2018年9月30日

初めて使ったデジカメ

LUMIX DMC-F1

初めてのフィルムカメラは「YASHICA ELECTRO 35」だったが、初めてのデジタルカメラはこの「LUMIX DMC-F1」である。

  • 型名:DMC-F1
  • カメラ有効画素数:320万画素
  • 撮像素子:1/2.5型CCD、総画素数334万画素、原色フィルター
  • レンズ 構成:ライカDC VARIO-ELMARITレンズ6群7枚(非球面レンズ3枚)
  • シャッタースピード:8~1/2000秒
  • フォーカス:フォーカスモード 通常/マクロ(モードダイヤル)、
          ノーマル/スポットAF(スポットモード)切換え
  • ファインダー:実像式光学ズームファインダー
  • 液晶モニター:1.5型11.4万画素
  • 露出:プログラムAE
  • 露出補正:1/3EVステップ、±2EV
  • 測光方式:インテリジェント評価測光/スポット測光
  • ISO感度:オート/50/100/200/400
  • 外形寸法:幅約104.0×高さ約50.9×奥行約32.1mm
  • 質量:約180g(メモリーカード、電池含む)


上面

このカメラはライカレンズが採用された初期のコンパクトデジタルカメラで、2002年12月発売なので16年前のモデル。

パナソニックがライカと提携して初めて作った「LUMIX DMC-F7」の後継機ということで
撮像素子は1/2.5型CCDで、有効画素数は320万画素である。
今では見かけなくなったCCDだが、CMOSに比べると特にカラーはフィルムのような描写を感じる。

ボディ外装は背面も含めて全てアルミ合金で、ボディカラーも5種類あったようだが、これはシャンペンシルバーである。


DC VARIO-ELMARIT

レンズは、ライカ「DC VARIO-ELMARIT」で35mm判換算35~105mmの光学ズームで開放絞りはワイド端でF2.8、
テレ端でF4.9と明るいほうだろう。
そして、当時の天童産ライカレンズである。


背面

背面液晶は1.5型とかなり小さいが、実像式光学ズームファインダーが付いていて、
ファインダーの横には動作確認ランプがあるので、ファインダーを覗きながらでも合焦の状態がわかるようになっている。

ISO感度は50/100/200/400と低いが、今では少なくなった50や100が使えるのも面白い。
シャッター速度は8秒〜1/2000なので十分である。


端子カバーも取れている

かなりの旧型だが、今でも互換品のバッテリーチャージャーとバッテリーが手に入るので使うことができる。
富士フィルムが1億ピクセルを発売しようとする時代だが、350万画素のコンデジでスナップするのも楽しいものだ。

2018年9月28日

x309 * 撮影スポット


変わっていく新世界
特に通天閣から
南側



人出も多くて
シャッターは押しやすいが
切り取りにくい



巨大看板
原色と照明も
増えている

Fuji X-E1
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

2018年9月26日

X-E1と標準ズームレンズ

Fuji X-E1 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

最近MFレンズと一緒に持ち出す機会の多いFuji X-E1だが、
このF2.8〜F4という明るさの標準ズームレンズとの組み合わせも、ストリートフォトには重宝する。

オートフォーカスが遅いと言われるX-E1だが、それは全群繰り出しや、
フロントフォーカス、リアフォーカスの単焦点レンズを使ったときのことで、
インナーフォーカスのこのレンズは遅く感じることはない。

鏡胴は樹脂製だがフォーカスリング、ズームリング、絞りリングは金属製で、各リングとも程よい操作感に仕上がっている。
描写はFujiのレンズらしく絶妙なトーンを見せてくれて柔らかなボケも美しく、ズームレンズとは思えないほどである。


Fuji X-E1 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

少しサイズは大きいが、このように性能がよくて手振れ補正も付いているので、
今の使い方ではこの一本で事足りてしまい、他のXマウントのレンズに手が出ない。

X-E1の操作性の良さと手になじむ大きさも気に入っていて、手放すことができないカメラとレンズである。

2018年9月22日

2018年9月20日

x306 * 懐かしい写真機店

Olympus PEN E-P5
Carl Zeiss Planar T* 1.4/50
2015年
子供の頃
おもちゃのようなカメラに
裏紙付きのフィルムを
詰めてもらっていた

2018年9月18日

フィルムカメラ、今はこの3機種

Nikon F & Leica CL & Leica III

写真を始めた頃はキヤノンF1、キヤノンFTb、キヤノン6L、ローライ35、ヤシカエレクトロ35、
ミノルタ ハイマチックF、オリンパスペンEE2などを使っていたが、
今はニコンF、ライカCL、ライカIII型の3機種。
たまに撮る程度のフィルム写真だが、今まで使っていなかったカメラで撮るのも新鮮である。

