2017年7月31日

Leica CL

Leica CL

このLeica CLはRollei 35を意識してデザインされたのだろうか。
1967年に発売され、当時世界最小の35mmフィルムカメラとして評価されていたRollei 35だが、
1973年発売のLeica CLは大きさは違うが構造がよく似ていて、レンズも40mmだ。

Rollei 35は暫く使っていたので、Leitz Minolta CLを見た時には似ていることに驚いた。


Leica CL 裏蓋

裏蓋全体を取り外してのフィルム装填や、蝶番で開くフィルム圧板、
裏蓋を外さないと交換できない電池などはRollei 35と同じだ。


Leica CL 底部

底部の巻き戻しレバーや裏蓋開閉レバー、Rollei 35ではホットシューも付いていた。
少し位置が違うがシャッターダイヤルの形状も似ている。



Leica CL & Minolta HI-MATIC F

大きさは、コンパクトカメラのミノルタ ハイマチックFと同じぐらいである。
この当時のコンパクトカメラはこれぐらいの大きさだったが、ミラーレスに慣れた今はこの大きさがしっくりとする。
距離計の基線長は、ギリギリ90mmも使えるCLの方が僅かに長そうだ。
ミノルタハイマチックFのレンズが38mm、ライカCLの標準レンズが40mmである。

このコンパクトカメラのような風貌が、一眼レフのように威圧感を与えなくて、
ストリートフォトに適していた。

このスタイルでデジタル化されたら、欲しくなってしまうかもしれない。

2017年7月23日

SUMMICRON-C 40mm F2 フィルター、フード、キャップ

SUMMICRON-C 40mm F2

M-ロッコール 40mm F2のフィルター溝は、40.5mm径でピッチも通常の0.5mmであるが、
ズミクロン-C 40mm F2のフィルターは特殊である。
レンズの先端に39mm径のネジが切られているが、ピッチが通常の0.5mmではなく0.75mmなので、
39mm径のフィルターは付けられない。
シリーズ5.5という専用のフィルターを使う仕様になっている。


シリーズ5.5のフィルターを乗せる

シリーズ5.5のフィルターは小さく、オスネジが切られていないのでレンズのネジ溝に取り付けられない。
このフィルターは、レンズの前に乗せるだけである。


12518ラバーフードを付けてフィルターを固定

その上から純正の「12518ラバーフード」をレンズにねじ込んでフィルターを固定するのだが、
このフードがない時は「ライカ S5.5用フィルターアダプター 11251」を使って固定する。


LEITZ 14191 φ35.5 Cap

付属の「14191フードキャップ」はハメ込み式で、ラバーフードを折り畳んで取り付ける。


フードキャップを付ける

ラバーフードに合わせて押し込めば、パチッという音がしてフードに嵌る。
外す時は、めくるようにフードキャップを持ち上げればいい。


E39-S5.5変換アダプターを付ける

このレンズには、もう一つのフィルターの取り付け方がある。
E39-S5.5変換アダプターを使う方法だ。
これは、0.75mmのピッチを0.5mmに変換してくれるので、
通常の39mm径のフィルターやフードが付けられるようになる。


