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2022年7月6日

SHOJI UEDA PHOTOGRAPHS

SHOJI UEDA PHOTOGRAPHS / 植田正治写真集

出版社: 宝島社
発行年: 1995年初版

アマチュア写真家、植田正治さんの写真集で初期作品から砂丘モードまで、代表的な作品が収録されています。
「Shoji Ueda photographs」には、この宝島版と植田正治写真美術館版があって紛らわしいですが、全く別物です。

表紙のモデルは娘さんで1949年の作品「カコ」、
これは原田知世さんの名盤「カコ」のCDジャケットに使われたことでも知られています。






砂丘と人々、散歩、漂う白い雲、輝く海、など、鋭いインスピレーションと、演出にも違和感を感じさせないスタイルで、
代表的なモチーフである砂丘をモノクロで捉えてた植田正治ワールドです。

2022年7月3日

植田正治写真展「べス単写真帖 白い風」


植田正治写真展「べス単写真帖 白い風」が、FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館で開催されています。
東京だけの開催のようですが、「FUJIFILM Imaging Plaza 大阪」でも開催できないものでしょうか。

ベス単フード外しで撮ったソフトフォーカス写真の作品集です。
フード外しと言っても今のレンズフードのような大きなものでなく、絞り羽根の外周に付いた絞り羽根の開放を制御する枠で、
これでレンズの球面収差を抑えていたようです。
これを取り去ると、さらに絞りが開いた状態になり球面収差が増えて、ソフトフォーカスな描写ができるということで、
流行になりました。


「フジフイルム スクエア」より

「フジフイルム スクエア」より

「日本を代表する写真家植田正治の、写真集『白い風』(1981年日本カメラ刊行)から、精選された40点を展示。
展示作品は、当時写真集を印刷するための入稿原稿として使用され、保管されてきた貴重なプリントで、
写真展として公開されるのは今回が初めてです。」「フジフイルム スクエア」より

このように入稿原稿ということを知ると、尚更観たくなります。

2020年7月29日

ベス単繋がり

Nikon F + VK70R

VK70Rはヴェスト ポケット コダックのレンズを流用した「ベス単フード外し」という方法の軟焦点描写を再現するため、
35ミリ一眼レフカメラ用レンズとして開発されたもので、
オリンパスの元技術者である桜井栄一氏の協力により、清原光学研究所が3年かけて設計して1986年に完成させた。
名称のVKはベス単と清原の頭文字だそうで、ベス単を基にしたので焦点距離は70mmと少し長めである。

「ベス単フード外し」とは、コダック社のベスト判カメラの単玉レンズの収差を小さくするためのフードを外して収差を大きくし、
ソフトレンズとして使うことで、このベス単フード外しのレンズをペンタックスマウントに改造して、
「ベス単写真帖 白い風」などの作品を撮ったのが植田正治氏である。


植田正治写真美術館からの大山の眺め

清原光学研究所が製作したレンズはVK70RとVK50Rだけだが、
植田正治写真美術館の「超大型カメラオブスキュラ用レンズ」も製作している。
カメラオブスキュラは奥行き10メートル、投影サイズは5×4メートルと巨大なもので、
そのレンズは8400mm、F32、最大径600mm、総重量625Kgという世界最大のカメラレンズである。
このカメラオブスキュラに入って、投影された「逆さ大山」が眺められるという。

ベス単とキヨハラ、キヨハラと桜井栄一、植田正治とキヨハラ、植田正治とベス単、
清原光学研究所と桜井栄一氏と植田正治氏がベス単で繋がったということである。

2019年8月19日

植田正治写真美術館



植田正治さんといえば「ベス単写真帖・白い風」を思い出す。
「ベスト ポケット コダック」の単玉レンズ付き通称「ベス単」の絞りの周囲を覆っているフードを外し、
絞りを最大に開いた状態で球面収差を利用してソフトフォーカスにする「ベス単フード外し」という使い方で、
このレンズをペンタックスのボディに装着して撮ったカラー写真集である。


植田正治写真美術館

何故、裏側を ???




アマチュア精神を貫き、演出により人物をオブジェのように配置するモダンで実験的な構図で独特の世界観を表現、
 特に鳥取砂丘を舞台にした「砂丘シリーズ」はよく知られている。


大山

このスリットから大山を眺められ、水面に「逆さ大山」が映るのだが、風が強くさざ波が立っていて現れることはなかった。

もう写真をほとんど撮っていなかった頃なのだが、翌年の2009年にオリンパスペンE-P1が発売され、
そのテレビCMに刺激を受けてデジタルカメラで本格的に写真を撮りたくなり、
2011年にE-PL3を購入して再び撮り始めた。

2008年
Canon IXY DIGITAL 10