2024年1月28日

この大きさで コンパクトカメラ?

YASHICA ELECTRO 35 GS

ワンコインのジャンクカメラ、「ヤシカエレクトロ35GS」です。
エレクトロ35GSは、無印、Gに継ぐ3世代目の機種でブラックタイプがGTとなっています。
初めて買ったカメラがエレクトロ35だったけど、ホットシューがあったような気がするので、
GSNかもしれません。

今は、富岡光学レンズらしいということもあって、人気があるカメラのようです。


Canon L3とYASHICA ELECTRO 35 GSのサイズ比較

使っていた時はあまり気にしていなかったですが、今手に取ってみると、この大きさに驚いてしまいます。
レンジファインダー機の「キヤノンL3」よりも大きいのです。
重さも750gもあって、50mm F1.8付きのL3の720gよりも重いです。

この当時は、レンズ交換式で連動距離計付きのフォーカルプレーンシャッター機をレンジファインダーカメラ、
連動距離計が付いていても、レンズ固定のレンズシャッター機をコンパクトカメラと呼んでいたような気がします。
けれどGSは、どう見てもコンパクトではないので、レンズシャッターカメラかレンズ固定カメラなのでしょう。


HM-4N水銀電池

 電池蓋を開けてみるとHM-4Nの水銀電池が入ったままで、少し電極も腐食していました。
電池にはYASHICAと記載されていて「1973.11までにお使いください」となっているので、
付属の電池でようですが、ほぼ50年間入ったままということですか。

こういう電子制御の古いカメラは電池の問題が付きまといますが、
このエレクトロ35も電池アダープターに4LR44を入れて使うことになります。

ただ、巻き上げレバーを巻いても、露出機構と連動する時のカチッという音が鳴っていないようなので、
電池を入れてもオート露出は働かないかもしれません。
それと、電池を入れなくてもシャッターが切れているけれど、これは1/500のシャッターでしょうか。


Canon L3 & YASHICA ELECTRO 35 GS

外観もかなり汚れていて、もちろんモルトもボロボロで、ファインダーは曇っていて、
レンズにもカビが見られますが、とりあえずは外観だけのクリーニングをしました。

クリーニングするとメッキハゲや錆もないので、意外と丈夫なメッキだったようです。
ただ、シルバーメッキは、キヤノンL3に比べるとギラギラして安っぽさを感じるので、
チープなレトロさが好きならばいいですが、高級感を求めるならば
ブラック塗装のGTのほうが、精悍さもあっていいと思います。


八仙堂メタルキャップ

レンズキャップ は付いてなかったですが、フィルター径は55mmでカブセキャップの内径は57mmなので、
余っていた八仙堂の57mmの金属製カブセキャップを付けてみました。

このカメラで撮る事はないですが、外観がきれいになったので、ファインダーの清掃と、
レンズの前玉の清掃程度はしてみたいです。

2024年1月22日

x702 * 水仙郷






Fuji X-E4
Minolta M-Rokkor 90mm F4 (1, 2)
Nikkor S Auto 5.8cm F1.4 (3)

2024年1月18日

X-E4をフルマニュアル機に

Fuji X-E4 & Leica CL

最近はマニュアル露出で撮ることが多くなってきた。
フィルムカメラの頃はオート露出、オートフォーカスが嫌いで、フルマニュアルで撮っていたので、
全く抵抗がない。
むしろ、フィルムカメラを使っているようで、気分がいい。

オート露出で撮ると、カメラの標準露出か露出補正をした適正露出になり、
被写体を変えてもそのように露出値が決まるが、
マニュアル露出だと、意外な露出設定に巡り会うことがあって新鮮だ。

というようなこともあり、X-E4をフルマニュアルのフィルムカメラらしく設定してして使っている。


Fuji X-E4

フルマニュアル設定と言ってもフジのカメラの場合はシャッタースピードダイヤルがボディに付いていて、
絞りリングはレンズに付いているので簡単である。

シャッタースピードダイヤルをオートから適当なシャッタースピードにセットするだけだ。
あとは絞りリングとフォーカスリングの付いたレンズを、ボディに取り付ければいい。
そしてISO感度を400などに固定して、「フォーカスモード」を「マニュアルフォーカス」にする。
これで操作系は露出とフォーカスがマニュアル設定になる。

