Summar 5cm F2の絞りリングが、開放側で少し硬くなってきたので調整してみた。
手に入れた時から少しこの症状はあったが、もう12年経過しているので最近酷くなってきていた。
どのレンズでも操作性が悪くなってくると、使うのが億劫になるので、調整できるならそうしたい。
前玉リング
まず、絞りリングにアクセスするために前玉を外す。
ズマールの前玉は鏡胴にねじ込まれているだけなので、先端のローレット部分を手で左に回せば簡単に取り外せる。

前玉を分離
前玉を取り外すと、いきなり絞り羽根が現れる。
鏡胴の内側にある黒いリングで、絞り羽根を固定している。
次に、絞りリングの横にある2本のビスを取り外すが、右側のネジは関係なく、もう1本は反対側にある。
このネジは絞りリングと絞り羽根の固定リングを連結させるのと、可動域のストッパーにもなっている。

絞りリング分離
2本のビスを外した後、絞りリングを上に引き上げれば外れる。

絞りリング可動スリット
手前のスリットを先ほど外したネジが移動することで、絞りリングの可動範囲を制御している。
絞りリングのグリスは全く残っていない状態だった。
この溝も含めて周囲をクリーニング、絞りリングもクリーニング、
この時、絞り固定リングは外れたりズレたりする状態なので要注意。
レンズを逆さまにすると絞り羽根がバラけると思う。
クリーニング後
外周はあまり汚れていなかったが、スリット部は少し汚れが落ちたようだ。
グリス塗布
クリーニング後、絞りリングがハマる部分に新しいグリスを塗布する。
グリスは、あまり多く塗ると絞り羽根の油染みの原因になるといけないので、少量を塗っておいた。
組み立て後
絞りリングをハメて可動を確認してから、逆の手順で組み立てる。
この時、前玉の絞り指標の点が、絞りの数値”2”の位置まで前玉がねじ込まれているか確認する。
絞りリングの動作確認
調整前よりも開放側での絞りリングの動きも滑らかになり、グリスを塗布したこともあって、
全体の操作感もスカスカ感がなくなり滑らかになった。
一応前玉も外しているので、X-E1にも取り付けて、無限遠と最短距離の確認をして問題なかった。
結局、はっきりした原因は分からなかったが、クリーニングとグリス塗布、
それと少し絞り羽根の固定リングを上下して、絞り羽根を緩めたからかもしれない。










































Leica A36フィルター





