2018年11月29日

Canon Angle Finder B

Canon Angle Finder B

アングルファインダー B
  • 型式:アタッチメント式アングルファインダーB
  • レンズ枚数:6枚および反射プリズム
  • 倍率:0.97倍 正立正像
  • 視度調節:回転式調節 +2〜−4 ジオプター
  • 取り付け:丸型接眼部 … ねじ込み式
         角形接眼部 … 差し込み式(アダプターS使用)
  • 取り付け角度:変更可能(360度)
  • 重さ 約120g
  • 付属品:アダプターS
  • 対象機種:F1、サーボEEファインダー、ブースターTファインダー、EF、FTb、FT、
         FX、ペリックス、EXオート、EX EE、RM

買ってはみたものの、あまり使わなかったキヤノンF1時代のアングルファインダー Bである。

今はアングルファインダー Cになっていて、ファインダー全視野をカバーする1.25倍と、
中央部を拡大する2.5倍の切り替えができるようだが、B型は0.97倍だけである。
けれど、B型は金属製でズシリと重く頑丈だ。
この他に、正立左右逆像のアングルファインダーA2もあった。


説明を追加

取り付けはネジ式でファインダーのアイピースを外して、ぐるぐるとねじ込まないといけないのが面倒なのと、
左方向に角度を変える時に取り付けネジが緩んでしまうのにも困った。
ロックできるようにするとか、バヨネット取り付けにできなかったものかと当時は思った。


アダプターS

ファインダー窓が四角いFTbなどには、付属のアダプターを使って差し込むようにして取り付ける。


説明を追加

アングルファインダーの代わりにウエストレベルファインダーも考えたが、
横位置で左右逆像なのとキヤノンF1では露出計が見えないので使うことはなかった。


説明を追加

今はウエストレベルファインダーの方がアングルファインダーより実用的に思え、
ニコンF用のウエストレベルファインダーを手に入れたが真四角構図で使うのが面白そうである。

2018年11月27日

x327 * 秋陽

Fuji X-E1
Kiyohara Soft VK70R

Fuji X-E1
Leica Hektor 7.3cm F1.9

Fuji X-E1
Kiyohara Soft VK70R

2018年11月25日

古いカメラケースとストラップ

カメラケース

カメラの革ケースが出てきた。
おそらく昔使っていたキヤノンVI Lに付いていたものだろうが、カメラケースは使わないのとボロボロなので、
そのまましまい込んでいたのだと思う。

で、見てみるとストラップが付いている。
昔のカメラケースはこのようにケースにストラップが付いているのもが多かった。
Leica II型もストラップ用のアイレットが付いていなかったので、ストラップのついたケースに入れて使うのが普通だった。
カメラにアイレットが付いたのはIII型からである。


ストラップ

このストラップはかなり痛んでいるが、皮革用のエム・モゥブレィ・デリケートクリームで磨いてみると、
カサカサだった表面がしっとりとして光沢も出たので、Leica III型に付けてみることにした。


Leica IIIとストラップ

時代考証的には20年ほどの開きはあるが、立派なリアル アンティークである。

2018年11月21日

されど ストラップリング

三角リングと丸リング

たかがストラップリング、されどストラップリングである。

以前ライカIII型用にDリングを探していたが、見つかるのは丸型と三角型ばかりで、
販売されているDリングはアクセサリー用の一重環、カメラに使われる二重環はもう販売されていないようだ。
手に入る丸リングも大きくて小型のライカIII型には似合わない。


Leica IIIの 丸リング

仕方なくライカX1のストラップに付いていた丸リングを外して、ライカIII型に付けた。
バルナックサイズを謳っているX1のリングなので、ぴったりサイズでバランスがいい。


Nikon Fの Dリング

その後、手に入れたニコマートFTNに偶然、Dリングが付いていたので、これをニコンFに付け替えてみた。
ニコンFのような古い一眼レフにはDリングが似合うように思う。


Canon F1の 三角リング

キヤノンF1には少し太めの、がっしりとしたオリジナルの三角リングが付いている。
何故かF1時代のカメラには丸リングやDリングのイメージが湧かないので、見慣れた三角リングがいいようだ。


