2023年6月26日

2023年6月21日

2023年6月13日

オールドコンデジ ブーム?

LUMIX DMC-F1 & Canon IXY DIGITAL 10

フィルムカメラブームも少し下火になってきたのだろうか。
フィルム、現像、デジタル化で、5,000円ほどかかってしまうのでは、気軽に撮影もできない。

そういうこともあるのか、今はオールドコンデジに興味が移っているようだ。
オールドコンデジとはCCDセンサー時代のカメラのようで、CMOSよりもCCDの方が、
フィルムの発色に近いと言われてるからか。
私はこってりとした色乗りのCCDセンサーよりも、あっさりとしたCMOSセンサーの方が好きなのだが。

上の画像は、どちらもCCDセンサーのコンデジで、LUMIX DMC-F1は1/2.5型CCDの320万画素、
Canon IXY DIGITAL 10は1/2.5型CCDの710万画素で、どちらも光学式ズームファインダーを備えている。
このころのセンサーは画素数も1000万画素以下で、300万、500万、700万というものが多かったが、
大きくプリントせずに、モニターで見るだけならこれでも十分である。

今のフィルム写真のイメージは、写真アルバムに貼られたサービスサイズのピントの甘い、色あせた写真のようで、
そのようなフィルムカメラと同じように、よく写らないコンデジが好まれているのは、
最近のスマホカメラやデジタルカメラが写りすぎるからだろうか。

2023年6月8日

レンズだけが資産

フィルムレンズ

フィルムが値上げ続きで高価になって、少ししか使っていなかったフィルムカメラを益々使わなくなった。
今のフィルム価格では買うこともためらうので、結果的にフィルムが消滅したのと同じである。

フィルムが安価だった頃は、7,8年で修理ができなくなるデジタルカメラは消耗品で、
修理ができる機械仕掛けのカメラは100年経っても使えるので資産だといえたが、
フィルムが高価になった今は、機械仕掛けの置き物になってしまった。

今、資産といえるのはミラーレスカメラにマウントアダプターで使える、フィルム時代のレンズだろうか。

特に昔のフィルムレンズは開放絞りでは性能が落ちるので、1絞りか2絞り絞って使うのが一般的だったが、
デジタルカメラで使うようになると、開放絞りの性能がレンズの味として楽しむことも多くなったようだ。
デジタルカメラ用のレンズはテレセントリック性を高めているので、周辺減光は少ないが、
フィルムカメラ用のレンズは周辺減光が大きいので、それもフィルムレンズらしくていいのだろう。

ゴースト、フレア、バブル暈け、グルグル暈けという独特の映像表現ができるクセ玉もあるので、
よく写るレンズに飽きたら、よく写らないフィルムレンズでということなのだろう。

今では、フィルムレンズは、カビが生えても、曇っても、傷がついても、それを承知で使えば十分実用品で、
特に小型のミラーレスカメラとレンジファインダー用の小型レンズとの組み合わせは、
バランスも良く使いやすい。

機械仕掛けのカメラが置物になっても、機械仕掛けのレンズは資産として生き残れるだろう。