2023年12月30日

アコギにナイロン弦を張る

DADDARIO / EJ33 Folk Nylon - 80/20 Bronze/Clear Nylon Trebles

昔弾いていたクラシックギターのナイロン弦の音が懐かしくなり、アコギにナイロン弦を張ることにしました。

ボールエンドでないナイロン弦を、丸結びで結び目を作ってブリッジピンで止めることもできるようですが、
アコギにナイロン弦を張るのは初めてなので、安全のためにボールエンドのナイロン弦を使うことにします。

弦は、DADDARIOの「EJ33 Folk Nylon - 80/20 Bronze/Clear Nylon Trebles」で、ボールエンド弦です。


ブリッジピンで取り付け

ボールエンドなので、アコースティックギター用の弦と同じようにブリッジピンで取り付けることができます。

このアコギはフィンガーピッキング向きなので、ピックガードもなくてネックも少しだけ太く、
表板もクラシックギター のように薄くなっているので、ナイロン弦にも向いていると思います。


1弦、2弦のマーチン巻き

スチール弦を張る時は、引張った状態から1フレット分程度を戻して緩めてから巻きますが、
ナイロン弦は伸びるので、戻さず逆に軽く引っ張った状態から巻いていきます。

一度チューニングが合っても、その後弦が伸びるので1巻きほど巻き数が増えます。
特に1弦はよく伸びて、安定した頃には4巻になっていたので、よく引っ張って巻くのがいいでしょう
弦が伸びなくなって、チューニングが安定するまでに10日ほどかかります。
そういえばアコギを使い出した時、チューニングがすぐに安定するので驚いたことを思い出しました。

ペグポストへの弦の巻き付けはスチール弦と同じ方法でいいですが、単に巻き付けるのではなく、
マーチン巻きで取り付けた方が、弦の先端を押さえられるので滑りにくいと思います。


5弦、6弦のマーチン巻き

スチール弦は飛び出していると危険なのでギリギリでカットするのですが、ナイロン弦は滑るかもしれないので、
余裕を持たせてポールの高さに合わせてカットしてみました。


弦とナットの噛み合い

6弦はアコギの弦より細いのにナットの溝に少し浮いているようで、少し歯切れが悪い音です。
この弦のゲージは、028、032、040、031、037、045ですが、
ERNIE BALLの「ERNESTO PALLA BLACK & GOLD NYLON BALL-END」は028、032、040、030、036、042と、巻線のゲージが少し細いので、こちらの弦も試してみようと思います。

このアコギと弦の相性なのかクリアーさは少し落ちますが、柔らかなナイロン弦のトーンは味わえるので、
クラシックギター の代用として使えそうです。

とりあえず昔よく弾いていたタレガの曲を、もう一度練習してみたいです。

2023年12月11日

PC環境を少し改善

MacBook Proへの接続状態

暫くPC周りの環境の見直しをしてなかったので、少し新しい機器に更新してみました。

一つ目は、Wi-Fiルーターへの接続機器が増えてきたのでネットの環境を少し見直しました。
今のWi-Fiルーターへの接続機器は、パソコン4台、スマホ3台、テレビ2台、プリンタ1台、その他1台で、
全て常時接続されていませんが、アンテナ1本のエントリーモデルWi-Fiルーターなので、
接続が途切れることが多くなってきました。

そこで、アンテナ4本のWi-Fi 6 11ax / 11ac規格のWi-Fiルーターに変更して、Wi-Fiの速度アップと安定を、
そして今更のWAN側回線速度を1ギガにしたのです。
これで接続が切れることもなくなり、体感的に速度も速くなりました。

二つ目は、PCとは関係ありませんが、Fire TV Stickを第2世代から 第3世代 にしました。
これで動作が重いとか、スリープから復帰しないとか、突然ホーム画面に戻ってしまうとか、
映像と音声がズレるとか、字幕がすぐに表示されないとかが解消され、
頻繁に行っていたFire TV Stickの電源オフ、オンもしなくてよくなりました。

そして最後はUSBハブです。
今使っているMacBook ProにはUSB-C Thunderbolt 3が2ポートしかないので、USBハブを直付けしていますが、
上の写真のような状態で、狭いデスクにケーブルが這いPCも移動しにくいのです。
テレビを接続するHDMIポートもなく、またポートが少なくモニターディスプレイと充電ポートが共有になるので、
充電中はモニターが使えないのです。
またSDカードやUSBメモリーの抜き差しも、PCを持ち上げないとできないなど使い勝手が悪いです。


