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2018年5月8日

Leica Nooky-Hesum

Leica NOOKY-HESUM

  • 名称:NOOKY-HESUM(ヌーキーヘズム)
  • マウント:L39
  • ヘリコイド:回転式
  • 倍率:1:6.5〜1:17.5
  • 近接距離:45cm〜1m
  • レンズ取付部:3本爪バヨネット
  • 対応カメラ:II~IIIa用又はIIb~IIIf
  • 対応レンズ:Summitar・Summar・Hektor50mm
  • 製造年:1938年

NOOKY-HESUMはレンズとボディの間に入れるヘリコイド付き中間リングのようなもので、
最短45cm程度まで寄ることが出来る。

ズミタール、ズマール、ヘクトール5cm用はNOOKY-HESUMで、エルマー5cm用はNOOKY、
ズミクロン5cm用はSOOKYというコードネームが付けられている。


距離計用補助レンズとパララックス補正用フレーム

左側の丸い窓が距離計用補助レンズで右側の四角い窓がパララックス補正用フレームである。
NOOKY-HESUMは、DII~IIIa用とIIIb~IIIf用の2種類あって、
見分ける刻印等はないが、パララックス補正用窓の大きさが違うようだ。

Leica DII、III、IIIa用はパララックス補正窓の内寸が10.5mm×17mmで、
Leica IIIb、IIIc、IIIf用はパララックス補正窓の内寸が13mm×18.5mmのようである。
このNOOKY-HESUMは、パララックス補正窓の内寸が10.5mm×17mmだったのでLeica DII、III、IIIa用である。


マウント

マウントはライカ L39マウントである。


フォーカスリング目盛り

フォーカスリングの目盛りは倍率表示で、1:6.5〜1:17.5になっている。


バヨネット爪

レンズの装着は3本爪バヨネット式で、内部にバヨネットの爪が見える。


NOOKY-HESUMとSUMMAR 5cm

沈胴したレンズの後部に3本のバヨネットマウント爪がある。
この爪をNOOKY-HESUMのバヨネットの爪に噛み合わせる。


NOOKY-HESUM + SUMMAR 5cm F2

レンズの鏡胴後部の爪とNOOKY-HESUMのバヨネットの爪を合わせ、レンズを右に回して装着する。


Leica III + NOOKY-HESUM + SUMMAR 5cm F2

Summar 5cm F2をNOOKY-HESUMでLeica IIIに取り付けると、機械カメラの雰囲気がさらに増す。
L39マウントでグルグル回しながら取り付けても、ピッタリとファインダーの位置に止まるのはさすがの精度だ。


Leica III + NOOKY-HESUM + SUMMAR 5cm F2

フォーカスはNOOKY-HESUMのフォーカスリングで行い、45cmから1mの範囲で撮影可能だ。
回転式ヘリコイドなのでフォーカスリングを回すとレンズ全体が回転し、絞りレバーの位置が移動するので少し使いにくい。

2017年11月12日

シャープ PEN

E-P5 + L39-m4/3アダプター + NOOKY-HESUM + Leica Summar 5cm

オリンパスPENでシャープPENを撮ってみた。
使ったレンズはLeica Summar 5cm F2で、それに近接アダプターのNOOKY-HESUMを使っている。

PEN E-P5への取り付けは、L39 - m4/3マウントアダプターを使う。
NOOKY-HESUMに沈胴したLeica Summar 5cm F2を取り付け、それをL39-m4/3マウントアダプターに付けてE-P5へ装着する。
ピント合わせはNOOKY-HESUMのヘリコイドで行う。

m4/3だと換算100mmの画角になるのでNOOKY-HESUMを使うと、そこそこの大きさで撮れるが、
今回は使っていないがデジタルテレコンを使えば更に倍率が上がる。


ぺんてる KERRY(万年CIL)

ぺんてる KERRYは、1971年に発売されたキャップ式のシャープペンシルだが、
万年筆をイメージした外観で、万年シルとも呼ばれている。
発売当初はKERRYという名称ではなく、後に付けられた。

材質は軸はポリカーボネート、ノックがステンレス、クリップは鉄、先金とローレットは真鍮、
キャップはアルミと多様な材料が使われていて、重さは22gである。


万年筆のようにキャップを外す

万年筆のようにキャップを外して使うという感覚が格別で、芯出しのノックの感触や、
剛性に溢れた使用感もケリーならではだが、現在も1000円前後で手にすることが出来るのも驚きである。


