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2020年2月3日

オルソパンクロマチックのフィルム

NEOPAN 100 ACROS

あまりたくさんフィルムで撮る方ではないが、買い置きしていたネオパン 100 ACROSも底をついてきた。
最近再発売されたネオパン 100 ACROS IIはメイドインUKのようであるが、
だとするとイルフォードなどを製造しているハーマン テクノロジー社なのだろう。

ネオパン 100 ACROSのデーターシートには

  • 製品用途:一般撮影用ネガティブフィルム
  • ISO感度:100
  • 感色性:オルソパンクロマチック

と記載されている。

フィルムは感色性の違いでレギュラー、オルソクロマチックとパンクロマチックの3種類ある。
ハロゲン化銀は青色光にしか感光しないが、このタイプが「レギュラー」である。
オルソクロマチックはハロゲン化銀に緑色に感光する色素を吸着させたものであり、
赤色は暗くなるのでルージュを塗った女性の唇が暗くなり、印象的な写真になる。
パンクロマチックはさらに赤色に感光する色素を吸着させていて可視光のほぼ全てに感光するようになっている。

ACROSの感色性のオルソパンクロマチックは、
Fujiのサイトでは「オルソパンクロマチックとは、オルソとパンクロの中間の感色性を有するタイプです。」
と説明されているので少し赤色の感光が抑えられているということだろうか。

2019年12月16日

ライカとフィルム

Leica III & AGFA Film

ライカが発売される以前から35mm判カメラはあったが、35mmフィルムは市販されてなかったので、
最初の3年間はライツが映画用フィルムを1.6mに切って3本づつ缶に入れフイルムマガジンと一緒に販売していた。
その後、ライカが普及するとアグファとぺルツが1.6mの長さのフィルムを包装して写真材料店で販売するようになり、
これを暗室で専用マガジンに詰めて使用できるようになった。

これまでは暗室でのフィルム装填だったが、外側を黒色の遮光紙で巻いた日中装填用スプール巻きフィルムが販売され、
日中でもスプールごとマガジンにフィルムを装填できるようになる。
これはフィルムの先端部に遮光紙を付け、これを巻きつけてフィルムの感光を防ぐと共にリーダー部とするのである。
このフィルムをスプールごとマガジンに入れ、マガジンの開口部から遮光紙の先端を少し出してマガジンの開口部を閉めたあと、
さらに遮光紙を引き出すとフィルムの先端がマガジンの外に現れるという仕掛けだった。


左:D型マガジン 右:専用マガジン

その後、今までの専用マガジンのように、カメラの底にある開閉キーと連動してマガジンの開口部を開閉する方式とは違って、
マガジンのフィルム出入り口をスリットにし、その両側にテレンプを貼って遮光するD型マガジンも開発され、
これがパトローネの原型となった。

このD型マガジンを簡易化して、フィルムを詰めた安価なアグファ・ライカパトローネ入りが1932年に発売され、
同様のものがペルツ、ミモザからも市販された。
これはライカII型の時代であり、バルナックライカが発売されてから7年後にして、
現在のように、容易に日中のフィルム装填ができるようになったのである。


ライカ用フィルム:DAYLIGHT LOADINGの文字が見える

1934年にはコダックもパトローネ入り35mmフィルムをレチナと共に発売したが、
これはライカのフィルムマガジンよりも高さが低いので、バルナックライカではアンダーパーフォレーションという現象が起きる。

このように微妙に規格が違うのは、ナゲールがライツとツァイスに対抗して少し背の低いパトローネを開発したからだろうか。
アグファ・ライカパトローネ入りでは、アンダーパーフォレーションは起きなかったのだろうか。
と、色々と考えてしまう。


Leica III フィルム室

結果的に、レチナの好評によりコダックのパトローネフィルムが世界標準となったのでアンダーパーフォレーションは避けられず、
ライカIIIFでは底蓋にパトローネを支える突起を付けて、アンダーパーフォレーションを防止することになった。

2019年6月18日

業務用カラーフィルムがいい

富士フィルム 業務記録用カラーフィルム 100

富士フィルムの業務記録用カラーフィルムだが
この発色が好きだ

ネガカラーフィルムの
少しこってりした色の感じが好きではなく
ずっとモノクロフィルムを使ってきたが
カメラのテストのために
安価なのと現像が早いので
このフィルムを使ってみると
以外と好みの色乗りだった

コントラストは少し高いが
あっさり気味の色合いで
ネガフィルム独特のノスタルジックな
雰囲気が感じられる


Voigtlander Vito B
業務記録用カラーフィルム

Voigtlander Vito B
業務記録用カラーフィルム

Voigtlander Vito B
業務記録用カラーフィルム


2018年7月6日

記録用カラーフィルム

FUJIFILM 記録用カラーフィルム

フジフイルムの業務用ネガカラーフィルムをカメラのテストで使ってみた。
コントラストは少し高めのように感じるが、なんとなく味わいのある色味で悪くない。

カラー写真はフィルムよりもデジタルのほうが好きで、カラーフィルムを使うのはテスト撮りぐらいだ。
モノクロだと現像に10日ぐらい要するが、ネガカラーだと1,2時間で仕上がるので機材テストには便利なのである。


