2018年12月30日

二眼レフ?

Pencil Sharpener

二眼レフ?
ではなくて二眼レフ型
鉛筆削りである

回転レバーは後ろにある
横にあればもっと良かったが
構造上難しいだろう

2018年12月26日

ポピュラー歌手のスタンダード ナンバー

Connie Francis & Ann Margret (Vinyl Records)

ポプラー歌手のヒットナンバーもいいが、スタンダードナンバーもいい。
'60年代のポピュラー歌手はスタンダードナンバーも歌いこなすだけの歌唱力を持っていた。

「ヴァケイション」、「ボーイ ハント」、「カラーに口紅」などのヒット曲で知られている、
イタリヤ系ポピュラー歌手のコニーフランシスもその一人だ。

スエーデン生まれのアンマーグレットは「バイ バイ バーディー」や「ラスベガス万才」、
「シンシナティ キッド」などで知られている60年代から活躍する人気女優であり歌手である。
特にエルビスプレスリーと共演した「ラスベガス万才」は、当時ラジオでよく流れていたのが記憶にある。


Swingin' Show & Songs to a Swinging Band

ノーマが日本だけで発売したコニーフランシスの10インチ盤「Swingin' Show」 では、
スタンダードナンバーを中心に8曲歌っている。
このアルバムでは「Who's Sorry Now?」をオリジナルのアレンジで歌っているのだが、
聴き馴染んでいる1958年にリリースされたニューアレンジの「Who's Sorry Now?」の方が好みだ。

「Songs to a Swinging Band」はコニー フランシスが、スウィングバンド風オーケストラをバックに、
ジャジーに歌っているアルバムである。
スタンダードナンバーを明るさのある声で楽しませてくれ、
ラテン系のアレンジやダブルタイム、バラードと多彩な構成になっている。


And Here She Is & The Vivacious One

「And Here She Is」は、1961年にRCAで録音されたアンマーグレットのファーストアルバムである。
ウエストコーストを代表するマーティ ぺイチがアレンジするほどで、力の入れようが感じられる。
20歳になったばかりのアンマーグレットが、可憐な歌声でスタンダードナンバーを楽しませてくれ、
「The Vivacious One」と比べるとアルバムとしても統一感がある。

「The Vivacious One」もRCAで1962年の録音のサードアルバムで、
ジャケットもファーストアルバムのように複数枚のポージング写真を組み合わせたデザインである。
スタンダードナンバーだけでなく、ロックンロール スタイルのアレンジの曲も含まれていて、
「ジム ダンディー」や「インカ ディンカ ドゥー」はアンマーグレットらしさが感じられて、このアルバムの面白いところだ。


このようなアルバムを聴いていると、
歌唱力のあるポピュラー歌手のスタンダードナンバー アルバムは、年月を経ても飽きることはない。

2018年12月24日

フランジバック

Nikon F

あまりフィルム一眼レフでレンズ遊びをすることはないが、
マウントアダプターを使えば他社製のレンズを取り付けることができる。
ただし、ボディとレンズの連動方式が異なるので一眼レフでの特徴である自動絞りや、絞り開放測光が使えなくなる。

それに、ニコンFはフランジバックが長いので、普通のマウントコンバーターだと無限遠が出なくなる。
レンズ入りのマウントコンバーターを使えばいいが、本来のレンズの性能が変わるので、それも面白くない。


Nikon F マウント

フランジバックはレンズマウントの基準面から撮像面(フィルム面)までの距離のことで、
主なメーカーのマウントのフランジバックは次のようになる。
  • コンタックスN:48mm
  • ライカR47mm
  • ニコンF46.5mm
  • オリンパスOM46mm
  • ヤシカコンタックス45.5mm
  • M4245.5mm
  • ミノルタMD43.5mm
  • キヤノンFD42mm
この中ではニコンFは3番目にフランジバックの長いマウントとなる。
キヤノンFDマウントは、一番フランジバックが短いので色々なレンズが付けられそうだ。


Canon F1 + Pixco Nik-FDマウントアダプター

キヤノンF1に、ニコンFマウントレンズ用のマウントアダプターを付けているが、
これでフランジバックの差4.5mmが加えられて、ニコンFの46.5mmになる。
マウントアダプターの右側にあるレバーは、ニコンFレンズの着脱レバーである。


Canon F1 + Nikon Fマウントレンズ

ニコンFにフランジバックの短いキヤノンFDレンズをつけても無限遠が出ないので、近接撮影用になってしまうが、
このようにキヤノンF1にはフランジバックの長いニコンFマウントレンズ取り付けて使うことができる。

