2021年11月29日

USB-Cが増えてきた

USB-Cコネクタ

身の回りにUSB-Cが増えてきた。
去年買ったMacBook Pro (13-inch, 2020)はThunderbolt 3のUSB-Cポートが二つ付いている。
最近買ったDELLの13-inchノートパソコンもUSB-Cポートが3つだけ。
Fuji X-E4もUSB-Cポート(USB3.2 Gen1)がついているが、付属のUSBコードのUSB-AコネクタはUSB 2.0である。
USB Type-CはUSB Power Deliveryに対応や、さらにUSB規格以外の信号を流せるオルタネートモードを利用することができるので、USB Type-Cケーブルでも、HDMIの信号やDisplayPort信号が扱えThunderbolt 3として利用できる。


オータブルSSD

写真データを保存している2TBのハードディスクが満杯になってきたので、4TBのハードディスクを追加しようと思ったが、
同じ1万円程度の1TBのUSB-C接続ポータブルSSD「Crucial X6 外付け SSD 1TB USB Type-C」を追加することにした。
これはUSB 3.2 Gen-1規格である。

MacBook ProもDELLのノートPCもSSD内蔵なので、この速さを知ってしまうとハードディスクには戻れない。
それと、10年間で2TBの写真の量なので、1TBのSSDでもしばらく使えそうだ。


10年前のコネクタ

以前使っていたMacBook Pro (13-inch, Mid 2010)は10年前の機種とあって、接続ポートは全く今と違う。
左から順に「MagSafe電源アダプタポート」で、これはマグネットでカチッとハマる電源コネクタだが、
今はUSB-Cが電源コネクタも兼ねている。

次は「ギガビットEthernetポート」でLANケーブル用のコネクタであるが、無線LANだったのでこれは使っていなかった。

次は「FireWire 800(最大 800M bps)」で外部ハードディスクの接続ポートであり、当時のUSB 2.0の2倍の転送速度だったので、これに「Western Digital My Book Studio 2TB」を繋いでTime Machine用に使っていた。
今も使っているがFireWireは廃止されたので、USB2.0で接続となり半分のスピードになっている。

次は「Mini DisplayPort」で外部モニターを接続するポートなので「Dell P2016 モニター」をつないでいたが、
今は「USB-C Thunderbolt 3」で接続している。

次はUSB 2.0ポート(最大480 Mbps)が二つ並んでいるが、
この一つには写真保存用の「LaCie USB3.0/2.0対応 2TB」の外付ハードディスクを接続していた。
今はこれをUSB3.0で接続しているので速くなっているだろう。

こうした以前の周辺装置を接続するには、結局USB-C HUBを使うことになる。


直付けUSB HUB

これからはUSB-C(USB4)に統一されるのだろうけれど、それにしても、USBの規格名称の付け方の失敗は酷いもので、
規格はユニバーサルでも名称は大混乱を招いている。

コネクタ形状は
  • USB-A
  • USB-B
  • USB-microB
  • USB mini(A/B)
  • USB-C

通信規格は
  • USB 2.0
  • USB 3.0
  • USB 3.1 Gen 1
  • USB 3.1 Gen 2
  • USB 3.2 Gen 1x1
  • USB 3.2 Gen 1x2
  • USB 3.2 Gen 2x1
  • USB 3.2 Gen 2x2
  • USB4 Gen 2x2 (20 Gbps)
  • USB4 Gen 3x2 (40 Gbps)

この規格名称は旧規格の名称を新規格の名称に変更してしまったので
  • USB 2.0:480Mbps
  • USB 3.0:5Gbps
  • USB 3.1 Gen 1:5Gbps(旧名 USB 3.0)
  • USB 3.1 Gen 2:10Gbps
  • USB 3.2 Gen 1 x1:5Gbps(旧名 USB 3.1 Gen 1、USB 3.0)
  • USB 3.2 Gen 1 x2;10Gbps(USB-C)
  • USB 3.2 Gen 2 x1:10Gbps(旧名 USB 3.1 Gen 2)
  • USB 3.2 Gen 2 x2:20Gbps(USB-C)
  • USB4 Thunderbolt 3互換:40Gbps(USB-C)
ということになり分かりにくくななっているが、
実際はUSB 2.0、USB 3.2 Gen 1 x1、USB 3.2 Gen 1 x2、USB 3.2 Gen 2 x2、USB4 Thunderbolt 3互換の5種類なのである。

