2026年4月16日

ズマールの絞り環を調整する

ズマールの絞りリング

Summar 5cm F2の絞りリングが、開放側で少し硬くなってきたので調整してみた。
手に入れた時から少しこの症状はあったが、もう12年経過しているので最近酷くなってきていた。

どのレンズでも操作性が悪くなってくると、使うのが億劫になるので、調整できるならそうしたい。


前玉リング

まず、絞りリングにアクセスするために前玉を外す。
ズマールの前玉は鏡胴にねじ込まれているだけなので、先端のローレット部分を手で左に回せば簡単に取り外せる。


前玉を分離

前玉を取り外すと、いきなり絞り羽根が現れる。
鏡胴の内側にある黒いリングで、絞り羽根を固定している。


絞りリング固定ネジ

次に、絞りリングの横にある2本のビスを取り外すが、右側のネジは関係なく、もう1本は反対側にある。
このネジは絞りリングと絞り羽根の固定リングを連結させるのと、可動域のストッパーにもなっている。


絞りリング分離

2本のビスを外した後、絞りリングを上に引き上げれば外れる。


絞りリング可動スリット

手前のスリットを先ほど外したネジが移動することで、絞りリングの可動範囲を制御している。
絞りリングのグリスは全く残っていない状態だった。
この溝も含めて周囲をクリーニング、絞りリングもクリーニング、
この時、絞り固定リングは外れたりズレたりする状態なので要注意。
レンズを逆さまにすると絞り羽根がバラけると思う。


クリーニング後

外周はあまり汚れていなかったが、スリット部は少し汚れが落ちたようだ。


グリス塗布

クリーニング後、絞りリングがハマる部分に新しいグリスを塗布する。
グリスは、あまり多く塗ると絞り羽根の油染みの原因になるといけないので、少量を塗っておいた。


組み立て後

絞りリングをハメて可動を確認してから、逆の手順で組み立てる。
この時、前玉の絞り指標の点が、絞りの数値”2”の位置まで前玉がねじ込まれているか確認する。


絞りリングの動作確認

キヤノンL3に取り付けて、絞りリングの動きを確認。
調整前よりも開放側での絞りリングの動きも滑らかになり、グリスを塗布したこともあって、
全体の操作感もスカスカ感がなくなり滑らかになった。
一応前玉も外しているので、X-E1にも取り付けて、無限遠と最短距離の確認をして問題なかった。

結局、はっきりした原因は分からなかったが、クリーニングとグリス塗布、
それと少し絞り羽根の固定リングを上下して、絞り羽根を緩めたからかもしれない。

2026年4月6日

ズマロンのヘリコイドグリスを交換する

Leica Summaron 3.5cm F3.5

ズマロンのヘリコイドが指が痛くなるほど重くなってきて、人差し指だけで回せないので、
ヘリコイドグリスを交換してみた。

このレンズは35mmということでダブルヘリコイドである。
レンジファインダーカメラの距離計は、50mmレンズの前後の移動量に合わせて調整されているので、
移動量の異なる35mmレンズなどでは、50mmレンズと同じ移動量になるようにダブルヘリコイドで調整している。


分解したズマロン

上の写真が分解した部品。
左端がマウント部で、ダブルヘリコイドなので上下2段のネジ溝がある。
左から2番目が距離計と連動する内ヘリコイドで、マウント側から組み込む。
左から3番目が、距離計の内ヘリコイドとフォーカスリングのヘリコイドを連結する部品である。
右端がレンズユニットで、フォーカスリングのヘリコイドになる。

グリスを交換して組み立ても終わって操作してみると、なんと無限遠での距離計側の繰り出し量が多く、
レンジファインダーカメラに取り付けて確認すると、オーバーインフォになっていた。
グリスを交換したので、フォーカスリングは人差し指だけで回せるような、いいトルクになったが、、、

フォーカス側は最短から無限まで正確なのと、ミラーレスカメラでしか使わないから、このままでもいいが、
おそらく距離計側のヘリコイドの組み込み方が間違っていると思うので、また調整してみようと思う。