もちろんプリセット絞りは使えなく、実絞りになるのでファインダーは暗くなるが・・・

2018年12月22日

2018年12月20日

Canon F1,Nikon F:フラッシュカプラー

キヤノン フラッシュカプラーF と ニコン ガンカプラー AS-1

「ニコン ガンカプラー AS-1」はガンカプラーという名称だがフラッシュカプラーである。
ニコンFには薄い灰色のフラッシュガン用の文字通りのガンカプラーがあったが、このAS-1はニコンFとF2用になる。

キヤノンF1にもAS-1と同じようなタイプの「フラッシュカプラーD」があったが、
これはファインダーの上にアクセサリーシューが来る「フラッシュカプラーF」である。


キヤノンF1とニコンFのアクセサリーシュー

キヤノンF1やニコンFのようにファインダーが着脱式の機種は、巻き戻しノブ部にホットシューを設けていることが多かったが、
シューの形状が特殊になるため、このような一般的なシューに変換するアダプターが用意されていた。


Nikon F + AS-1

AS-1の取り付けは、外側のロックリングを回して開口部を開き、巻き戻しクランク部のアクセサリーシューの後方から差し込み、
外側のリングを回して開口部を閉じてロックすればいい。


キヤノン フラッシュカプラーFとアイピースリング-2

「キヤノン フラッシュカプラーF」にはファインダーに固定するためのアイピースリング-2が付属する。
アイピースリング-2はラバーが貼ってあって、元のアイピースリングよりも厚みがあるので、取り外しが容易になる。


Canon F1 + Flash Coupler F

取り付けはファインダー接眼部のアイピースリングを外し、巻き戻しクランク脇の溝にフラッシュカプラーFを後方から差し込み、
アイピースリング-2でファインダーに固定する。


Nikon FとCanon F1

「フラッシュカプラーF」は巻き戻しクランクを覆わないので、装着したままフィルムの巻き戻しができる。
ニコンにはシューの部分が巻き戻しクランクよりも前になり、クランクを覆わないF3用のガンカプラーAS-7があった。

2018年12月18日

スイング・ジャーナル

復刻版スイング・ジャーナル

スイングジャーナルというジャズ雑誌があった。
1947年に創刊され、2010年7月号を最後に休刊している。


昭和22年〜昭和24年

この「モダン・ジャズ黄金時代」は、1947年から1970年までのスイングジャーナルからの記事を抜粋した復刻版である。
記事の内容は日本のジャズに関連したものが多く、海外のものは来日記事が多い。


広告:渡辺プロダクション

400頁を超えるボリュームで写真や広告もたくさん掲載されていて、紙質も当時のザラザラした粗末なものを再現している。
広告は、このほかにもジャズ喫茶やオーディオ、ジャズレコード、ジャズ映画なども多く、
広告だけを眺めても懐かしく、楽しめる。


'64年9月号の記事

ジャズが一番元気だった'50年代、'60年代を含む '40〜'70年代はジャズ雑誌のスイングジャーナルも元気で、
毎月購入して読んでいたものだった。

'50年代、'60年代のバップ、ビバップなどのモダンジャズが好きなので、所有するレコードもこの時代のものが多い。
このようなジャズ雑誌の名盤、珍盤、希少盤の記事を頼りに、中古レコード店のエサ箱を漁ったものだった。

2018年12月16日

多重露光?


左の上と右の下に大きく人影が写っている。
フィルムカメラで撮っていた頃だが、撮影途中でフィルムの交換をしたために起こったアクシデントだと思う。



35mmカメラでは中判カメラのようにフィルムバックがないので、カメラが1台だけの時は、
撮影途中でモノクロフィルムからカラーフィルムなどへの交換や増感撮影への変更ができない。
そこで当時はフィルムを巻き戻してから取り替えていた。

  1. 現在のフィルムカウンターの番号をメモする。
  2. フィルムを巻き戻すが、この時ベロを巻き込まないようにする。
  3. 別のフィルムを入れて撮影して撮影後フィルムを取り出す。
  4. 前の撮影途中のフィルムを入れる。
  5. メモをしたフィルムカウンターまで空シャッターを切る。
    こ操作はレンズキャップをしてシャッターは最高速で絞りは最小にして、できるだけ暗いところで行う。

という手順だった。

この時フィルムカウンターの番号を間違えたらしく、フィルムの一部分が2重露光になってしまったという失敗である。
デジタルカメラではカラー、モノクロや感度など関係なく使えるので起こり得ない。

2018年12月10日

Leica M10-Dのサムレスト


ライカM10-Dの収納式のサムレスト(Leica Camera AGより)

ライカM10-Dで採用されたフイルム巻き上げレバー風の収納式のサムレストである。
このようなスタイルはデザイン変化が少なかったM型ライカだからできたのだろうが、
日本のメーカーだとユーザーからの懐古趣味との批判を恐れてできないかもしれない。


