2020年9月23日

レコードの保存

アナログ レコード

中古レコード店では探しやすくするためにレコードが斜めになるように並べているが、
これでは下の方のレコードに負担がかかり盤が反ったり歪んだりする恐れがあるように思うので、
隙間なく真っ直ぐに立てて傾かないようにしている。

そして、出し入れでジャケットが擦れるのを防ぐためにビニール袋に入れるようにし、
内袋は元々のものを静電気防止タイプの内袋に取り替えている。

長年これで、盤に歪みやカビが出ることがなかったので、今もこの方法である。

2020年9月11日

「未来技術遺産」2020

トプコン REスーパー

東京光学の「トプコン REスーパー」が国立科学博物館の令和2年度の未来技術遺産に登録されたようだ。

(選定理由)
「電気式露出計を組み込んだ一眼レフは1960年頃には存在したが、被写体像 を直接観察できる一眼レフの特徴を活かすには、撮影レンズを通った被写 体光を測るTTL(Through the Lens)測光が理想である。
本機は、ミラーにス リットを設け、その裏に特殊な測光素子をおいたミラーメーターを開発し TTL測光を初めて実現した35mm一眼レフである。
さらにレンズに絞り値情報 をボディーに伝える機構を設け、開放測光を実現するなど先駆的な機能も 搭載した。
この方式は有力な特許となり追随したほとんどのカメラメー カーは許諾を得てこの特許を使用することとなった。
同時期にシステムの 一環として製品化された300mm/F2.8 レンズやレトロフォーカス広角レンズ 等も高く評価された。
優れたシステム性と先進的な機能を独自の技術で実 現したカメラとして重要である。」
(重要科学技術史資料より)


これで、機械遺産に登録されたクイックリターンミラーの「アサヒフレックスⅡB型」、ペンタプリズムの「ミランダT」、
完全自動絞りの「ズノー」、そして未来技術遺産に登録されたTTL開放測光の「トプコン REスーパー」と、
日本の一眼レフを完成させた技術が評価されたことになる。

この「トプコン REスーパー」は初めてTTL開放測光を実現したカメラだが、システムカメラとしても完成度が高く、
ニコンFのモータードライブがメーカー調整が必要なのに対して、REスーパーは無調整でカメラに装着できたことも優れている。

TTL開放測光では装着レンズの開放絞り値を露出計に伝える必要があるがREスーパーでは、
これをピンでカメラボディに自動で伝える「連動ピン方式」として実現している。
これは特許出願されて、カメラメーカー各社がこの方式を採用したのである。

ところがニコンはAiレンズまで、この特許を使わずフォトミックF、FTでは開放F値を手動でセット、
FTNでは絞りリングを動かしてカニ爪の移動量で開放F値をセットする半自動としていたのである。
レンズマウントを変更しないためとされているが、戦時中は東京光学は陸軍系、日本光学は海軍系と、
軍需光学メーカーだった両社の微妙な関係とは考えすぎだろうか。

尚、今回は一眼レフの小型・軽量化をリードした革新的設計のシステムカメラとしての「オリンパス OM-1」と、
本格的オートフォーカス一眼レフの先駆者としての「ミノルタ α-7000」も未来技術遺産に登録されている。

2020年9月9日

ニコンFの巻き上げレバーの感触

Nikon F 巻き上げレバー

ニコンFは堅牢、高品質で評価が高かったが不完全なところも見受けられ、その一番残念なところは巻き上げレバーだろう。
上下にカタカタと動き、巻き上げ感触がゴロゴロしていて滑らかでなく、巻き上げ最後でカクッと手ごたえがなくなるが、
この状態では巻き上げは終わっていなくて、さらに巻き上げないといけない。
S2やSPでも同じだそうだが、精度のいい他のパーツに比べて、巻き上げレバーが何故この品質なのか不思議だ。
初めてニコンFを触った人は、傷んでいるのかと勘違いしそうである。


Canon F-1 巻き上げレバー

キャノンF-1の前期型の巻き上げレバー感触の良さは定評があり、
レバーの上下のガタつきもなく、最後まで巻き上げの滑らかな感触が変わらず絶品である。
長年F-1を使っていたので、これが当たり前だと思っていたが、ニコンFと比べると雲泥の差がある。
ただ、F-1後期型は巻き上げ角度が変更されたからか、前期型ほど感触はよくないようだ。

2020年9月7日

2020年9月5日

2020年9月3日

最期のMac OS

macOS X High Sierra

今使っているMacBook Proも6月で10年経過したが、その直後から動作が不安定になってきた。
10年経ってアップルタイマーが働きだした訳では無いと思うが・・・
サポートが終っている「Yosemite」なので当然かも知れない。

  • Safariが理由無く終了する。
  • Safariで表示できないサイトが増えてきた。
  • ペンタックスのDigital Camera Utility 5をインストール出来ない。
  • 現像ソフトLuminarをインストールできない。
  • i1Profilerが互換性がないと言うことで起動出来なくなった。

等々である

なので、MacBook Pro (Mid 2010) では最後のOSとなる「mac OS X High Sierra」にバージョンアップすることにした。
「GuitarPro 6」で互換性が無いと警告がでたが、今のところは大丈夫なようで、前述の問題も解決し、
一番よく使う「Lightroom 5」も問題ないようだ。