E39フィルターを付ける

39mm径のE39フィルターを付けてみた。


39mm径のフードを付ける

一般的な39mm径の穴あきフードも付けられる。


PEN E-P5 + SUMMICRON-C 40mm F2

SUMMICRON-C 40mm F2をPEN E-P5に付けて撮ってみたが、このレンズは逆光時のフレアーが大きそうだ。


SUMMICRON-C 40mm F2 + 純正フード
絞り:F2

純正フードの効果はあまりなさそうで、逆光気味で開放絞りだとフレアが盛大に入る。


SUMMICRON-C 40mm F2 + 純正フード
絞り:F4

F4まで絞るとフレアは消える。


SUMMICRON-C 40mm F2 + 純正フード
絞り:F2
ハレ切り

開放絞りで、手でハレ切りをした。

2017年7月21日

x218 * 蓮

PEN E-P5
SUMMICRON-C 40mm F2


PEN E-P5
SUMMICRON-C 40mm F2


PEN E-P5
SUMMICRON-C 40mm F2


PEN E-P5
SUMMICRON-C 40mm F2


PEN E-P5
SUMMICRON-C 40mm F2


PEN E-P5
SUMMICRON-C 40mm F2


PEN E-P5
SUMMICRON-C 40mm F2

2017年7月19日

MacBook Proのバッテリー、その後

WorldPlusのバッテリー「 Apple MacBook Pro 13インチ 対応 A1322 A1278」

バッテリーの膨張で、バッテリーを取り外したまま使っていたMacBook Proだが、
時々カクカクとして滑らかな動きではなく、遅く感じるようになった。
サービスプロバイダーでも「動きますが、少し遅くなります」と言われていた。
実際、バッテリーなしで使うとCPUの性能が抑えられるような仕様になっているようだ。

何れにしてもマグネット接続のバッテリープラグの抜け落ちも心配なので、
互換バッテリーを取り付けることにした。


プラスドライバー、Yドライバー付き

元々付いていたバッテリーを確認してみるとA1322だったので、MacBook Pro 13”  (Mid 2010) に対応している、
WorldPlusのバッテリー「 Apple MacBook Pro 13インチ 対応 A1322 A1278」を使ってみた。
MacBook Proの裏蓋を外すためのプラスドライバー、そしてバッテリーを外すためのYドライバーが付属しているので便利である。


バッテリーは取り外されている

10本の裏蓋ネジを付属のプラスドライバーで外して裏蓋を取り外す。
サービスプロバイダーで、バッテリーを取り外してもらったのでスペースは空いている。
左側はハードディスクを取り替えたSAMSUNGのSSD、バッテリースペースのすぐ上に増設したメモリーが見える。


バッテリーを取り付ける

WorldPlusのバッテリーを裏蓋ピンの下に入るように差し込んで、コネクタを嵌め、
2本のネジを留めれば取り付けは終わりだ。
左側のネジ穴の位置が少しずれていたが、バッテリーを下側に押し込みながらネジを回すとなんとか留めることができた。

取扱説明書に「初めて使用する際は、バッテリー残量を3%になるまで放電し、その後完全に充電してください」
と書かれているので、そのようにする。

やっぱりバッテリーを付けると動きが滑らかになり、アプリの起動も速くなった。
フル充電で5時間ぐらい連続して使える。
MacBook Proの下側を抑えなくても、蓋だけを持ち上げて開くことができる。
互換バッテリーでも取り付けたほうが良いようだ。

2017年7月17日

Leica CLのストラップ

Leica CLの吊環

ライカCLのストラップは、ボディ左側の二つの吊環に通して取り付けるようになっているが、
純正のストラップはビニール製で硬いようだ。

代わりとして普通のストラップを、それぞれの吊環に取り付けてもいいが、やはりオリジナルのように吊環に通して付けたい。
そうすると、首から下げたままで裏蓋も保持してフィルム交換ができる。


ETSUMI クラシックレザーストラップII

カメラに付属しているポリエステル製の編み紐でもCLの吊環を通るので、アジャスターで止めてオリジナルのように使えるが、
今回は「ETSUMI クラシックレザーストラップII(アジャスターなし)」を使ってみた。
安価なので、革が薄くて柔らかくチープな感じだが、これがCLに丁度いい。
革の厚い高級ストラップだとCLの吊環を通らないことがある。
このストラップは、アジャスターではなく鼓ボタンを使った取り付けなので、これを利用する。


