2023年1月6日

SME 3010Rを使う(9) オーバーハングの調整


オーバーハングの調整は重要だと思います。
以前聴いていたとき高音がキツくて耳障りに感じたのですが、オーバーハングの調整を忘れていたことに気づき、
調整したところ、聴きやすい音になりました。

3010Rのオーバーハング調整は、基本的にスライドベースをスライドさせて行います。(1239)
付属のヘッドシェルS2-Rはカートリッジを留めるネジ穴が固定のため、
カートリッジの取り付け位置を前後させてオーバーハングを調整することができません。
カートリッジとシェル一体型のオルトフォンのSPUも同じです。

なので、S2-RやSPUでスライドベースを動かしてオーバーハングを調整し位置を決めた後、
カートリッジ取り付け位置を変えられるヘッドシェルのオーバーハング調整をするようにしています。

この説明書ではスライドベースを動かしての調整なので、この時点で行っていますが、
カートリッジの取り付け位置をずらして調整する時は、この時点だと水平バランスが狂うので、
水平バランスを取る前に針が降りる程度の軽い針圧をかけて行っています。

0 件のコメント :