Fuji X-E1 + サムレスト

今使っているX-E1にもサムレストを付けていて、親指の当たりが良くてホールド感がいいのだが、
後付けのサムレストを使うなら、ライカM10-Dのように最初から装備されている巻き上げレバータイプのほうがいいように思う。

ライカM10-Dの収納式のサムレストには触れたことがないので、使用感はわからないが、
アナログ的な外観ということだけではなく、ホールド感と安定性が良くなるのなら日本のメーカーも採用してほしい。

2018年12月4日

ズマロンのレンズキャップ

Leica Summaron 3.5cm f3.5

22mm径のねじ込みフィルターを付けた Leica Summaron 3.5cm f3.5 がシンプルでいい。


Leica Summaron 3.5cm f3.5 + ケンコー22mmUVフィルター

A36の被せ式フィルターだと問題ないが、
厚みのあるケンコーの22mm径のUVフィルターを付けているので鏡胴先端から少し飛び出している。


Leica Summaron 3.5cm f3.5 + ケンコー22mmUVフィルター + A36レンズキャップ

これに金属製のA36の被せレンズキャップを付けると、
かかり浅くてレンズ先端のローレットが隠れるまで嵌らないので外れやすい。


Leica Summaron 3.5cm f3.5 + ケンコー22mmUVフィルター + ビニール製レンズキャップ

探してみると、少し深いタイプのビニール製のキャップがあったので、今はそれを使っている。
これは喜久屋カメラが「36mm カブセ式  レンズキャップ ライカLエルマー50mmf3.5等用」として販売しているもので、
300円で手に入る。
確かに安っぽいが、これだとレンズ先端のローレッットが隠れるまでしっかり掛かるので外れにくい。
そういえば、レンズフードITDOOのフードキャップもビニール製だった。

2018年11月29日

Canon Angle Finder B

Canon Angle Finder B

アングルファインダー B
  • 型式:アタッチメント式アングルファインダーB
  • レンズ枚数:6枚および反射プリズム
  • 倍率:0.97倍 正立正像
  • 視度調節:回転式調節 +2〜−4 ジオプター
  • 取り付け:丸型接眼部 … ねじ込み式
         角形接眼部 … 差し込み式(アダプターS使用)
  • 取り付け角度:変更可能(360度)
  • 重さ 約120g
  • 付属品:アダプターS
  • 対象機種:F1、サーボEEファインダー、ブースターTファインダー、EF、FTb、FT、
         FX、ペリックス、EXオート、EX EE、RM

買ってはみたものの、あまり使わなかったキヤノンF1時代のアングルファインダー Bである。

今はアングルファインダー Cになっていて、ファインダー全視野をカバーする1.25倍と、
中央部を拡大する2.5倍の切り替えができるようだが、B型は0.97倍だけである。
けれど、B型は金属製でズシリと重く頑丈だ。
この他に、正立左右逆像のアングルファインダーA2もあった。


説明を追加

取り付けはネジ式でファインダーのアイピースを外して、ぐるぐるとねじ込まないといけないのが面倒なのと、
左方向に角度を変える時に取り付けネジが緩んでしまうのにも困った。
ロックできるようにするとか、バヨネット取り付けにできなかったものかと当時は思った。


アダプターS

ファインダー窓が四角いFTbなどには、付属のアダプターを使って差し込むようにして取り付ける。


説明を追加

アングルファインダーの代わりにウエストレベルファインダーも考えたが、
横位置で左右逆像なのとキヤノンF1では露出計が見えないので使うことはなかった。


説明を追加

今はウエストレベルファインダーの方がアングルファインダーより実用的に思え、
ニコンF用のウエストレベルファインダーを手に入れたが真四角構図で使うのが面白そうである。

2018年11月27日

x327 * 秋陽

Fuji X-E1
Kiyohara Soft VK70R

Fuji X-E1
Leica Hektor 7.3cm F1.9

Fuji X-E1
Kiyohara Soft VK70R

2018年11月25日

古いカメラケースとストラップ

カメラケース

カメラの革ケースが出てきた。
おそらく昔使っていたキヤノンVI Lに付いていたものだろうが、カメラケースは使わないのとボロボロなので、
そのまましまい込んでいたのだと思う。

で、見てみるとストラップが付いている。
昔のカメラケースはこのようにケースにストラップが付いているのもが多かった。
Leica II型もストラップ用のアイレットが付いていなかったので、ストラップのついたケースに入れて使うのが普通だった。
カメラにアイレットが付いたのはIII型からである。


ストラップ

このストラップはかなり痛んでいるが、皮革用のエム・モゥブレィ・デリケートクリームで磨いてみると、
カサカサだった表面がしっとりとして光沢も出たので、Leica III型に付けてみることにした。


Leica IIIとストラップ

時代考証的には20年ほどの開きはあるが、立派なリアル アンティークである。