2023年5月30日

2023年5月28日

2023年5月26日

INDUSTAR-50 50mm F3.5のレンズクリーニング

INDUSTAR-50 50mm F3.5

INDUSTAR-50 50mm F3.5の初期型だが、どうもハズレ玉らしい。
クリア感がなくオールドレンズのありがちな、ベールをかけたようなザラッとした描写である。
このような安価なレンズは個体差が大きいので仕方ないだろう。
この初期型のデザインが好きなのだが、描写性能としては後期型のINDUSTAR-50-2の方がいいようだ。

このまま使わないで放っておくのも残念なので、改善すると思えないが、一応レンズのクリーニングをしてみた。


前玉と中玉のリング

こういうレンズは構造が簡単なので、すぐレンズユニットを取り外せる。
内側のカニ目リングで前玉が固定され、外側のカニ目リングが中玉である。
カニ目レンチだけで前玉、中玉、後玉を取り外せる構造だ。


前玉を押さえているリングを取り外した状態

内側のリングを外すと、前玉が置かれているのが見える。


前玉を取り外した状態

前玉は置かれているだけなので、そのまま取り外せる。


中玉のリングを回す

外側のカニメリングを緩めると中玉が取り外せる。

カニ目レンチを使う時はレンチを回すより、レンチは固定してレンズ鏡胴を回す方が安定するので、
レンズに傷をつけることを防げる。


中玉を取り外した状態

中玉を取り外すと中に絞り羽根が見える。
絞り羽根の後ろ側に後玉がある。


後玉を取り外した状態

後玉は少し奥にあるので外しにくいが、マウントの後方から見えるカニ目を回して外すことができる。
後玉も取り外すと絞り羽根が見える。

レンズをクリーニングしてスマホのライト機能で確認、後は組み立てれば完了だが、
前玉に傷が多く、後玉にも薄い傷が少しある。
後玉の傷は致命的なので、これも原因かなと思う。

結果は、少しクリアになってシャープさがでたかなという程度で、大きくは変化なしだった。

2023年5月24日

たまにはマニュアル露出で

キヤノンのレンジファインダーカメラ説明書の露出設定表

いつものオート露出ではなく、マニュアル露出で撮って見たくなる時がある。
マニュアル露出といってもカメラの露出計を使ってのマニュアル露出ではなく、
露出計を一切使わないで撮るということである。

上の画像はキャノンのレンジファインダーカメラの説明書に記載されていた露出の設定表で、
露出計のないキヤノン6Lを使っていた時は、これを参考に設定を決めていた。

私の常用の設定は1/250とF8で、使用フィルムはISO400のコダックトライXが多かった。
上の表で1/250、F8を探すと春の明るい街路スナップがその設定になっているので、
ストリートスナップにはちょうどよかった。

けれど上の表はフィルム感度ISO100を基準としているので、ISO400のフィルムだと露出オーバーになるのだが、
時刻の欄を見ると3時〜4時では3倍の露出となっている。
これが露出倍数なのか、よくわからなかったが、かってに2段と考えてISO400のフィルムで適正露出としていた。
夕方に撮ることが多かったので、これでほぼ問題なく使えていた。

さらに日陰は2段多めに、夏は一段少なめに、冬は一段多めの露出でということである。


フィルム外箱の露出説明

このほかに「サニー16ルール」というのもあるが、晴天順光で空の明るさを基準とした露出決定方法である。

絞り値を16にセットし、ISO感度に近いシャッター速度で撮ると、光の当たっているところは適正露出になる。
例えば、ISO400ならばシャッター速度1/500で絞りF16、ISO100ならば1/125でF16となるが、
この設定でカメラの露出計を確認すると2段近くアンダーになってることが多い。

この露出設定に固定して撮ってみると、思いがけないショットが撮れることがあるが、
被写体に光が当たっていることが大前提になる。

「サニー16ルール」を上の表に当てはめてみると、ISO100、1/125、F16だと、
春の普通風景のISO100、1/250(1/125)、F11(F16)に該当するので、ごく一般的な露出であることがわかる。