GIISSMOドッキングステーションの背面の端子

接続したいデバイスは
  • テレビ:HDMI
  • DELLモニターディスプレイ:Display Port / VGA
  • ウェスタンデジタル HDD My Book Studio:FireWire 800 / USB-A 2.0 (480Mbps)
  • ウェスタンデジタル HDD WD Elements Desktop:USB-Micro B 3.0 (5Gbps)
  • Crucial X6 外付けSSD:USB-C 3.2 Gen-2 (10Gbps)
  • オーディオアンプ:USB-B 2.0 (480Mbps)
  • Fujifilm X-E4:USB-C 3.2 Gen1x1 (5Gbps)
  • USBメモリー: USB-A 3.1 / USB-C 3.1
  • SDカード
などです。

色々なUSB HUBを探しても、ポートが足りなく、平置き型でケーブルがデスクの上に広がるものが多いです。
デスクにケーブルが広がらずポートを増やすには、ドッキングステーションタイプのHUBということになりますが、
このタイプのUSBハブは高価で、Macユーザーに人気のあるCalDigit Thunderbolt 3対応のものは3万円台、 
CalDigit Thunderbolt 4対応のものは6万円ほどします。
ポートの増設には高価すぎるので、「GIISSMO MacBook Pro/Air専用 ドッキングステーション」しましたが、
それでも1.5万円します。
MacBook Pro/Air専用という、かなりニッチな商品なのですが、、、
  • 4K@60HzHDMIポート ×2
  • 10Gbps USB-Cデータポート ×1
  • 10Gbps USB-Aデータポート ×1
  • 5Gbps USB-A 3.0ポート ×3
  • USB-A 2.0ポート ×2
  • 100W USB-C PDポート ×1
  • 3.5mmイヤホンジャック ×1
  • RJ45 LANイーサネットポート ×1
  • 3.0規格 SD/TFカードスロット
  • ON-OFF 独立スイッチ
という仕様で、Mac OS対応トリプルディスプレイモニターということで、2つの4K@60Hz HDMIポートを使って、
Macbookから2台の外部ディスプレイに拡張モードと複製モードで表示できるようですが、
M1、M2チップのMacbook Pro 2020/2021/2022、Macbook Air 2020/2021/2022には対応していないようです。

背面のUSB-C端子は上二つがMacとの接続用、一番下は充電用なので背面には使えるUSB-C端子はありません。

DELLのモニターはDP端子とVGA端子しかないので、HDMI to DPのコードを使用することになります。
DPはHDMIを包含しているのでDP to HDMIのケーブルは安価で多種ありますが、
HDMIはDPを包含していないのでプロトコル変換が必要で、HDMI to DPのコードは少し高価で種類も少ないです。
Mac専用ということならHDMIを一つ、DPを一つにして欲しかったです。


GIISSMOドッキングステーションへの接続

背面に使えるUSB-C端子はないので、SSDはフロント側のUSB-C(10G)に接続していますが、
もう一つUSB-A(10G)があるので、どちらかを背面に付けて欲しかったです。 
HDMI to DPのコードはプロトコル変換を行うのでUSB-Aからの給電ケーブルが付いていますが、
特に使わなくても正常に動作しています。

それにしても、USB規格はカオス状態です。
規格がバラバラだった周辺デバイスの接続を統一するために考えられた規格ですが、
よく目にするコネクタ形状はUSB-A、USB-B、USB-C、USB-Mini B、USB-Micro Bなどがあり、
通信規格はUSB 2.0、USB 3.2 Gen 1 (USB 3.1 Gen 1、USB 3.0)、USB 3.2 Gen 2 (USB 3.1 Gen 2)、
USB 3.2 Gen 2x2、USB4、そしてUSB-Cはデータ転送以外にPD(Power Delivery)、HDMI及びDPの映像出力、
さらにThunderboltを含んでしまったため非常に複雑になっています。

このドッキングステーションの表示もUSB-AにはUSB 2.0、USB 3.0 、10Gbps、5Gbpsの表示があり、
USB-CにはPD、10Gbpsの表示があります。
USB-C 20Gbpsとか、USB-A 5Gbpsの表示がわかりやすいと思うのですが、、、


GIISSMOドッキングステーションの設置

接続が済み、このように設置できたのでMacBook Proとはケーブル1本の接続でデスクの上がスッキリしました。
これで全ての機器が接続できて、背面のUSB-A 5GbpsとフロントのUSB-A 5Gbpsと10Gbpsが空いている状態です。