この3機種のフィルムカメラに共通して言えるのは、フルマニュアル操作ということ。
露出、フォーカス、フィルム巻き上げは自分で操作しないといけない。
オートカメラとは違って撮影者の指示通りにしか働かないが、決して怠け者ではない。

2018年9月14日

HEKTOR 7.3cm F1.9のフード

Leica Hektor 7.3cm F1.9

HEKTOR 7.3cm F1.9の専用フードは被せ式で逆向きにも取り付けられ、フードキャップも付けられて便利なのだが、
これには付属していなかった。
中古市場でも専用フードだけが出回ることはほとんどなく、あったとしても驚くほど高価だろう。

このようなコーティングのされていないレンズで古い時代のものは、
レンズフードを付けたほうがコントレストがよくなるので代用品を使うことにした。


フィルター、ステップアップリング、フード、キャップ

手元にあった「八仙堂 中望遠フード」を使ってみることにしたが、これは焦点距離90mm以上用なので、
フルサイズではケラレるかもしれないが、APSCでは大丈夫だろう。
このフードは39mm径もあるが、これは43mm径なので39-43mmのステップアップリングを使用する。
フードキャップは、同じく「八仙堂 被せ式レンズキャップ 56-57mm」がぴったりである。


Leica Hektor 7.3cm F1.9 + 八仙堂中望遠フード + 八仙堂被せ式レンズキャップ

少し大きいが純正のフードと形が似ていて、望遠レンズのフードらしくて違和感がない。


Leica CL + Leica Hektor 7.3cm F1.9

HEKTOR 7.3cm F1.9をライカCLに取り付けたが、73mmのフレームはないので、
ユニバーサルファインダーVIOOHを取り付けている。
ユニバーサルファインダーには7.3cmの刻印がされているものもあるが、
これには刻印されていないので5cmと8.5cmの間の7.3cm辺りにセットしている。


MARUMI UVフィルター、PLATAステップダウン リング、八仙堂ステップダウンリング

もう一つの方法はライカのズームフードFICUSを利用することだ。
FICUSはA36の被せ式なので、フィルター径をステップダウンリングで34mmに変換しないといけないが、
39-34mmのステップダウンリングがないので「八仙堂 ステップダウンリング 39-37mm」と、
「PLATA ステップダウンリング 37-34mm」を組み合わせて使うことにする。
そして、FICUSを取り付けるために「MARUMI UVフィルター 34mm」を使う。


マルミ34mm径フィルター

余っていた34mm径のマルミのフィルターはシルバータイプだが、これは枠の内側もシルバーなのが気になる。
できればブラックタイプのほうがいいだろう。
3段重ねなので先端が長くなってしまうが、この分は可変フードのFIKUSの長さを調整することで吸収すればいい。


Leica Hektor 7.3cm F1.9 + ステップダウンリング + マルミ34mm径フィルター + FICUS

FIKUSはバルナックライカ時代のフードだけあって、
クロームメッキやブラック塗装がレンズの塗装とよく似ていて違和感がない。
焦点距離35mmから135mmまでの可変フードを73mmぐらい位置にセットしている。


Leica CL + Leica Hektor 7.3cm F1.9

八仙堂のフードよりもライカ純正のFICUSのほうが時代的にも同じなので、
ヘクトールに合っていて、フードの長さを調整できるのもいい。
可変焦点距離のユニバーサルファインダー VIOOHと、ズームフードのFICUSとの組み合わせがヘクトールにぴったりである。

フィルムカメラでケラレることがないか確認できていないが、Fuji X-E1ではケラレもなく使うことができた。

2018年9月10日

HEKTOR 7.3cm F1.9

Leica Hektor 7.3cm F1.9

  • 型名:HEKTOR 7.3cm F1.9
  • マウント:L39
  • レンズ構成:3群6枚
  • 絞り:F1.9、F2.2、F3.2、F4.5、F6.3、F9、F12.5、F18、F25(大陸絞り)
  • 最短撮影距離:1.5m
  • フィルター径:39mm
  • フード:FGHOO
  • サイズ:53mm x 73mm
  • 重量:461g
  • 発売:1931年

滲み玉と言われるライカヘクトール 7.3cm F1.9だが、少し思っていたイメージと違ったので入院させていた。
レンズもクリアになって、ガタついていた絞りリングも滑らかになり、
描写もイメージしていたものに近くなったので入院の効果はあったようだ。