次はファインダーである。
「セットアップ」から「表示設定」の「画面のカスタマイズ」で「絞り/シャッター速度/ISO」と、
「露出補正ゲージ」のみにチェックを入れて、シャッタースピードと絞り値、露出計インジケーターを表示する。
フルマニュアル機では、シャッタースピードと絞り値、露出計インジケーターが表示されていれば十分である。
 
レンジファインダー機や一眼レフのファインダーは、露出設定に影響されず一定の明るさなので、
そのようにするにはファインダーに露出反映がされないようにすることだ。
これは、同じく「表示設定」の「マニュアル時モニター露出 /WB 反映」をOFFにすればいい。
これで、露出がアンダーになっても、オーバーになってもファインダーの明るさは一定なので、
フィルムカメラ らしくなるが、ミラーレスカメラのメリットがなくなるのでケースバイケースだろう。


Fuji X-E4 & Canon L3

キヤノンL3のような露出計がないフィルムカメラと同じようにする時は、DISP/BACKボタンで、
EVFの表示を「情報表示なし」にしてファインダー情報を全てなくせばいいが、
ここまですると、流石に使いにくくなるだろう。

あとは、VIEW MODE設定で「EVF ONLY」にして背面モニター表示をオフにしたり、
好みで粒子を加えてみてもいい。

細かな設定は別にしても、シャッターダイヤルのオートを外すだけでも、
ファインダーから見る世界が変わるかもしれない。

2024年1月15日

2024年1月8日

楽譜作成アプリ MuseScore

MuseScore 4

ギターの楽譜を作成するのに、今まではGuitar Proを使っていましたが、
クラシックギター の楽譜はフリーソフトで作成することにしました。

フリーソフトとしては、有料ソフトの無料版でFinale NotePad、Sibelius First - Avid、Dorico SE、
スコアメーカーZEROなどがあり、またMacで使えるギター用のタブ譜作成ソフトとして、
TuxGuitarがありますが、どうも使いにくいのです。
Macで使うとすれば、やっぱりMuseScoreということになります。

MuseScoreは完全なフリーソフトながら、ここまでの機能を備えているのもすごいですが、
楽譜の仕上がりが綺麗なのがいいのです。

五線譜

このタレガの「Tango」の楽譜は、Guitar Proの楽譜をMuseScoreにインポートして、
編集し直したものですが、綺麗に仕上がりました。

MuseScoreは自動配置がうまく働いてくれるので、完全にインポートできていない部分も簡単に修正できました。
クラシックギター の楽譜では運指の表記も大切なのですが、
自動配置で、左指を符頭の左、右指を音符の上か下に配置してくれます。

それと段ごとの小節数の設定も重要ですが、段の小節数の変更や改段も簡単にでき、
よく使うセーハの指定、繰り返しやジャンプの機能も十分備わっています。

ギター用のパレットも用意されていますが、基本はピアノ譜なのでギター特有の奏法の記述は不足していますが、
ハンマリングオンやプリングオフはスラーで、スライドはグリッサンドで代用することができます。



五線譜とタブ譜

クラシックギター の楽譜は五線譜に運指を記したものが一般的でしたが、
今ではタブ譜付きの楽譜も多いようです。

Guitar Proの楽譜をインポートしても、タブ譜はインポートされなかったので、五線譜から自動作成しました。
タブ譜は五線譜と連動したものと、独立したものを選んで作れますが、五線譜から連動したタブ譜を作るのは、
一度連動した五線譜を作って、それをタブ譜に変更するという手順のようです。

タブ譜は簡易、共通、完全の三種を選べますが、この「Tango」は簡易型で作成しています。
それと、タブ譜の表示と非表示の切り替えはクリックするだけなので、五線譜だけを表示したい時も簡単です。

写真付きの表紙

写真付きの表紙を作ったり、スコアシートに色をつけたりできますが、
スコアシートの色はエクスポートや印刷に反映されないのが残念です。

使ったのはMuseScore 4ですが、この最新版はUIも変更されて、不具合も多いらしくて評判は良くないようですが、
さほど大量に楽譜を作ることはないので、しばらく使ってみることにします。