ワンコインのジャンクカメラ、「ヤシカエレクトロ35GS」です。
エレクトロ35GSは、無印、Gに継ぐ3世代目の機種でブラックタイプがGTとなっています。
初めて買ったカメラがエレクトロ35だったけど、ホットシューがあったような気がするので、
GSNかもしれません。
今は、富岡光学レンズらしいということもあって、人気があるカメラのようです。
Canon L3とYASHICA ELECTRO 35 GSのサイズ比較
使っていた時はあまり気にしていなかったですが、今手に取ってみると、この大きさに驚いてしまいます。
レンジファインダー機の「キヤノンL3」よりも大きいのです。
重さも750gもあって、50mm F1.8付きのL3の720gよりも重いです。
この当時は、レンズ交換式で連動距離計付きのフォーカルプレーンシャッター機をレンジファインダーカメラ、
連動距離計が付いていても、レンズ固定のレンズシャッター機をコンパクトカメラと呼んでいたような気がします。
けれどGSは、どう見てもコンパクトではないので、レンズシャッターカメラかレンズ固定カメラなのでしょう。
電池蓋を開けてみるとHM-4Nの水銀電池が入ったままで、少し電極も腐食していました。
電池にはYASHICAと記載されていて「1973.11までにお使いください」となっているので、
付属の電池でようですが、ほぼ50年間入ったままということですか。
こういう電子制御の古いカメラは電池の問題が付きまといますが、
このエレクトロ35も電池アダープターに4LR44を入れて使うことになります。
ただ、巻き上げレバーを巻いても、露出機構と連動する時のカチッという音が鳴っていないようなので、
電池を入れてもオート露出は働かないかもしれません。
それと、電池を入れなくてもシャッターが切れているけれど、これは1/500のシャッターでしょうか。
Canon L3 & YASHICA ELECTRO 35 GS
外観もかなり汚れていて、もちろんモルトもボロボロで、ファインダーは曇っていて、
レンズにもカビが見られますが、とりあえずは外観だけのクリーニングをしました。
クリーニングするとメッキハゲや錆もないので、意外と丈夫なメッキだったようです。
ただ、シルバーメッキは、キヤノンL3に比べるとギラギラして安っぽさを感じるので、
チープなレトロさが好きならばいいですが、高級感を求めるならば、
ブラック塗装のGTのほうが、精悍さもあっていいと思います。
レンズキャップ は付いてなかったですが、フィルター径は55mmでカブセキャップの内径は57mmなので、
余っていた八仙堂の57mmの金属製カブセキャップを付けてみました。
このカメラで撮る事はないですが、外観がきれいになったので、ファインダーの清掃と、
レンズの前玉の清掃程度はしてみたいです。