどだが、
初期のフィルムカメラには黒色と銀色が混在したデザインも多かった。

その中でもニコンFのブラックボディは、いいバランスの黒銀混在で、
ブラックペイントのボディにシルバーのパーツが付けられているのだ。

シルバーボディとパーツを共用することでコストを下げる目的もあったのだろうが、
これがいいアクセントになっている。

巻き上げレバー、シャッターボタン、シャッターダイヤル、セルフタイマー、絞り込みボタン、
ミラーアップレバー、巻き戻しレバー、レンズ着脱ボタン、シンクロソケットなどが銀色で、
特に銀色の巻き上げレバーが個性的である。

この時代はクロームメッキで仕上げられていたので銀色の質感も良く、黒銀混在でも見劣りはしないが、
最近のシルバー塗装では逆に安っぽく見えてしまうかもしれない。


Leica III Black

同じように、バルナックライカのブラックボディもパーツが銀色なのが普通であった。
ただ、ライカIII型の頃は、クロームメッキの品質が悪く実用化されていなかったので、
このライカIII型もクロームメッキでなく、ニッケルメッキなので少し黄味がかっている。

このように、よき機械カメラの時代には、魅力的なデザインのカメラが溢れていたのだが、、、

2022年10月13日

Canon L3とSelf Timer 8

Canon L3 + Self Timer 8

キヤノンのカメラにキヤノンのセルフタイマーである。
シャッターボタンに取り付けるセルフタイマーなど、今のデジタルカメラでは無用な存在だろう。

この「Self Timer 8」はいつ頃に発売されたものだろうか。
今、Canon L3に取り付けているが、L3のころは「Self Timer 6」だった。
説明書には「110ED」に使用する場合の注意書きがあるので、この個体は1975年以降のものでり、
Canon Canodate Eの取扱説明書にも掲載されているので、1970年頃には存在したのだろう。

とにかく、50年ほど過ぎてセルフタイマーのないキヤノンのカメラに「Self Timer 8」を取り付けることができたのである。

2022年10月3日

SILKYPIXとmacOS

セレクト画面

最近はSILKYPIX Developer Studio Pro11で写真データの管理と現像をしています。
SILKYPIXは一見複雑そうな操作に見えますが、少し使っていると慣れてきます。
処理が少し重いですが、機能的にはLightroomと同等と思えます。
私の場合は、少し微調整をする程度で、画像を作り込むという調整はあまりしないので調整項目もしれています。

ただ、SILKYPIXはWindowsで使われることが多いから問題ないと思いますが、macOSユーザーには使いにくいところもあります。

例えば、フォルダーツリーのプルダウンマークが黒色なので、背景を黒にするとマークが見えなくなってしまいます。
なので、この画像のように全体は18%グレーに、プレビュー ウィンドウの背景は黒色に設定しています。

Lighjtroomのカタログ機能はあまり好きではなかったので、この写真データがすぐ反映されるフォルダーツリー式が使いやすいです。


テイストパラメータのドロップダウンリスト

もう一つの使いにくいところは、テイストパラメータのドロップダウンリストの各テイストにマウスポインタを当てただけでは、
その効果が即座にプレビューに反映されず、クリックして効果を確認しないといけないことです。

macOSでは、ドロップダウンリストでのマウスポイントのイベントを拾えないのでしょうか。
そういえば、LightroomもLuminar AIもドロップダウンリストは使っていないです。

特にテイストパラメータのドロップダウンリストは、項目が多くスクロールが発生してしまいます。
そのスクロールをマウスのホイールでできないので、スクロールバーをドラッグしないといけないのです。
また、ドロップダウンリストは閉じないと、他の操作が行えないので使いにくいです。

このテイストパラメータもフローティングウィンドウにしたほうが、常に表示できるのでいいかと思います。
フローティングウインドウはコントロールパレットに配置することができるので、
Lightroomのプリセットのように左側に固定で置くこともできます。


プレビュー・ウィンドウ全画面表示時のメインウィンドウ
 
今の使い方ですが、サブモニターを使っているので、ツールバーの全画面プレビューボタンを押せば、
プレビュー ウィンドウがサブモニターに全画面表示されるようになります。
このように、サブモニターに全画面表示で写真を表示しながら、メインモニターのコントロールで編集できるようにしています。
この場合はメインモニターにはサムネールが表示されています。

これでメインモニターは広く使えるので、サブコントロールをコントロールパレットに配置して、
パラメータ コントロールと2列に並べています。
これだけでも、Lightroom風に使えるので操作性がいいです。

SILKYPIX Developer Studio Proは細やかな設定ができるので、自分の使い方に合わせていけば、
使いやすい現像ソフトになると思います。
それと国産アプリが少なくなる中、唯一国産の写真管理アプリなので、これからも操作性が良くなるように期待したいです。