けれど、ダブルヘリコイドのレンジファインダーレンズには、素人は手を出さないほうがよさそうだ。

2026年4月1日

2026年3月28日

コマンドダイヤルの空振り

Fuji X-E1

Fuji X-E1のコマンドダイヤルの調子が悪くなってきた。
電子ダイヤルでよく起きる接点不良で空振りするなど、動作が安定しないという状況である。
このダイヤルは設定に使うだけなのでこのままでもいいが、治るものならなんとかしたい、
ということで、よくある空回しで接点のセルフクリーニングをしてみた。


Fuji X-E1のコマンドダイヤル

とりあえず高速で空回しして、接点のセルフクリーニングをしてみたが症状が変わらない。
そこで、ダイヤルが押し込まれない程度に力を加えてダイヤルを回転させると、
接点がクリーニングされたのか、空振りが少なくなった。
これを繰り返すと力を加えず普通に回しても、ほぼ安定して正常な動作になった。
このダイヤルは、少し力を加えることがコツのようである。

オーディオアンプのボリュームも古なるとガリが出るので、
ボリュームを回してセルフクリーニングをするが、それと同じである。
ただ、アンプのボリュームでは、巻き線型はボリュームを回してセルフクリーニングしてもいいが、
カーボン抵抗体のボリュームはしないほうがいいということもある。
電子ダイヤルでも構造上の違いがあるかもしれないので、試すときは自己責任で。

2026年3月10日

x810 * 雛めぐり






Fuji X-E4
Leica Summicron-C 40mm F2  (1)
Minolta M-Rokkor 90mm F4  (2, 3)
Nik Collection  Silver Efex Pro 2

2026年3月8日

フォーカスレバーのあるレンズ

フォーカスレバーのあるレンズ

L39マウントレンズなどレンジファインダーカメラ用のレンズには、
フォーカスリングにフォーカスレバー(指掛けレバー)が付いていることが多い。

このフォーカスレバーは
  • 無限遠に固定する。(無限遠ロック付きの場合)
  • ピント合わせをする。
  • 距離や被写界深度を判断する。
などフォーカス操作の補助に使われる。


無限遠ロック状態

遠くの風景などを撮るときは、無限遠ロック位置にセットしておけば、
不用意にフォーカスリングが動いてピントが外れることはない。


フォーカスレバーの操作

ピント合わせは普通にフォーカスリングを回してもいいが、フォーカスレバーを使うときは上の写真のようにする。
少し見にくいが、左手の人差し指の腹側がフォーカスレバーの上に置かれているのがわかるだろうか。
これが正しいフォーカスレバーの操作の方法で、人差し指全体を指先方向にずらしたり、
逆方向にずらしたりしてフォーカスレバーを移動させピント合わせをする。
慣れれば指で摘んだり、指先だけで操作するよりもピント合わせが楽である。


距離を判断(Canon S 50mm F1.8)

フォーカスレバーの位置で何メートルにピントが合っているかわかるので、ピント合わせが容易になる。
ただ、レンズごとにレバーの位置と距離の関係は異なるので、よく使うレバーの位置を覚えておくこと。
このCanon S 50mm F1.8では、フォーカスレバーが真下の位置で5mにピントが合っている。


被写界深度を判断(Summaron 3.5cm F3.5)

Summaron 3.5cm F3.5では絞りをF8にして、フォーカシングレバーをこの位置にすると4.5mがピント位置になり、
被写界深度の2.2m〜無限遠までピントが合うので、ストリートスナップなどではこの位置にしておけばいい。
レバーの位置がずれてしまったら、無限遠ロックにしてから1cm程度動かすだけなので手探りでできる。

一眼レフ時代になって消滅したフォーカスレバーだが、使い慣れると便利なもので、
ミラーレスカメラでも同じ要領で使える。

2026年3月5日

Canon Concept Model

コンセプトモデルA:レトロカメラデザイン

「CP+2026」でキヤノンがコンセプトカメラを参考出品していたそうだ。
ウエストレベルファインダーの1インチセンサーカメラである。


ウエストレベルファインダー方式

このカメラのウエストレベルファインダーの構造がユニークである。
レンズから入った像をミラーで上に向け、フルサイズスクリーンを通ったあと、
さらにミラーでセンサーに導くという。

最初この構造を見た時、1965年に発売されたペリックスのような、
キヤノンお得意の固定式ハーフミラーかと思ったが、上部のミラーは可動式のようだ。

ただ、デモ機ではこのミラーはクイックリターンではなく、レバー操作で動かすようで、
畳めばウエストレベルファインダーで見ることができ、開けばウエストレベルファインダーは暗転して、
センサーに導かれるという構造である。

