2021年2月28日

X-E1 から X-E4 へ

Fuji X-E1 & X-E4

長い間X-E1を使っていると、最新の機能を使ってみたくなることがあったが、
自分に合った機種がなかなか見当たらなかった。

X-ProはM型ライカと同じサイズなので、もうあのサイズのカメラは自分には大きすぎる。
X100シリーズはデジタルテレコンやコンバージョンレンズがあっても、レンズ交換ができない。
X-E3はデザイン的にミニチュアX-E1のようで気に入らない。
X-Tシリーズは一眼レフタイプなので、もういいかな。
ということでX-E1を使い続けてきた。

このX-E4は、2012年発売のX-E1と比べると全く別のカメラのようで、同じEシリーズとは思えないほどの変わりようだ。
設定を変えながらポートレイトや風景写真を、じっくり撮るというカメラではなく、
ストリートで気の向くままにシャッターを切るのに適しているだろう。

X-E1にもいいところがあり、X-E4にもいいところがありそうなので、これからも両機種で写真を撮っていきたい。

2021年2月26日

CLEよりもCLが、、、

Minolta CLE

ミノルタCLEよりもライカCLの方が、私にとってはいい。

デザインがハイマチック的であるとか
ダイヤルなどの部品が一眼レフのX-GEのものだとか
外装が強化プラスチックであるとか
電子制御式シャッターなので電池が切れると動かないとか
マニュアル露出時に露出計が動作しないとか
AEロックが出来ないとか
オートロックボタンを押したままでないと露出補正ができないとか

いろいろあるが、私にとって決定的な欠点は、CLにある50mm用のフレームがCLEにはないことである。
外部ファインダーを付ければいいが、やはり距離計と一体のほうが使いやすい。
28mmと40mmか35mmと50mmかという違いだが、28mmにまでファインダーを広げたCLEは、
広角レンズとオート露出でのスナップカメラなのだろう。
50mm好きにはCLでないといけない。

2021年2月23日

x484 * Wet Day

Fuji X-E1
7Artisans 35mm F1.2
Luminar AI
質感ノアール + 編集

2021年2月21日

70年代回帰?


Fuji X-E4にはグリップがなくなった。
X-E1、X-E2、X-E3と小型のグリップが付けられていたが、X-E1を使っている私にはあまり必要だと思えなかったのだ。

いつ頃から、カメラのボディにグリップが付けられるようになったのか探ってみると、
1980年代にカメラの電子化が進んだ頃からのようで、ニコンF3、キヤノン New F1、ミノルタX-700、
オリンパス OM20、ペンタックス スーパーAなどに小型のグリップが取り付けられている。

X-E4だけでなく、グリップがないミラーレスカメラは今までにもあるが、
X-E4はさらにシンプルでフィルムカメラらしい佇まいになっていると思う。

メーカー主導のデザインと操作性で、ユーザーの声だけに反応しない独自性があり、
小型の単焦点レンズという撮影バランスで考えられたカメラである。
GFX100Sと同時発表で影の薄いX-E4だが・・

そのようなことからX-E4は、カメラは左手で持って、撮るときに右手を添えて構えシャッターを切るという、
ストリートフォトのスタイルを再認識させてくれるカメラだろう。
もちろん、こういうことは個々の好みによるだろうが・・