Nikon F
NIKKOR Q.C Auto 200mm F4
FUJIFILM記録用ネガカラーフィルム

Nikon F
NIKKOR S.C Auto 50mm F1.4
FUJIFILM記録用ネガカラーフィルム

Nikon F
NIKKOR S.C Auto 50mm F1.4
FUJIFILM記録用ネガカラーフィルム

Nikon F
NIKKOR S.C Auto 50mm F1.4
FUJIFILM記録用ネガカラーフィルム
モノクロ変換:Lightroom
Nikon F
NIKKOR S.C Auto 50mm F1.4
FUJIFILM記録用ネガカラーフィルム
モノクロ変換:Lightroom

2018年4月6日

ネオパン100 ACROS が販売終了

ネオパン100 ACROS

最近噂になっていた「ネオパン100 ACROS」の販売終了がアナウンスされた。
2018年10月に出荷終了の見込みということである。

最近は少しフィルムで撮りだし、ACROSを使っていたので残念だ。
まだ、他のメーカーの黒白フィルムは手に入るが、ACROSは階調が良くて使いやすく安価なので重宝していた。

ACROSに代わるISO100の黒白フルムを探さないと・・・

2017年3月9日

Leica III:アンダー パーフォレーション

アンダーパーフォレーションのフィルム

バルナックライカでは、アンダーパーフォレーションが起きる。
画像がパーフォレーションの部分にまで食い込むという現象だ。


Leica IIIの下がっているフィルム

バルナックライカはフィルムマガジンを使うのが標準だったので、それより高さの低いフィルムパトローネだと、
フィルムが下がってしまいパーフォレーション部分にまで画像が写ってしまう。

カメラ内では上にパーフォレーションが見えているが、レンズを通った画像はフィルム面に上下逆さまに写るので、
画像の下にパーフォレーシヨンが現れることになる。
こういうアンダーパーフォレーションの現象を、そのまま使ってデジタル化するのも面白い。


フィルムホルダーにパーフォレーションが入るようにセットする

問題はフィルムのスキャンで、パーフォレーションを含めてスキャンするにはブローニー判対応のスキャナーで、
ブローニー判のフィルムフォルダーに35mmフィルムをセットしてスキャンすればできるようだが、
EPSON GT-F740はブローニー判をスキャンできないので、この方法は無理である。

なんとかGT-F740で出来ないかと試してみる。
GT-F740のフィルムホルダーは上下にガイドが付いてフィルムがズレないようになっているが、
無理やりパーフォレーションの部分が入るようにズラしてフィルムをセットする。
このままスキャンすると自動でスキャン範囲を決めてしまうので、やはりパーフォレーションを含めて取り込むことができない。
(パーフォレーションの部分が入るようにズラしてセットすると、フィルムを痛めることがあるので自己責任で)


EPSON Scanアプリの環境設定

どうにかしてスキャン範囲を広げられないかとEPSON Scanアプリの設定項目を調べていると、
環境設定で出来そうな項目が見つかった。
環境設定のプレビューの「サムネイル取込領域」であるが、これを初期値の「小」から「大」に変更する。


取込領域を「大」でスキャン

そうすると再スキャンされて、プレビューにパーフォレーションを含む画像が表示された。
分かりやすいように取込領域を「大」にしたが、このフィルムの場合は「中」の方がトリミングしなくてもいいサイズで
パーフォレーションを含めて取り込めるようだ。

もちろん、フィルムはフィルムホルダーにパーフォレーションの部分が入るようにズラしてセットしている。


アンダーパーフォレーションの写真

後はトリミングをして完成。
レタッチではなく正真正銘のパーフォレーションで、安価なEPSON GT-F740でも、
このような遊びができることが分かった。

新しいフィルムカメラでは出来ない、アンダーパーフォレーションを生かした写真を作れるのも、
バルナックライカの面白いところか。

2017年1月19日

EPSON GT-F740でフィルムスキャンをしてみる


エプソンのフラットベットスキャナー GT-F740でフィルムスキャンをしてみた。
2400dpiで6コマのスキャンが5分程度。
その間にスキャンの終わったものをLIghtroomのライブラリーへの登録とチェックをしているので、
スキャン時間は気にならない。
放っておけば6コマのスキャンができる。
操作時間も含めて、36枚撮り1本で40分程度か。


フジカラーCDデジタル
これはフジカラーCDデジタルだが、シャープで色味もすっきりしている。
Lightroomで明るさだけを補正している。


EPSON GT-F740でスキャン
2400dpi
24bitカラー
アンシャープマスク強
これはEPSON GT-F740でスキャンしたものだが、少しモヤっとしてシャープさが弱いようで、色味も少しマゼンタ寄りである。
Lightroomで明るさだけをフジカラーCDデジタルと同じ量で補正している。

モノクロネガでは、これよりもシャープにスキャンできているので、フィルムの特性によるものなのか。


EPSON GT-F740でスキャン
Lightroom:シャープ +70
これはEPSON GT-F740でスキャンしたものに、Lightroomで+70のシャープ補正をかけてみた。
少しフジカラーCDデジタルに近づいたか。
モニターでこのサイズだと差がわかりにくいが、この程度ならブログ用には使えるように思える。


Lightroomで色合い調整
最後にLightroomで色味をフジカラーCDデジタルに近づけてみた。
フジカラーCDデジタルより、少しざらっとした粒状感があるが、すっきりとした描写になった。
ブログ用画像などモニターで見るには十分なように思える。