つまり、レバーでファインダーを開いて、ピント合わせをして、レバーでファインダーを閉じて、
暗転のままシャッターを切るということになる。

それと、わざわざこの構造にするということは、フルサイズフォーカシングスクリーンの像を撮影するのが目的で、
それにより、フルサイズのボケやトイカメラ風の写真が撮れるからなのだろう。

富士フイルムのX halfのこともあるので、こういうカメラがどれだけ受け入れられるか難しいが、
初期のバルナックキヤノンでのポップアップファインダー、その後の変倍式のレンジファインダー、
ペリクルミラーの一眼レフなどユニークなカメラも作ってきたキヤノンなので、実現させてしまうかもしれない。


Nikon F ウエストレベルファインダー & Olympus E-P5+EVF

けれどウエストレベルファインダーだけなら、交換式ファインダーやチルト式EVFでいいと思うが、、、

2026年3月3日

x809 * 梅の香






Fuji X-E1
Canon S 100mm F3.5 (1)
Industar-22 50mm F3.5 (2, 3)
Nik Collection  Color Efex Pro 4(クラシカルソフトフォーカス)

2026年2月27日

まつりばやし

アルバム「あ・り・が・と・う」

中島みゆきさんの「まつりばやし」を耳コピしてみました。
この曲はアルバム「あ・り・が・と・う」に収められている名曲で、好きな1曲です。

まつりばやし、となれば楽しくてに賑やかそうですが、この曲は悲しくて、寂しいのです。

「アザミ嬢のララバイ」でシングルデビューする直前に倒れ、デビューもポプコングランプリも知らずに、
亡くなった父への想いで書いたものです。

紙で作った「紅い花」を軒先に吊るして、祭りの準備をしているときに父が倒れ、昏睡状態で病室にいるとき、
窓の外から行列の祭囃子が聞こえてきたそうです。
曲の中でも「もう紅い花が 揺れても」というフレーズが繰り返されています。


まつりばやし(MuseScore 4)

祭りらしく、鐘と笛と鈴が使われていますが、その音色で寂しさが増します。
鐘は曲を通して4拍で鳴らしていて、鈴は巫女が使う神楽鈴のようなシャンシャンとういう音色で、
終盤で鳴らしているように思いますが、音量が徐々に上がり、目の前を行列が通っていくようです。

Muasescore4には、この神楽鈴のような音の楽器がないので、タンバリンを使っています。
笛は篠笛がないので笛子を使っていますが、曲で使っているのはフルートでしょうか。
笛の音は小さくて聞き取りにくいです。

このほかにも、
勝手にしやがれ、流浪の詩、信じ難いもの、あたしのやさしい人、悲しいことはいつもある、小石のように、
も作ってみましたが、いつも通りの気分だけの耳コピです。

2026年2月25日

久しぶりにNik Collection

Nik Collection  Silver Efex Pro 2
 
macOS Montereyになってから「Lightroom 5」をインストールして使っているが、
以前「Nik Collection」を使っていたことを思い出し、ファイルを探し出して再インストールしてみた。
Montereyに、これは古いからダメだと拒否されるかなと思ったが、
問題なくインストールできて「Lightroom 5」から起動できている。

今回インストールしたのは、以前にGoogleが無料配布していたものだが、
今はDxOから「Nik Collection 8」が販売されている。

プラグインの構成は
  • Analog Efex Pro 2(フィルム風エフェクト)
  • Silver Efex Pro 2(モノクロフィルムシミュレーション)
  • Color Efex Pro 4(色補正)
  • HDR Efex Pro 2(HDRイメージ作成)
  • Dfine 2(ノイズ低減)
  • Viveza 2(画像の部分調整)
  • Sharpener Pro 3 Output Sharpening(出力媒体向けシャープネスツール)
  • Sharpener Pro 3 Raw Presharpening(シャープネスツール)
の8種類だが、よく使うのはAnalog Efex、Silver Efex、Color Efexだろう。

プラグインということだが、FILEメニューのあるものはスタンドアロンとしても利用可能で、
それぞれのプラグインをアプリとして起動すれば、ファイル メニューから画像の読み込みと保存ができる。