どれも同じでなく、撮る楽しみ、撮る目的に応じたカメラを展開してくれるのが、Fujiの良さなのだろう。



2021年2月18日

2021年2月15日

Canon VI L というカメラ


Canon VI L

  • 型式:35mmフォーカルプレーンシャッター式距離計連動カメラ
  • 画面サイズ:24×36mm
  • 標準レンズ:キヤノン50mm F1.2他
  • マウント:L39 ねじ式
  • シャッター:2軸式の金属幕横走行フォーカルプレーン1/1000〜1秒、B、X
  • フラッシュシンクロ:FP、X接点
  • ファインダー:二重像合致式連動距離計連動の回転式逆ガリレオビューファインダー
  • 露出計:セレン光電池式外部露出計
  • フィルム装填:裏蓋開閉スプール差し込み式
  • フィルム給送:巻き上げ角130度上部回転レバーによる1作動式(小刻み巻き上げ可能)
  • フィルムカウンター:裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式0~40目盛り
  • フィルム巻き戻し:折り畳み回転クランク式
  • 大きさ:144×76×34mm
  • 重さ:580g(ボディ)
  • 発売年月:1958年(昭和33年)9月
  • 発売時価格:91,500円(50mm F1.2、キヤノンメーター、マガジン、ケース付き)
          79,800円(50mm F1.8、キヤノンメーター、マガジン、ケース付き)

フィルムカメラの時代には、レンジファインダーの「キヤノンVI L」だが、中古で手に入れてキヤノンF-1と共に使っていた。

このVI Lは、3段階に視野倍率を変える回転式逆ガリレオビューファインダーが特徴で、ファインダー横のギヤを回すと、
ファインダー内の光学ブロックが回転して35mm、50mm、Mg(マグニファイヤー)とファインダーが切り替わるようになっていた。
倍率は50mmレンズ用で等倍、35mmレンズ用で0.65倍、測距用のMg位置で1.55倍となり、
50mmレンズ用では100mmのブライトフレームも表示された。

普及型のキヤノンPでは、VI Lのような変倍ファインダーではなく、35mmで等倍のファインダーになっているが、
どちらが使い良いかは好みだろう。

外部ファインダーを取り付けた時は、アクセサリーシューに付いているパララックス補正ピンがレンズ繰り出しに連動して上下し、外部ファインダーを傾けてパララックス補正するという凝った造りであった。

シャッター幕も当時は布幕が多かったが、VI Lは金属なのでシャッター幕の焼けを気にしなくて良かった。



CANON 50mm F1.8 II


CANON 35mm F1.8

レンズは「CANON 50mm F1.8 II」や「CANON 35mm F1.8」とかを使っていたが、
どちらもカリッとしたシャープな描写だったように思う。



キヤノンメーター

「外部露出計キヤノンメーター」は、セレン式でカメラのアクセサリーシューに取り付けてシャッターダイヤルに連動させて使う。
右上のレバーを白側にした時は白い絞り目盛りを、オレンジ側にした時はオレンジの絞り目盛りを使うようにする。
オレンジの方は高感度で、白は低感度である。
モノクロフィルムでは露出計は使っていなかったが、カラーフィルムではこの露出計を付けて使っていた。

VI Lは外装も丁寧に作られていて高級感があり、操作性も良く、キヤノンのレンジファインダー機の完成形だと思う。
キヤノンはこのVI Lの後、7、7sと続けて発売した後、レンジファインダー機の幕を閉じたが、
ニコンが早々にレンジファインダーをやめて一眼レフのニコンFを発売したのに比べ、レンジファインダー機に拘ったことが、
キヤノンが一眼レフに出遅れてしまった要因だと言われているようだ。

2021年2月9日

7Artisans 35mm F1.2

7Artisans 35mm F1.2

  • 焦点距離:35mm(35mm判換算:53mm相当)
  • レンズ構成:5群6枚
  • 絞り:F1.2 - F16(無段階)
  • 絞り羽根:9枚
  • 最短撮影距離:35cm
  • フォーカス:マニュアル
  • フィルター径:43mm
  • サイズ:Φ57mm × 38mm
  • 重量:約150g 
  • 材質:アルミニウム合金
  • 撮像画面サイズ:APS-C
  • マウント:富士フイルムX

「七工匠 7Artisans 単焦点レンズ 35mm F1.2」はクラシックスタイルのレンズで、
「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM」の1/10の価格というのが嬉しい。

APSC専用の設計だからか、パンケーキとまではいかないものの開放F1.2とは思えないサイズであり、
アルミニウム合金を使用した鏡胴の質感は良く、工作精度も良い。
シルバーは寒色系の白っぽいものではなく、落ち着きのある色合いである。