使用感は、音楽の再生が少し変化してしてノイジーな感じになったので、
USB3.0からUSB2.0に差し替えたらら、少し落ち着いて以前の音に近づきました。
音楽は5Mぐらいの転送速度で十分なのでUSB2.0の方が相性が良いのかもしれません。

充電機能は問題ありません。
4KではないですがインテルMacなので、3枚のモニター表示もできています。
SDカードやUSBメモリーの抜き差しも楽になりました。

ウェスタンデジタルのHDDは、Macをシステム終了して電源がオフになると自動的に電源オフになるのですが、
GIISSMOドッキングステーション接続では、フロントのボタンを押して全てのデバイスの接続を解除しないと、HDDは電源オフにならないのが面倒です。

背面のポートの種類とか改善して欲しいところもありますが、外装はオールアルミ製で高級感はあり、
デスクの上もスッキリして、今のところ安定して使えているので改善効果はあったと思っています。

こういうドッキングステーションが、もっと安価になればいいのですが、、、

2023年11月19日

2023年11月17日

2023年11月15日

2023年11月11日

富士フイルムの価格改定

XF 18-55mm F2.8-4R

富士フイルム、今度は値上げである。

XF18-55mm F2.8-4Rの欄を見て目を疑ってしまった。
値上げ幅が凄くて89,100円だったのが、138,050円と約5万円の値上げである。

上の写真のXF18-55mm F2.8-4Rは初期のMade in Japanで、中古4万円台で購入したのだが、
この値上げ価格だったら手が出ない。

リニューアル版の噂もあるので、その価格を当てがったのだろうか。
XF16-80mm F4Rが139,150円と同じような価格なので、こちらがキットレンズになり、
XF18-55mm F2.8-4Rは廃版になるのか、それともXCレンズになってしまうのか、と詮索してしまう。

ボディはオープン価格となっているが、店頭でいくらになるのだろう。
富士フイルムのレンズは当初から他社に比べると割高だったが、ボディは安くフィルムカメラ風だったので、
オールドレンズの母艦として使っていたが、最近はそれも難しくなってきた。

カメラのサイズと価格もフルサイズ機と変わらなくなってきているので、
レトロ感を望むならニコンのZfcやZfも良いのではないかと思ってしまう。

色々な要因が重なって今の状況になっているのだろうが、製品があっても商品がない、
そのうえ値上げとなると、これから富士フイルムのカメラをと思っている人には厳しいだろう。

最近はカメラ業界全体が高価格化傾向であるが、オーディオ業界のようにスペック競争と高価格化で、
ユーザー離れが進んでしまわなければいいが、、、

2023年11月3日

富士フイルムがヘン

富士フイルム

X-T5、X-S20が受注停止らしいが、富士フイルムのカメラ事業はどうなってるのだろうか。

富士フイルムモールでXシリーズを覗いてみると、X-S20、X-T5、X100Vが注文受付停止、
X-H2とX-H2Sは6週間の入荷待ちという状況になっている。
つまりXシリーズですぐ手に入る機種はないということで、ほぼ全滅である。
カメラメーカーとしては異常な状態だろう。

海外ではX-S20、X-T5も在庫があるようなので、なんだかX-E4と同じようだ。
X-E4は国内でディスコンになってからも海外では販売継続、
海外でディスコンになったのは、その1年後ぐらいである。

メーカーからの公式の説明がないので状況がはっきりしないが、一般的な電気製品と違って、
カメラは嗜好性の高いものなので、この状況ではユーザー離れが進むかもしれない。

よく噂になっている理由に、特殊なX-Transセンサーなので、簡単に追加発注できないため、
販売予測を立てて一括発注していて、余ればセンサー消化機種と言われるX-E系で消費、
なくなればディスコンにする。
X-E4がその例で、第4世代のX-Transセンサーが、あまり余らなかったので、
残りをX-S10に回してX-E4は早々にディスコンにしたのかもしない。
ただ、X-T5、S-20は第五世代が始まったばかりの機種なので、これには当てはまらないと思うが、、、

そのほかにも海外マーケット優先の販売体制だろうとか、販売予測が甘いとか、憶測されている。

コダックや小西六と同じように写真フィルムを売るためにカメラを作っていた企業だが、
カメラで利益をあげられないので消極的になってきたのだろうか。
このように長期に渡っての商品不足が続くと、カメラの生産を続けるつもりがあるのかと疑ってしまう。
初期のカメラ開発のコンセプトも薄れてきているようでもあり、オリンパスのようになって欲しくないのだが、、、