KERRYとPG1505

キャップを嵌めた時のカチっという音が小気味いい。
キャップを後ろ軸に嵌めるとペン側と連動され、ノックできる状態になる。
もちろんキャップを外したままでも使うことができる。

隣にあるのは1976年に発売された、ぺんてるの「製図用シャープペンシル PG1505」で、すでに廃番になっている。
PG1505はグラフシリーズの製図用シャープペンシルでは2番目に当たる。
外装は全て金属製で、材質は軸はアルミ、ノックがステンレス、クリップは鉄、先金とローレットと芯硬度表示窓が真鍮で、
持ってみると重心の低い、ずっしりした重さを感じる。
そして、クリップは取り外すことができるので邪魔になることがない。
これは長年使っているので、ローレットのメッキが剥げて真鍮の地金が出ている。


KERRYのペン先

KERRYのローレットは、1969年のメカニカMECのローレットを思い出させる。
それと、先に向けて細くなっている先金も美しい。


Leica Summar 5cm F2とNOOKY-HESUMは、これらのシャープペンシルよりずっと前のレンズと近接アダプターである。
長く使える道具は、実用的で美しい。

2017年1月25日

NOOKY-HESUMの修理

LEICA NOOKY-HESUM

名称:NOOKY-HESUM(ヌーキーヘズム)
マウント:L39
ヘリコイド:回転式
倍率:1:6.5〜1:17.5
近接距離:45cm〜1m
レンズ取付部:3本爪バヨネット
対応カメラ:Leica II~IIIa用又はIIb~IIIf
対応レンズ:Summitar 5cm・Summar 5cm・Hektor 5cm
製造年:1938年

バルナックライカ用のNOOKY-HESUMはレンズとボディの間に入れるヘリコイド付き中間リングのようなもので、
最短45cm程度まで寄ることができる。

このNOOKY-HESUMは小窓なのでLeica II~IIIa用である。
Leica II、III、IIIa用はパララックス補正窓の内寸が10.5mm×17mmで、
Leica IIIb、IIIc、IIIf用はパララックス補正窓の内寸が13mm×18.5mmのようである。
Leica IIIcなどはLeica IIIよりも距離計窓やファインダー窓が少し大きくなっているので、2種類作られたのだろう。


表面の3本のマイナスネジ

これはパララックス補正が動作しないということを承知で手に入れた。
本来、ヘリコイドの繰り出しに応じて、パララックス補正の枠が向かって右と上から現れるのだが変化がない。
ミラーレスカメラで使う予定だったので、これでもよかった。

けれど、Leica III (D3) が手に入ったので、これを使ってみたくなって修理をしてみた。
構造上、おそらくバネを使っていると予想したが、その通りであった。


ヘリコイド外周面の段差

ヌーキーのパララックス補正枠はヘリコイドの回転によって移動するのだが、これは簡単な構造で、
パララックス補正窓に接するヘリコイドの外周面に、テーパー状の段差が付けられていて、
繰り出すときのヘリコイドの回転によって、その段差が大きくなるのでバネに押された補正枠が押し出される。
逆に繰り出し量が少なくなると、段差が小さくなるので補正枠を押し込むようになる。


パララックス補正窓を分離

分解を始める。
まずは、パララックス補正窓を本体から取り外すことだが、これは前面の3本のネジを外せば取れる。


裏カバーを外す

取り外したパララックス補正窓の裏側の向かって左端の2本のネジを外す。
次に右端だが、これはネジではなくてナットになっているので、ラジオペンチなどで挟んで回せば簡単に外れる。
これで裏カバーを外すことができる。

中には補正用のプレートがあり、向かって左上の角にねじりバネが取り付けられている。
これは切れているように見えるが、本来は輪状に繋がっているのだろうか。
よくわからない。
今回は少し曲げてテンションを加えることにした。


最大繰り出しでの補正枠

これでバネに押され、ヌーキーの繰り出しに応じて補正枠が出るようになった。
向かって右側と上に少し見えているのが補正枠で、これで最大量である。

修理が終わって組み立てる時に気づいたことだが、パララックス補正窓の取り付けには注意が必要で、
向かって右端のネジを強く締めて取り付けたため補正枠が動かなくなった。
これは前枠で補正枠が圧迫されたためだ。
もし手持ちのヌーキーで補正枠が動かないような時は、このネジを少し緩めてみてもいい。
案外動くようになるかもしれない。