肩パットとサルカンを取り外す

硬めの肩パットが取り付けられているが、嵩張って好きではないので取り外す。
革製のサルカンは緩くて、すぐにズレて邪魔になるので、これも取り外す。


吊環に通す

ストラップを二つの吊環に通すのだが、幅10mmなので無理なく通せる。
革の厚さも丁度いい。


鼓ボタンで固定

ストラップの端を重ね、二つの鼓ボタンで固定する。
これでも大丈夫だと思うが、鼓ボタンは使っているうちに緩んで外れることもあるので心細い。


アジャスターを入れる

安全のために二つの鼓ボタンの間にアジャスターを入れると安心して使え、
ピンホックを外してアジャスターだけにすれば長さの調整もできる。


ボディに巻きつける

このストラップは柔らかい革なので手首に巻きやすく、
カメラにも巻き付けられるので、バッグに入れても邪魔にならないのが好い。


Leica CL + ETSUMI クラシックレザーストラップII

幅10mmと少し細いが、CLの重さだと問題ないだろう。
実際に使ってみても、肩に食い込むこともなく快適に使えた。

2017年7月15日

2017年7月13日

2017年7月11日

2017年7月9日

パリ、ニューヨーク、フォトグラファー


「パリが愛した写真家」と「ロバート フランクの写した時代」を観た。

ロベール ドアノーとロバート フランクと対照的とも思える二人。
映画の作り方にもよると思うが、刺激的なアメリカを感じさせるロバート フランクよりも、
優しい眼差しで撮るロベール ドアノーの「パリが愛した写真家」のほうが楽しめた。

ニューヨークを撮った写真家といえばヴィヴィアン マイヤーが浮かぶ。
彼女は没後に評価された写真家だが、同じようにニューヨークを撮り、個人的な作品を一切発表せず、
晩年に出版された写真集によって脚光を浴びたのがソール ライターである。
ドアノーに通じる被写体への向かい方は、当時のニューヨークの写真家たちと一線を画すが、
これは独学で絵を描いていたことにもよるのだろうか。
そういえばフランスには、カルチェ ブレッソンのように絵を描いていた写真家が多くいる。


Saul Leiter

ファッションフォトを撮っていた彼の
「雨粒に包まれた窓のほうが、私にとっては有名人の写真よりも面白い」
という言葉に納得させられる。


Saul Leiter

そして、時折見られる写真の大半を覆い尽くすような大胆な構図も刺激的である。

カラーで撮ったニューヨークの色の美しさ、鮮やかだが刺激的でない色、光を感じさせる色、
これが絵画で培われた色の表現なのだろう。
カラーでストリートフォトを撮るときに頭の片隅に置いておきたい。


「写真家ソール ライター急がない人生で見つけた13のこと」
公開済み

彼のドキュメント映画、「写真家ソール ライター急がない人生で見つけた13のこと」はアップルストアなどでレンタルできる。

「Saul Leiter Foundation」で彼の写真や絵を見ることができる。
http://saulleiterfoundation.org

ソール ライター展(終了)
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter/point.html

2017年7月1日

バッテリーが膨らむ

トラックパッドが浮き上がったMacBook Pro

MacBook Proのトラックパッドが浮きがってしまった。
これはよくあるようで、バッテリーが劣化して膨れるために起きる現象だ。

2010年製のMacBook Proなので、バッテリーは殆ど死んでいたが、そのまま電源コードをつないで使っていた。
バッテリー交換の警告が出ていたので、自分の不注意である。



膨れ上がったバッテリー

さすがに気持ちが悪いので、近くのサービスプロバイダに持ち込んだが、やはりバッテリーの膨張だった。

しかし、2010年製のMacBook Proは既にビンテージモデル?になっているので、バッテリーの在庫はないとのこと。
だけど、バッテリーを取り外せばトラックパッドの浮きは治り、電源コードを繋いで使うことができるという説明で、
無料サービスで処置していただけた。



平らになったトラックパッド

トラックパッドは平らになった。
互換メーカーのバッテリーを付けてもいいが、今は持ち出すこともないので、これで十分である。
ただバッテリーを外すとバランスが悪くなるので、カバーを開けるときは本体の下側を抑えていないと全体が持ち上がる。

そろそろ買い替え時かもしれないが、MacはWindows PCと違って、7年前のモデルでも写真アプリ程度ならサクサクと動くので、
ついつい、そのまま使っている。

バッテリーが無くても動くというのは重宝する。
電気は使っているが・・・
デジタルカメラだとバッテリーがなければ動かない。
互換バッテリーメーカーの有り難さがわかる。