以前はフィルム外箱にも露出の説明が書かれていた。
上の画像の外箱では快晴の時はISO100、1/250、F11となっているので、
シャッター速度と絞り値を変更すると、ISO100、1/125、F16になり「サニー16ルール」に当てはまる。

これとパンフォーカス設定を組み合わせれば、後は被写体に向けてシャッターを押すだけの撮影が楽しめそうだ。

2023年5月21日

2023年5月15日

x659 * Walk In

Fuji X-E1
Minolta M-Rokkor 90mm F4
SILKYPIX Developer Studio Pro

2023年5月13日

x658 * Run Down

Fuji X-E1
Minolta M-Rokkor 90mm F4
SILKYPIX Developer Studio Pro

2023年5月11日

使いこなせない HEKTOR 7.3cm F1.9

Fuji X-E4 + Leica Hektor 7.3cm F1.9

「HEKTOR 7.3cm F1.9」は時々持ち出して撮っているのだが、使いこなすことができない難しいレンズで、
いつもガッカリさせられている。

確かに被写体を選ぶレンズであり、ストリートスナップでは他のレンズと同じように扱ってしまうと、
モヤッとした平坦な描写になってしまい、このレンズの魅力を出すことができない。

このレンズを知ったのは、ある一枚の写真を見た時である。
どこで見たのか忘れてしまったが、レストランかカフェで窓際の席に座った女性客に窓から射し込む光が、
柔らかくフレアがかかり、ローキーな室内の中に浮かび上がって、空気感と静けさを感じる作品だった。
こういう写真が撮りたくて当時はまだ安価だったので手に入れたのだが、
このように光を選ぶレンズなので、そうは簡単にいかない。
ボケの調整や、被写体の距離と背景の距離とのバランスでも描写が大きく変わる。

APCSで使っているからなのか、やはりフルフレーム向きなのか、心象風景がいいのか、
現代的なモチーフには不向きか、ローキーか、ハイキーかといろいろ悩んでしまう。
個体差が多いのでハズレ玉だろうと、レンズのせいにする。
そういう、万人向きではないレンズなんだろう。


Fuji X-E4 + Haoge THB-X4B サムグリップ 富士フイルム X-E4用

絞り開放付近で撮ることが多くなるので、電子シャッターを備えているX-E4で使うことになるが、
流石に461gのレンズだと、軽量コンパクトなX-E4ではホールドするのが辛いので、
重いレンズにはサムグリップを取り付けることにした。

サムグリップはもう選択肢も少なくなっているが、
Haogeの「 THB-X4B サムグリップ 富士フイルム X-E4カメラ用 ブラック」が、
安価で使い勝手が良さそうなので取り付けている。

親指の当たるところに滑り止めは付いていないが、斜めになっていて上むきに力がかかるので、
ホールド感はよく、グラつきもなくしっかりと固定される。

この組み合わせで「HEKTOR 7.3cm F1.9」を、しばらく使い込んでみようと思うが、
それでダメだったら手放すことになるかもしれない。

2023年5月6日

x657 * モノクロームの記憶






モノクロフィルム時代の
レンズには
アクロスがいい

Fuji X-E4
Leica Summar 5cm F2

2023年5月1日

もし、Fuji X-E5があるならば


  1. デザイン外観はそのままに
  2. チルトモニターは90度で画像の反転が起こらないように
  3. スティックを一段上に
  4. その後にQボタンを
  5. ファインダーをX-E1と同じ大きさに
  6. ブラックボディの型番ロゴは上面に
  7. 前面ならば白文字ではなくグレーに
  8. ボトムカバーもマグネシュウム合金に
  9. パーツは全て金属に
  10. 電池蓋はカタカタしないX-E1のようにしっかりしたものに
  11. シャッターダイヤルのPモードはなしに
  12. ストラップ金具を一般的なアイレット型に
  13. カスタムに登録する項目を選べるように
  14. レンズ名は登録したリストから選んで設定できるように
  15. 2倍のデジタルテレコンが使えるように