Fuji X-E1をセンサークリーニングのために、富士フイルムのXメンテナンスに出した。
センサークリーニングとはセンサー保護ガラスの表面のクリーニングのことで、
最近はセンサークリーニングキットが販売されていて、軽い汚れなら自分でもクリーニングができるようだが、
汚れが酷いのと安全のためメーカーでクリーニングをしてもらうことにした。
Xメンテナンスでの検査といっても、センサークリーニング以外は外部からの目視によるチェックと、
外観のクリーニングであり、さらにX-E1は修理受付対応製品ではないので不具合があっても修理はできない。
一応、クリーニング前とクリーニング後のセンサー汚れのテェックをしたが、その方法は、
手振れやピントは関係ないので、絞りは最小のF22、ISO感度は200にセットし、
マニュアルフォーカスでピンボケにして、一番明るくしたパソコンの白い画面を撮影した。
それが下の画像で、汚れがよくわかるように現像ソフトで強調しているが、
カラーだとあまりにも画像が汚いのでモノクロにしている。
X-E1のセンサークリーニング前(現像ソフトで強調)
X-E1のセンサークリーニング後(現像ソフトで強調)
クリーニング後は細かい汚れは無くなったり薄くなっているが、一つ大きな丸い影がはっきり残っているのは、
センサー焼けのようなものだろうか。
点検表には特にセンサー焼けがあることは書かれていなかったが、太陽を写し込むとこうなるのかもしれない。
フィルムのレンジファインダー機では、太陽によるシャッター幕焼けを防ぐため、
レンズを体の方に向けて肩からかけるとか、フォーカスリングを無限遠のままにしないとか、
絞りを絞ったままにしないとか、レンズキャップ を付けるとか、気を遣うのだが、、、
電源オフ時にシャッター幕やシールドなどでセンサーを保護する機能を備えているメーカーもあるが、
富士フイルムはシャッター幕の方が故障しやすいということで搭載しないようだ。
このようなセンサーの汚れはレンズの絞りを開いて撮っていると、ほとんど気にならないが、
最小絞り近くにして撮影したりすると、これらの汚れが写り込むだろう。
X-E1のセンサークリーニング後(現像ソフトで強調なし)
現像ソフトで汚れがよく見えるように強調しないとこの程度であり、
一つ大きな丸い影は残っているが、F22にまで絞って使うことはほとんどないので問題ないだろう。
もう一つセンサークリーニングをして良かったことは、
ファインダーを覗くと明らかにクリーニング前よりクリアーになり、スッキリ見やすくなったことである。
ミラーレスカメラのEVFはセンサー画像がそのまま表示されているので、クリーニング効果があるのだろう。
購入してから10年近く過ぎたX-E1だが、とりあえずセンサークリーニングでリフレッシュできたので、
これからも使っていきたいと思う。