2022年7月10日

Canon L3

Canon L3

  • 型式:35mmフォーカルプレーンシャッター式距離計連動カメラ
  • 画面サイズ:24×36mm
  • マウントねじ式マウント(L39)
  • シャッター:2軸式布幕横走行フォーカルプレーン
  •                       1/500、1/250、1/125、1/60、1/30秒、B(中軸指標付き 回転ダイアル式)
  •                       1/15、1/8、1/4、1/2、1秒、T(1軸ダイアル式)
  • セルフタイマー:なし
  • フラッシュシンクロ:なし(ターミナルソケット部に蓋付き)
  • ファインダー二重像合致式連動距離計、回転式3段階視野倍率可変ビューファインダー(50、35、RF)
  • アクセサリーシュー:パララックス補正ピン付き
  • フィルム装填裏蓋開閉スプール差し込み式
  • フィルム給送上部回転巻き上げレバーによる1作動式(小刻み巻き上げ可能)
  • フィルムカウンター手動セット逆算式 0~39目盛り
  • フィルム巻き戻し埋め込み型ポップアップ回転ノブ式
  • 標準レンズキヤノン50mm F2.8
  • 大きさと質量143 × 76 × 34mm、530g(ボディ)
  • ボディ単体価格:32,000円
  • 発売年:1957年 (昭和32年) 11月


シャッター周り

V型や、このL型はバルナック型のIV型からの過度機のモデルであり、シャッターダイヤルは2軸回転式のままだが、
レバー巻き上げ、シャッターボタンの位置、裏蓋開閉式と改善も見られる。

V型とL型の違いは、セルフタイマーが付いているのがV型、付いていないのがL型である。
3タイプあるL型の見分け方は、L1型が最高シャッター速度が1/1000で、L2型とL3型は1/500である。


フラッシュソケットのカバー

L2型とL3型の違いはフラッシュ直結ソケットが付いていればL2型、付いていなければL3型であり、
省略されたソケットには、同心円の飾りが刻まれたカバーが付けられていて手抜きを感じない。
おそらくボディ自体はL2型であり、フラッシュの配線などの工程を省いてソケット部にカバーを付け、
価格を抑えたのかもしれない。


視野倍率可変ビューファインダー(50mm、35mm、RF)

キヤノンのレンジファインダーカメラといえば、この倍率可変ビューファインダーだろう。
ファインダー右側のギアを回すと内部のプリズムブロックが回転して、50mm用、35mm用、拡大用(RF)に切り替えられる。
一眼式レンジファインダーなので、これにより距離計の精度を上げることができたが、
少しファインダーが暗くなるというマイナス面もあった。


飛び出た巻き戻しノブ

この時代のキヤノンのカメラは普及型や姉妹型と言っても、すごく丁寧な作りで精密感、剛性を感じる。
回転式可変ビューファインダーやポップアップ式巻き戻しノブというようなギミックが楽しく、
小刻み巻き上げできるレバーなど使い勝手は良い方だろう。


Canon L3

L3型はセルフタイマーもフラッシュソケットも省略した廉価仕様だが、ストリートフォトには逆にこれが良く、
余分なものを削ぎ落としたプロ用スナップシューターのようである。
シャッター速度も1/250で、絞りF8で使うことが多いのでこれで十分。
ボディデザインもグッドデザイン賞をとった、空母型と称されフラットな上部デザインのL1型と同じなのである。

2022年7月6日

SHOJI UEDA PHOTOGRAPHS

SHOJI UEDA PHOTOGRAPHS / 植田正治写真集

出版社: 宝島社
発行年: 1995年初版

アマチュア写真家、植田正治さんの写真集で初期作品から砂丘モードまで、代表的な作品が収録されています。
「Shoji Ueda photographs」には、この宝島版と植田正治写真美術館版があって紛らわしいですが、全く別物です。

表紙のモデルは娘さんで1949年の作品「カコ」、
これは原田知世さんの名盤「カコ」のCDジャケットに使われたことでも知られています。






砂丘と人々、散歩、漂う白い雲、輝く海、など、鋭いインスピレーションと、演出にも違和感を感じさせないスタイルで、
代表的なモチーフである砂丘をモノクロで捉えてた植田正治ワールドです。

2022年7月4日

光漏れライカ

Leica Ⅲc + Summar 5cm F2

以前所有していたLeica Ⅲcだが、シャッター幕の劣化からか光漏れがあった。
もし先幕が薄くなって光り漏れしているのなら、常にレンズキャップをしておいて撮る前に外すようにしたり、
撮る前にフィルムを巻き上げることである程度光漏れをコントロールできたかもしれない。

実際、連続して撮っている時は光漏れが目立たなくて、レンズキャップをしないで暫くしてから撮った時や、
逆光で撮った時は光漏れが目立つようだった。



露光ムラチェック定番の青空撮影だが、黄色っぽくなった光漏れがり、雲一つない青空だがこの通りだ。



こういう被写体だと同じ形でハッキリと出ている。



モノクロではあまり目立たないが、中央の枝葉に光漏れがある。

バルナック型ライカのように底蓋しか開けられないカメラはシャッター幕の状態が確認できないので、
撮影してみないとわからないのである。

こういう光漏れは、何だか古い写真のような感じにも見え、Luminar AIにも光漏れの効果があるので、
そのような使い方もできるかもしれないが、やっぱり気になってしまう。