ところでUSB-Cで使える「USB 3.2 Gen 1 x2」のx2というのはUSB-Cの2レーンを使うということである。
USB Type-Cコネクタは表12ピン裏12ピンで、表裏逆差し可能となっているため、
裏表2レーンを使えば2倍の速度になるということである。

ネット通販でも名称がバラバラで、USB 3.0をUSB 3.2 Gen 1と表記すると上位規格のように見えるので混乱する。

USB規格になる前は、マウスやキーボードは「PS/2コネクタ」、外部ハードディスクやスキャナなどは「SCSI」、
プリンターなどは「IEEE 1284」、モデムなどは「RS-232C」というように接続していたのが懐かしい。

今はマウス、キーボードはBluethoth接続、プリンターは無線wifi接続なので、
USBはハードディスク、フィルムスキャナーとオーディオ出力で使っている。

2021年11月25日

2021年11月21日

Canon L1というカメラ

Canon L1, L2,  L3 広告

キヤノンは1956年8月発売のVT型で、IV型までのバルナックライカ型からM型ライカ風にデザインを変更したが、
まだ低速シャッターダイヤルはボディの前面に付いたままであった。

そして、このL1は1957年5月にVT Delux型と同時に発売されたが、この型名のLはレバー巻き上げの"L"なのだろう。

ちなみにV型以降の発売順は
1956年8月:VT
1957年3月:L2
1957年5月:VT Deluxe、L1
1957年11月:L3
1958年3月:VL、VL2
1958年9月:VI T、VI L
1959年3月:P
1961年9月:7
1965年4月:7S
である。

この流れからすると、レバー巻き上げ式はL型に統一するつもりだったのだろうか。
しかし1958年3月には正統進化のVLが発売されたので、L型はスピンアウトモデルになってしまった。


Canon L1

IV型までのバルナック型の軍艦型に比べ、トップカバーがフラットなので空母デッキ型と称していたようだ。
フラットでシンプルなデザインは、1957年の第1回グッドデザイン賞を受賞した初めてのカメラで、
インダストリアルデザイナーの川田龍宥氏のデザインである。
ちなみに、ニコンがグッドデザイン賞を受賞したのは、1966年でニコンFだ。

L1と同年の9月にはニコンのレンジファインダーの完成形SPが発売され、その後一眼レフのニコンFの開発に注力しているが、
キヤノンは1965年の7Sまでレンジファインダーを続けている。
このキヤノンのレンジファインダーへのこだわりが、ニコンに一眼レフで10年の遅れをとったことになる。

VT Delux型はトリガー巻き上げであるが、L1は上部レバー式に変更し、セルフタイマーを省いてコストダウンしているのだが、
それが逆にプロ機のようでいいのだ。

機能的にはVI L型だが、デザイン的にはこのL1型が好みである。

2021年11月17日

Voigtlander S SKOPAR 50mm F2.5のレンズフード

Voigtlander S SKOPAR 50mm F2.5 + 八仙堂 特殊型レンズフード

「Voigtlander S SKOPAR 50mm F2.5」には金属製のドーム型レンズフードが付属しているが、
雰囲気を変えたくて八仙堂の「特殊型レンズフード ねじ込み式 Φ43mm」を付けてみた。

このレンズはフードの取り付けネジ溝とフィルターの取り付けネジ溝の二つがあるのだが、
このフードはフィルターに取り付けているので、本来のフード取り付け枠はそのままである。
付属のドーム型レンズフードもスッキリしていいが、ラッパ型のフードもいい感じだ。

2021年11月6日

ブーム、ブーム、


アナログレコードのブームというのが、時々メディアに取り上げられることがある。
最近では大手のレコード店もレコードを置くようになってきて、店も表通りに面して明るいので、初めてでも入りやすそうだ。

以前は新品でも中古でも、テナント料の関係でビルの2階というのが定番だった。
2階へと続く細い階段を上がると小さな扉があり、開けるとレジから店主にジロリと見られているような気になり、
初心者には敷居が高いものであった。



カメラも同じようにフィルムカメラのブームらしいが、これが本当に困ったもので、
最近はフィルムカメラの価格が異常に高騰しているのである。
ライカM3は以前なら並で12万円程度だったのが、20万円ほどに、そしてレンズも値上がりしているのだ。
店主に聞くと、M3などは最近手放す人が少なくなってきている、ということらしい、、、

ライカは別にしても、コンパクトカメラも3000円程度だったものが1万円を超えている。
アナログレコードやプレーヤーは新品もあるけれど、フィルムカメラは新品がないので、
特にレンズの値上がりには困ったものである。