Dリング

そして不思議に集まる時は集まるもので、最近またDリングが手に入ったが取り付けるカメラがないのである。

どうでもいいような小さなパーツだが、フィルムカメラだと何故か拘ってしまう。

2018年11月17日

Olympus PEN EES-2

Olympus PEN EES-2


  • 型式:ハーフサイズ レンズシャッターカメラ
  • レンズ:D.Zuiko 30mm F2.8 3群4枚
  • 焦点調整:目測式前玉回転式
  • フォーカシング:ゾーンフォーカス
  • シャッター:オリンパス製 前期型 オート1/30、1/250秒
  •                  マニュアル1/30
  •              後期型 オート1/40、1/200秒
  •                  マニュアル1/40
  • ファインダー:アルバダ式ブライトフレーム 0.5倍
  • 露出計:セレン光電池、プログラムEE方式
  • フィルム感度対応範囲:ASA25~400
  • シンクロ接点:X接点
  • フィルム巻き上げ:リア-ワインデイング式
  • フィルター径:43.5mm
  • サイズ:108 x 66 x 48mm
  • 重量:370g
  • 発売価格:12.800円
  • 発売期間:1968年~1985年


ハーフサイズのコンパクトカメラである。
フィルムカメラでは35mmサイズを使っていたので、この手元に残っているEES-2もあまり使っていなかった。


Olympus PEN EES-2

これには純正のソフトケースとストラップが付いて、レンズキャップはビニール製の被せ式である。


純正フィルター

フィルターは純正品の43.5mm径 銀枠 SKYLIGHT 1Aで、前枠にネジの切られていないタイプだ。


ASA感度リング、フォーカスリング、絞りリング

先端がフィルム感度リングでASA(ISO)は最高400だが、一般的なISO100,200,400のフィルムが使える。
EES-2には露出補正機能がないが、このASA感度を使って補正できる。
フィルム感度より大きい数字にするとアンダー補正で、小さい数字にするとオーバー補正になる。
例えばISO100のフィルムでASA感度を400にセットすると−2EV(2段分のアンダー補正)となる。

フォーカスリングには、ゾーンフォーカスのマークが付いている。
山マークの風景が無限遠、赤マークのグループスナップが3m、二人マークのポートレイトが1.5m、
一人マークのクローズアップが1mで、クローズアップを越えると0.9mになる。

絞りは通常AUTOで使うが、付いている絞り目盛りはフラッシュ撮影とマニュアル露出撮影用で、
このときはシャッタースピードは1/40秒の固定になる。


シャッターボタン、フィルムカウンター

フィルムカウンターは独特の大きな丸窓で、シャッターボタンは指受けのないシンプルな形状である。

レンズキャップを付けているとファインダーに露出不足マークの赤ベロがでてシャッターが切れないので、
キャップを付けたまま撮ってしまうことはない。


D.Zuiko 30mm F2.8


レンズのD.Zuiko 30mm F2.8は、35mm判換算で43mm相当になる準標準レンズなので使いやすい。

前モデルのEESにはセレン受光部の内側のレンズの部分に取り付ける専用のフードがあったが、EES-2では取り付けられない。
フィルター取付ネジに付けるフードだとセレン受光部に大きな影がかかるので、
内側のレンズの部分に付ける形式にしたのだろうが、やはり影ができることには変わりないだろう。


ファインダーと巻き上げダイヤル

ファインダーは縦型、フィルムの巻き上げはダイヤル式、貼革はPEN独特のシボで色はグレーである。




このEES-2は外観は綺麗だが、露出計の精度もわからなくでモルトもボロボロになっているので、このままでは使えなさそうだ。

2018年11月15日

x324 二里ヶ浜 ②












Leica X1
ELMARIT f2.8/24mm ASPH.
2016年

2018年11月14日

x323 二里ヶ浜 ①












二里ヶ浜は
かつては8kmもある
広い砂浜だったが
製鉄所の建設で
大部分が
埋められてしまった


Leica X1
ELMARIT f2.8/24mm ASPH.
2016年

2018年11月12日

Ortofon SPU Classic GM

Ortofon SPU Classic GM

  • 型式:MCカートリッジ
  • 出力電圧:0.2mV(1kHz、5cm/s)
  • チャンネルバランス:1dB
  • チャンネルセパレーション:25dB以上(1kHz)
  • 周波数特性:20Hz~20kHz +4 -1dB
  • 内部インピーダンス:2Ω
  • コンプライアンス:8x10-6cm/dyne
  • スタイラス:丸針
  • 適正針圧:3〜5g
  • 自重 31g