2023年10月22日

ジャズ ロフト:ユージン スミスの記録

映画「ジャズ ロフト」

「ジャズ ロフト」は、ユージン スミスが1950年代半ばから住んでいた、マンハッタンのロフト時代の写真や、
ジャズ ミュージシャンとの交流のドキュメンタリーで、写真から見たり、ジャズから見たりと、
それぞれを楽しめる映画である。

写真としては、レンブラントを思わせるような光を作り出す「漂白」に関する話や、
少しだけだが、覆い焼きの手の動きなども見られて、
フィルム写真、特にモノクロ写真は、暗室作業も含めての作品作りが基本だということを改めて教えられる。

ライフ時代、マグナム時代の写真や従軍カメラマンとして沖縄戦で重傷を負い、
2年の療養後に自分の子をモデルにして撮り、復帰のきっかけとなった「楽園への歩み」のことにも触れている。

写真を嫌がるジャズミュージシャンだが、自然なシーンで撮られているのは、
「存在を感じさせない撮影だった」という、ミュージシャン達の言葉からも明らかであり、
これは撮影者の気配を消すという、ストリートスナップの基本にも通じる話だろう。

***

録音としては写真に専念するため家族と離れ住んだ、マンハッタン6番街のロフトをジャズセッションの場とした、
ビバップ、ハードバップというジャズ全盛期の音の記録である。

ミュージシャンだけでなく、様々なアーティストが集まるロフトの至る所にマイクを取り付け、
そこで繰り広げられた日常の全ての音を、写真を撮るようにオープンリールのテープレコーダーで録音している。

ジャズミュージシャンたちのセッション、会話や電話の録音、特にタウンホールでの名演のリハーサルで、
セロニアス モンクのピアノ曲をオーケストラに音を振り分ける際の混乱の話は興味深い。

***

窓から流れ込む街の騒音、暗室作業や写真の選別の時に絶えず流れる音楽。
ジャズミュージシャンの写真や、ロフトの窓際にカメラを並べて下の通りを撮った写真から音が感じられるのは、
録音だけではなく、写真でも音を撮るということなのだろうか。

部屋中に溢れる写真、レコード盤、オープンリールテープ、機材、ここではカメラなどについては語られてなく、
あくまでも写真であり、それとジャズや生活の音とのフュージョンなのである。

2023年10月16日

x686 * 秋の訪れ






Fuji X-E1
Zeiss Vario-Sonnar T* 80-200mm F4
Carl Zeiss Softer II (2)

2023年10月14日

CONTAX  G Sonnar T* 90mmのマウントアダプター

K&F Concept レンズマウントアダプター KF-CGX フォーカスリング付き

「CONTAX  G Sonnar T* 90mm」をミラーレスカメラで使うには、当然マウントアダプターが必要になるが、
今使っているのは「K&F Concept レンズマウントアダプター KF-CGX」である。

このCONTAX Gレンズ用のマウントアダプターは、一般的なレンズ用とは違ってヘリコイドリングが付いているが、
これはCONTAX  Gレンズがオートフォーカスレンズなので、フォーカスリングが付いていないからだ。

焦点距離の異なるGマウントレンズには、マウントアダプターで使えるレンズとそうでないものがあり、
このマウントアダプターでは次のような状況になっている。

「G Biogon T* 21mm F2.8」
「G Biogon T* 28mm F2.8」
「G Planar T* 35mm F2」
「G Planar T* 45mm F2」
「G Sonnar T* 90mm F2.8」
は取り付けることができるが、

「G Hologon T* 16mm F8」
「G Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6」
はレンズの後群がマウントから飛び出しているので取り付けることができない。


レンズとマウントアダプターの噛み合わせ

レンズのマウント部にはボディ側からコントロールするフォーカス用のピンが付けられているが、
これとマウントアダプターのピンを噛み合わせ、アダプターのリングを回すことでこのピンを回転させ、
レンズを繰り出してピント合わせをする。

こういう構造なので、マウント部分が回転しないスピゴット式なのだろう。


レンズ取り外しレバーの位置

マウントアダプターのレンズ取り外しレバーの位置が真横で、しかもリングにかぶさっているので、
リングを回すときに親指が当たるのが難点だが、慣れれば少し上側を持って回すことができるだろう。