2022年7月3日

植田正治写真展「べス単写真帖 白い風」


植田正治写真展「べス単写真帖 白い風」が、FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館で開催されています。
東京だけの開催のようですが、「FUJIFILM Imaging Plaza 大阪」でも開催できないものでしょうか。

ベス単フード外しで撮ったソフトフォーカス写真の作品集です。
フード外しと言っても今のレンズフードのような大きなものでなく、絞り羽根の外周に付いた絞り羽根の開放を制御する枠で、
これでレンズの球面収差を抑えていたようです。
これを取り去ると、さらに絞りが開いた状態になり球面収差が増えて、ソフトフォーカスな描写ができるということで、
流行になりました。


「フジフイルム スクエア」より

「フジフイルム スクエア」より

「日本を代表する写真家植田正治の、写真集『白い風』(1981年日本カメラ刊行)から、精選された40点を展示。
展示作品は、当時写真集を印刷するための入稿原稿として使用され、保管されてきた貴重なプリントで、
写真展として公開されるのは今回が初めてです。」「フジフイルム スクエア」より

このように入稿原稿ということを知ると、尚更観たくなります。

2022年6月27日

Canon L3 動作チェック

Canon L3
Canon L3 + Jupiter-8 50mm F2

Canon L3の状態確認で撮ったネガが現像されて戻ってきた。
久しぶりにフィルムを現像に出したが、1,210円に値上がりしていた。
以前は900円ぐらいだったと思ったが、、、

中古フィルムカメラやレンズの異常な値上がり、フィルムの値上がり、それと現像料の値上がりと、
フィルム写真も趣味から、道楽の範疇に入りつつあるようだ。


Canon L3
Canon L3 + Jupiter-8 50mm F2

中古フィルムカメラを買うと一応動作確認チェックを行うのだが、今回は次のようにチェックした。

1)露光ムラチェック(雲のない青空)1/250 F11
2)露光ムラチェック(雲のない青空)1/500 F8
3)シャッター速度チェック 1/500  F5.6
4)シャッター速度チェック 1/250  F8
5)シャッター速度チェック 1/125  F11
6)シャッター速度チェック 1/60  F16
7)シャッター速度チェック 1/30  F22
8)距離計チェック 無限遠
9)距離計チェック 10m
10)距離計チェック 3m
11)距離計チェック 1m
12)先幕チェック 巻き上げ後絞り開放30分放置、キャップをかぶせ最小絞りでシャッター切る
13)後幕チェック 巻き上げ後キャップをかぶせ最小絞りでシャッター切る、キャップを外し絞り開放30分放置後、巻き上げ

現像されたネガの上記13コマを見ると、露光ムラ、シャッター速度、距離計は問題なかった。
30分放置では先幕に小さな点が、先幕、後幕共に上下に少し光漏れがあったが、
その後撮影した残りのコマでは問題ないので、普通に撮影する分には影響ないだろう。
今のところ1/15秒から1秒までの低速シャッターも正常に動いているので、問題なく使っていけそうである。


Canon L3
Leica Summar 5cm F2

2022年6月25日

Lens Turbo ⅡとHolga

Lens Turbo II, Holga 60mm F8
Fuji X-E1 + Lens Turbo II + Holga 60mm F8

Holgaのような
周辺光量落がおもしろい
レンズには
Lens Turboのような
縮小系コンバージョンレンズがいい

2022年6月18日

Voigtlander VITO B

Voigtlander VITO B
Voigtlander VITO B

  • 型式:35mmレンズシャッター式カメラ
  • 画面サイズ:24×36mm
  • レンズ:Color-Skopar 50mm F3.5
  • フィルター:かぶせ式
  • 絞り:F16、11、8、5.6、3.5
  • 距離:1m〜無限遠(ゾーンフォーカスマーク付き)
  • フォーカス:マニュアル、目測式
  • シャッター:Prontor-SVS(ビハインドシャッター)
  • シャッタースピード: 300、100、50、25、10、5、2、1、B (最高速200タイプも有り)
  • シンクロ:X、M レバーでセット
  • セルフタイマー: 10秒、シンクロレバーをVにセット
  • 露出計:なし
  • ファインダー: 光学ビューファインダー
  • フィルム巻き上げ:レバー巻き上げ、セルフコッキング
  • フィルムカウンター:ボディ底のギヤによる手動セット、逆算式
  • フィルム装填:裏蓋開閉式
  • 巻き戻し:ポップアップ式巻き戻しノブ
  • 製造: 1954年

1954年発売に発売された、24×36mm(ライカ)判で、固定鏡胴、
レンズはカラースコパー50mmF3.5またはカラースコパー50mmF2.8の全群繰り出しで、
フィルム巻上げでシャッターチャージされます。
距離は目測、露出計はなし、というベーシックなモデルですね。