このレンズはライツ最初の大口径中望遠レンズで、ライカC型用としてエルマー9cm F4と共に1931年に発売されたが、
描写の個体差の多いレンズである。


Leica III + Leica Hektor 7.3cm F1.9

いろいろなバリエーションがあるが、これは一般的な焦点距離リング全体がクロームメッキで他がブラック塗装だ。
この個体は距離計リングを回した時に鏡胴が回転しない直進ヘリコイド式であるが、
これはアグファの擬似カラーシステムに対応するためのようである。


Fuji X-E1 + Leica Hektor 7.3cm F1.9
開放絞り

全体的にふわぁとフレアが掛かっているが、戦前の大口径レンズらしいフレアや収差が大きく、
柔らかな湿度感のある描写である。


Fuji X-E1 + Leica Hektor 7.3cm F1.9
絞った描写

絞りを絞ると柔らかいながらもコントラストや解像感は増すが、今のレンズのようにキツすぎないのも、
この時代のレンズならではだろう。


Fuji X-E1 + Leica Hektor 7.3cm F1.9
蛙の卵ボケ

ヘクトール7.3cm F1.9のもう一つの特徴は「蛙の卵暈け」である。
上の写真にも右側の枝の暈けに蛙の卵が連なっているのが見られるが、なかなか面白い。

ヘクトール7.3cm F1.9はソフトフォーカスレンズとは違うので大きく滲まないが、
今のレンズとは違う、フワッとした柔らかな描写が魅力的だ。
ただ、被写体を選ぶレンズのようで、使うのも難しく評価しにくいレンズである。

2018年9月8日

x303 * 花魁








Olympus PEN E-P5
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR
デジタルテレコン
2014年 撮影

2018年9月6日

キットズームとデジタルテレコン

M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR

Olympus Penのキットレンズの標準ズームM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡRである。
今は「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」がキットレンズになっている。

35mm判換算で28-84mmになるこのレンズは、軽量で手軽に持ち出せるレンズで、
外観のチープな感じは別として、キットレンズとしては良いレンズで思っていた以上にクリアな写りである。


ヂジタルテレコンの虫眼鏡マーク

この標準ズームとデジタルテレコンが重宝するので、この機能を拡大ボタンに割り当てている。
デジタルテレコンの状態ではモニターの上部に虫眼鏡マークが表示される。

ファインダーに拡大された状態で構図が決められるので、後からトリミングするよりも良いように思う。


デジタルテレコン使用のJPEG画像

2倍のサイズにクロップしてくれるので、35mm換算で56-168mmのレンズになり、これ一本で28mm〜168mmをカバーできる。
2倍に拡大された画像は、画像処理エンジンで画素がデジタル補間され、オリジナルサイズで出力される。


上の写真のRAW画像

ただし、デジタルテレコンが適用されるのはJPEGだけでRAWはそのままである。

2018年9月5日

やっとインターネットが繋がった


台風21号の影響で昨日の夕方から光回線がダウン。
光回線につながっているネット、テレビ、電話が使えなくなっていた。
eo光の広範囲にわたっての障害のようだが、まだテレビが復旧しない。

一本化の弊害か。
かろうじて停電は免れたが・・・

2018年9月4日

2018年9月2日

Nikon シルボン紙セット

Nikon シルボン紙セット

長年使っているクリーニングペーパーのシルボン紙の2束セットで、1束500枚なので1000枚になる。

このシルボン紙セットはニコンが販売しているが、紙を束ねている包装には、
「OZU Corporation」「ダスパー」と印刷されているので小津産業製である。

横サイズ

シルボン紙のサイズは 8cm x 15cmで、ニコンFのサイズとほぼ同じなのがニコンらしい。


縦サイズ

横に並べてみると、ほぼダイヤルを含めた高さと同じなのがわかる。

このシルボン紙は1000枚あるので1日3枚でも1年ほど使え、カメラのボディやレンズ、メガネレンズの清掃など、
色々使える便利さで常備品になっている。

2018年9月1日

気になるカメラがなくなった

X-E1 & E-P5 &  X1

Olympus PEN E-P5、Fuji X-E1、Leica X1、今使っているデジタルカメラは、この3機種である。
それぞれ発売からE-P5が5年、X-E1が6年、X1が8年経過しているので、かなり旧型だ。
新しい機種をと思っても最近のミラーレスカメラは、どれも同じ様相で面白くもなく、
気になるカメラも見かけなくなった。

新機種には、たくさんの使わない機能が盛り込まれているが、この3台でもほとんどの機能を使っていない。
欲しいのはシャッター速度、絞り、露出補正、ISO感度とマニュアルフォーカスエイドの各ダイヤルだけである。

けれど、このようなデジタルカメラが作られることはないだろうから、古くなったとはいえ十分使える、
この3機種でいい。