このバージョンでは、ファイルメニューのあるツールは次の4種類である。
  • Analog Efex Pro 2
  • Silver Efex Pro 2
  • Color Efex Pro 4
  • HDR Efex Pro 2
Lightroomのプラグインとして使用するときは、写真のサムネイルの上で右クリックして、
開いたポップアップメニューの「他のツールで編集」から、たとえば「Silver Efex Pro 2」など、
使用するプラグインを選び「編集の対象」を指定すると「Silver Efex Pro 2」が起動する。
プラグインといってもLightroomの中で機能するわけではなく、別アプリになるのだが、
画像の受け渡しは連動しているので使いやすい。

「Lightroom」と「Nik Collection」から始まったデジタル現像だが、色々な現像アプリを使って、
今また、「Lightroom」と「Nik Collection」に戻ってきた。
やっぱり、この組み合わせがベストなのかもしれない。

2026年2月23日

x808 * まだ五分咲き






Fuji X-E1
Leica Summar 5cm F2
Nik Collection  Color Efex Pro 4

x807 * Structure




Fuji X-E4
Voigtlander COLOR SKOPAR 35mm F2.5 PII 
Nik Collection  Silver Efex Pro 2

2026年2月21日

x806 * 日々

Fuji X-E1 
Leica Summicron 50mm F2 M 1st Collapsible
Nik Collection  Silver Efex Pro 2

2026年2月19日

Industar-22 50mm F3.5とフィルターとフードとキャップ

左からレンズキャップ、フィルター / レンズキャップ、レンズフード

Industar-22 50mm F3.5は、Leica Elmar 50mm F3.5のコピーである。
ということは、ライカのA36のレンズキャップ、フィルター、フードが付けられると最初は思ったのだが、、、

A36は、バルナックライカ時代のレンズ先端に付けられる内径36mmのかぶせ式アクセサリーの規格のことで、
エルマー、ズマール、ズマロンなどで使うことができる。


ブラックペイントのLeica A36レンズキャップ

A36のブラックのレンズキャップは、少し硬いが途中まで入っている。


Leica A36フィルター

A36フィルターは全く入らない。
このレンズはKOMZ(カザン光学器械工場)製なので規格から外れているのだろうか。
KMZ(クラスノゴルスク機械工場)製だと入るのか?


Leica FIKUS 12530

A36レンズフード(FIKUS)も全く入らない。
この前モデルのFED INDUSTAR-10はエルマーと同じ規格で、Industar-22 50mm F3.5は別規格なのだろうか。



シルバーのレンズキャップはピッタリ入った。
ということは、ブラックのレンズキャップは純正で、このレンズキャップはコピー製品なのだろうか。
Industar-22 50mm F3.5はほとんどレンズキャップが付いていないので、このようにピッタリ入るのはありがたい。


Industar-22 50mm F3.5 & コピーレンズキャップ

Industar-22 50mm F3.5はエルマーと同じで、フィルターやレンズフードを付けると、
絞りが操作できないので付ける必要がない。
このシルバーレンズキャップが付けられるだけで十分である。

2026年2月12日

x805 * 消えた風景

淀屋橋
2017年
Olympus PEN E-P5
Leica DG Summilux 25mm F1.4

淀屋橋の交差点の南西の角で
Mizuno 白洋舎 セイコーの看板が懐かしい
今はここに淀屋橋ゲートタワー建っている


新世界
2015年
Olympus PEN E-P5
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

新世界国際劇場の前にあったこのビルは
北井一夫さんの新世界物語にも登場する
縦長の看板が遠くからでも目立った
このときは1階はパチンコ屋だった
今は取り壊されて青空駐車場となっている


浜寺公園駅
2012年
Olympus PEN E-PL3
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

夜景なので分かりにくいが
南海本線 浜寺公園駅舎で
明治40年に辰野金吾の設計で建てられた
今は移動して有形文化財として保管利用されている
レトロな味わいのある駅舎である


梅北地下道
2020年
Olympus PEN E-P5
Leica DG Summilux 25mm F1.4

何だかわからない写真だが
梅田スカイビルへ行くときに利用した
梅北地下道である
昭和3年にできたこの地下道は
約95年の歴史に幕を下ろした