Fuji X-E4 + CONTAX  G Sonnar T* 90mm F2.8

マウントアダプターのリングの操作感は、通常のレンズのフォーカスリングほど滑らかではなくて、
ゴロゴロとした感触だが、使いにくいこともない。
また、マウントアダプターのリングがボディのマウント側に近いが、普通に指がかけられるので窮屈でもない。

「CONTAX  G Sonnar T* 90mm F2.8」を入手するとき、マウントアダプターの操作性が気になったが、
意外と問題なく使えている。

2023年10月11日

CONTAX  G Sonnar T* 90mm F2.8

CONTAX  G Sonnar T* 90mm F2.8

  • レンズ構成:4群5枚
  • 焦点距離:90mm
  • 撮影距離:1m〜∞
  • 絞り羽根枚数:8枚
  • 絞り:F2.8〜F22
  • フィルター径:46mm
  • 最大径 x 長さ:56 x 63mm
  • 重量:240 g
  • マウント:コンタックスG
  • フード:GG-3
  • 発売年:1994年
  • 発売時価格:4万7000円

CONTAX G1

レンジファインダー? でありながらオートフォーカスというカメラ「CONTAX G1/G2」用のレンズで、
カラーはシャンパンゴールドとブラックがあるが、シャンパンゴールドは「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」
のような色合いである。

二重像合致式でないG1やG2ではピントが合わせづらくて人気がなかったようで、
オートフォーカスではピントが外れることも多かったらしい。
機械的に距離を合わせるレンジファインダーカメラのように、ファインダー内に二重像が表示されないので、
どこにピントが合っているかわかりにくいカメラだったようだ。

測離窓を持っているがファインダーは素通しで、今のミラーレスカメラのようにセンサーで三角測量をするので、
強いていえば富士フィルムのX-Proのようなフィルムカメラだろうか。


指標と絞り目盛りのズレ

ボディに付けていない状態では、絞りリングの目盛が指標とズレているが、
これが正常でボディに取り付けると一致する。
電子接点やヘリコイド駆動用のカプラーがあるためか、レンズの装着方式はバヨネット式ではなく、
マウント部は固定でレンズ鏡胴を回転させるスピゴット式なので、キヤノンNew FDレンズと同じような仕組みだ。


Fuji X-E1 + CONTAX  G Sonnar T* 90mm F2.8

「KIYOHARA SOFT VK70R 70mm F5」と同じように、これもミラーレスカメラで息を吹き返したレンズだろう。
とはいえ、本来マニュアルフォーカスレンズではなくオートフォーカスレンズであるので、
レンズにフォーカスリングがなく、マウントアダプターでフォーカスを合わせることになるのが難点だ。

硬調なレンズと評価されるようにコントラストが強めの芯のある描写だが、
テッサーのようなカリッとしてなくて、柔らかい諧調で少しウェット感があるように思う。

今は望遠レンズ系は標準、広角系より安価だが、「CONTAX  G Sonnar T* 90mm F2.8」も、
「CONTAX G Planar 45mm f2」に比べると安価なので、ミラーレスでの望遠スナップには手頃なレンズだろう。

2023年9月22日

2023年9月19日

2023年9月16日

このすごいヴァイオリン奏者は

 
Himari Yoshimura (8 years old) 吉村妃鞠 - Sarasate: Zigeunerweisen [2019]

もう、よく知られている吉村妃鞠さんですね。
この時は8歳ですが演奏テクニックとリズム感、曲の解釈、表現力が凄いです。
私はヴァイオリンはよく知りませんが、安定した弓の動きや、弓のスピード感をすごく感じます。
この動画もよく知られていて、演奏前の審査員の表情と、演奏が始まってからの表情が全く違いますね。
全審査員が満点の12を出して、12点では足らないとも言ってるようです。


Mini Violini 2023 - Concerti - Himari

彼女は読書が好きだそうで、そういう文字から得る表現や情景描写は、
音符から読み取る表現や解釈にも繋がるのでしょうか。

また脳の活性化のため、音読も欠かさないようですが、
これも声を出して耳に入る音から情景を感じ取るということが、
弾いた音の表情を耳で感じ、さらに情景描写を増していくということに繋がるのでしょうか。
小学生の頃の音読の大切さはよくいわれていますが、こういう面でも効果があるような気がします。


Opening ceremony of 16th International Festival “Moscow Meets Friends”
November 25, 2019

このオーケストラとの演奏は圧巻で、ソロパートでは後ろの演奏者たちも聴き入ってますね。
クラシック音楽に疎い私でも、この美しいハイトーンに聴き入ります。

妃鞠 HIMARI | Violin - オフィシャルサイト