固定鏡胴のVitoBは3種類あって、 初期型の絞りとシャッター速度をセットするもの、
そしてライトバリュー式露出セットのものと、
大型ファインダーのものですが、これは初期型のシンプルなものになります。

この初期型VITO Bは高さを抑えられて小型のファインダーがいいですね。
距離計や露出計がないので、コンパクトなカメラに仕上がっています。


Voigtlander VITO B
Voigtlander VITO Bトップ

トップにはVITO Bのロゴ、シャッターボタン、アクセサリーシュー、ISO感度メモ付きの巻き戻しノブしかなくシンプルです。
背面にファインダー接眼窓と、フィルム巻き上げレバーが見えています。

 
Voigtlander VITO B
Voigtlander VITO Bボトム

底蓋開閉式に見えますが、右側の部分が開くだけで、裏蓋開閉式です。
底部も凝った作りで、しっかり作られていてデザインも綺麗ですね。


Voigtlander VITO B
Voigtlander VITO B

私にはレンズシャッターのカメラはあまり相性が良くなくて、このBITO Bも手放してしまいました。
シャッターが「チッ」と鳴るレンズシャッターは、静かでストリートフォトにはいいのですが、
やっぱりフォーカルプレーンシャッターの撮ったという感じのシャッター音が好きです。

2022年6月14日

2022年6月11日

久々のキヤノン レンジファインダー

Canon L3
Canon L3(1957年11月発売)

現状品ということで安価なキャノンのレンジファインダーカメラに出会ったので、思わず買ってしまった。
昔キャノンVI L型を使っていたので、それ以来のキヤノン レンジファインダー機である。

この商品表示にはキヤノンVLとなっていたが、これは間違いでキヤノンL3であった。
L型とV型でのこういう間違いが結構多く、L型でもL3をL2と表示していることも多い。


Canon L3 広告
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この頃のキャノンのレンジファインダーカメラは、ライカM3の影響で迷走していたのだろう。
1956年8月のVTから始まり1957年3月にL2、続いてVT Deluxe、L1、L3、1958年3月のVL、VL2まで頻繁に新機種を発売して、
その半年後の1958年9月には1軸不回転ダイヤル式のVI T、VI Lを発売するという、
今ならユーザーから批判を受けそうなことをやっている。

ネットでもよく見かけるのはP型や7型で、このL型などは殆ど見かけないのだが、
私もVI L型を使っていた頃は、L型の存在すら知らなかった。

ネットでの人気が示すように、キヤノンのレンジファインダーカメラを初めて使うなら実用性や操作性の面から、
このようなL型やV型よりも、P型、7型、7s型をおすすめする。
P型、7型、7s型は、ファインダー接眼窓も大きく、レンズの焦点距離に応じたフレームが表示されるなど、
一般的なカメラの操作で撮影できるので、初心者にも分かりやすく使いやすいだろう。

2022年6月4日

レンズ名のセットを忘れる

マウントアダプター設定メニュー

フィルムカメラで写真を撮るときは、使用レンズが何だったかを記録するために、
レンズ交換の時にレンズを撮影したり、メモを取ったりしていた。

デジタルカメラでは、レンズ情報が記録されるので便利だが、
電子接点を持たないマニュアルレンズを使うとレンズ情報が記録されない。
なので、Fuji X-E4では焦点距離とレンズ名、X-E1では焦点距離を設定することができるのだが、
これをセットするのを忘れてしまう。
そして困ったことに、セットを忘れると以前セットした違うレンズ名が記録されてしまうのだ。
特に修正できないRAFのメタデータに書き込まれるので困ってしまう。

撮影情報は現像アプリなどを使えば見ることができて、修正することもできる。
SILKYPIXでもレンズ名や焦点距離などを修正できるが、これはEXIFデータを書き直しているのではなく、
現像パラメータなどを保存するファイルに書き込まれているだけなので、他のアプリで開いた時は表示されない。
これはLUMINARやLightroomでも同じである。

そこで、Photo Mete Editなどを使ってEXIFデータを修正することになるが、
EXIFデータはJPEGやTIFFなどの画像データに付加されているメタデータであり、
RAWファイルにはカメラ機種独自のメタデータとして記録されているので、ほとんどのメタデータ編集アプリでは対応できない。
RAWファイルのメタデータを修正しようと思えば、
バイナリー エディタを使うしかないだろうが、大量の写真となると現実的でないので、
RAWファイルのレンズ情報は間違ったままで、JPEGだけでも正しいレンズ情報に訂正することになるのだ。

カメラよりもレンズによる描写の違いが大きいので、レンズ名は記録しておきたいが、
今使っているのは電子接点を持つレンズは2本だけで、大半は電子接点を持たないマニュアルフォーカスレンズなので、
忘れないように気をつけてレンズ交換をするしかない。

レンズ無しレリーズオンの設定の時、電源を入れるとマウントアダプターメニューが表示されるとか、
注意喚起があればいいのだが、、、

2022年6月2日

x586 * ライブ

Fuji X-E4
TTArtisans 35mm F1.4

「ツイスト・アンド・シャウト」
で盛り上がる
久しぶりに
ビートルズの曲を
聴いた