MCカートリッジの原点でもあるSPUを復刻したMC型カートリッジで、赤いケースが印象的。
ステレオカートリッジSPUは1959年に放送局などの業務用途として発売され、SPUの意味は「Stereo Pick Up」の頭文字である。


Ortofon SPU Classic GM

SPU GとかGEと呼ばれることが多いが、丸針がGM、楕円針がGME、トランス内臓がGTというのが正式型番のようだ。
SPU Classicは、このMC型カートリッジの原器であるSPUの忠実な復元モデルだが、
ベークライト製Gシェルの復元は難しかったようで、メタル製になっている。


SPU Classic GM裏面

スタイラス側はグレーの樹脂製で赤文字でMADE IN DENMARKと記されて、
DIAMOND17の略であるDIAM.17は丸針を表しているようだ。


シリアルナンバー

シリアルナンバーは、スタイラスエレメントの脇に彫られているが非常に見にくい。


保管が良くなかったのか塗装が縮んでいる

一度は使ってみたい、SPUアナログレコードに刻まれた音を残らず引き出してくれるカートリッジで、
モダンジャズやスタンダードボーカルも、MMカートリッジで聴いたときとは一味違うサウンドで味わえる。

2018年11月8日

Nikon F ウエストレベルファインダー

Nikon Fウェストレベルファインダー

  • 視野:100%
  • 倍率:0.9倍/50mm
               5倍/ルーペ
  • サイズ:34×54×40mm
  • 重さ:60g

Nikon Fのウエストレベルファインダーである。
当時のファインダー交換式一眼レフには、ほとんどウエストレベルファインダーを取り付けることができた。

キヤノンF1にもウエストレベルファインダーがあったが、せっかくのボディ内蔵の露出計が無駄になるから使っていなかった。
その代わりにアイレベルファインダーで使えるアングルファインダーを取り付けてみたが、これが実に見にくいのである。
ニコンFにはもともとボディに露出計はないのだから、ウエストレベルファインダーで問題ない。


Nikon F + ウエストレベルファインダー

ウエストレベルファインダーは光軸と直角方向の真上から覗くことができるファインダーである。
ファインダーといってもルーペがあるだけの蓋つきのフードのようなもので、直接フォーカシングスクリーンを見るだけである。


Nikon F + ウエストレベルファインダー

Nikon Fのウエストレベルファインダーの倍率は0.9倍と高く、ルーペ使用時には5倍となり、
アイレベルとちがって、ペンタプリズムなどがないので小型軽量である。

ウエストレベルファインダーはシルバーだけで、何故かブラック塗装タイプはないので、
正面から見ると間のシルバー色が目立つが、これはこれでニコンFらしくていい。


F文字のある後期型

ウエストレベルファインダーのデザインは3種類あるが、これは上蓋の中央にFの文字がある後期型である。
初期型は後方にフードがなかったが、後期型は後方にもフードが付いてより見やすくなっている。

それとニコンF2のウエストレベルファインダーからDW-1という型番が付いたが、ニコンF用は型番が付いていない。


ファインダーボタン

上蓋の右後方にある四角いボタンに指をかけて上蓋を少し右に動かすとスプリングで、フードが開く。


ルーペを起こした状態

ピントを合わせる時に使うルーペは上蓋の後方中央にある四角いボタンを押すと、スプリングの力で起き上がる。
ルーペを畳む時は上蓋を少し畳んでルーペを引っ込めてから上蓋を元へ戻すようにしてるが、この方法が正しいかはわからない。


ストリートフォトでは都合のいいスタイル

2眼レフのように上から覗くスタイルは、左右逆像となるが被写体と対面しないので緊張が和らぎ、
ストリートフォトでは都合のいいスタイルである。