Fuji X-E1 + 7Artisans 35mm F1.2

レンズキャップは金属製のかぶせ式なのだが、余っていたケンコーの43mm径フィルターを付けると、
僅かにフィルター外径が小さくてレンズキャップが緩くなるため付けることができなかった。
レンズキャップを付けられる外径のフィルターを探すのも大変だ。
フィルターの厚みも考慮した、もう少し深いレンズキャップだとよかったのだが。

レンズフードはコンパクト性を活かすためフジツボフードを付けたかったのだが、フィルター径43mmのものは見つからなかった。
このためか、2ndバージョンはフィルター径が46mmになっている。



梅鉢型のフォーカスリングがレトロであるが、このようにリングが薄いとレンジファインダーレンズのようで、
これが絞りリングだと錯覚して操作に戸惑ってしまうことがあった。
慣れればいいのだろうが、2ndバージョンでは絞りリングと同じ形状になっているのは、このためなのだろうか。

最短撮影距離が35cmは物足りないと感じたが、2ndバージョンは28cmと少しだが短くなっているようだ。


Fuji X-E1 + 7Artisans 35mm F1.2 + 八仙堂のラッパ型フード

収納時にカブセ式のレンズキャップを取り付けられるように、
とりあえずはフィルターなしで八仙堂のラッパ型フードを取り付けて使うことにした。
折角のレンズのコンパクト性が損なわれてしまうが・・・
このレンズフードには先端に58mmのクリップ式レンズキャップを付けることもできる。

外観もクラシックスタイルだが、描写もオールドレンズのようで、
絞りによる描写の変化や撮影距離による描写の変化もあるようで、
絞り開放でのストリートフォトの独特な描写を楽しめるレンズだろう。

2021年2月6日

x481 * 冬の風物

Luminar AI
フィルム ノアール + 調整

Luminar AI
マット調ノワール

Luminar AI
質感ノワール

Luminar AI
郷愁の霞 + 調整
Fuji X-E1
7Artisans 35mm F1.2

2021年2月3日

結局このレンズフード

Haoge LH-X13 バヨネット スクエア メタルレンズフード

以前から気になっていたこのレンズフードは、少し高価だったので敬遠していたが、
結局この「Haoge LH-X13レンズフード」が、XF 18-55mmにはピッタリであった。


バヨネット式

このレンズフードは、「XF 14mm F2.8 R」と「XF 18-55mm F2.8-4.0 R LM OIS」用に設計されていて、
純正品のように逆向きには取り付けられないが、バヨネット式でレンズに装着できる。


58mm径のレンズキャップ

レンズキャップは、XF 18-55mmに付属の58mm径を付けることができる。


Haoge Cap-HG-13B スクエアメタルカバーキャップ

他に別売のHaoge LH-X13用「Haoge Cap-HG-13B スクエアメタルカバーキャップ」を取り付けてもいい。
かぶせ式のフードキャップで、内側の縁に布が貼られているので、しっかりと取り付けることができる。


X-E1 + XF 18-55mm F2.8-4 + Haoge LH-X13 広角側

もちろん、XF 18-55mm F2.8-4を広角側で使ってもケラレることもない。


X-E1 + XF 18-55mm F2.8-4 + Haoge LH-X13 望遠側

金属製のしっかりした作りで、適度な大きさの角形フードはバランスがいい。
スクエアフォルムが嫌いでなければ、XF 18-55mm F2.8-4には、最初からこのフードにすることをお勧めしたい。

2021年2月1日

写真家がカメラを持って旅に出た 北井一夫「村へ、そして村へ」

北井一夫さんの企画写真展が開催されるようだ。
半世紀を経たビンテージプリントを約30点展示ということなので、ぜひ見たいが東京だけのようで残念である 。
やはり東高西低。


 北井一夫「村へ」+ Leica CL