2018年6月23日

Nikomat FTnのモルトプレーン交換

Nikomat FTN

Nikomat FTnのモルトが傷んでいるので交換するが、張り替え方は「キヤノンF1のモルト貼り替え」と同じだ。

ニコマートFTnで外から見えるところにモルトが使われているのは、マウント部の上のミラー受け、
背面の裏蓋が嵌る溝の部分、右側面の裏蓋との接触部の3箇所だ。

モルトプレーンはAki-Asahiの「10cmx20cm(小判)厚さ1.5mm/2mm」を使う。
これは厚さ1.5mmと2mmのものが1枚ずつ入っていて、35mmフォーマットカメラは1.5mmを裏蓋に、
2mmをミラー クッションに使うように勧められている。
詳しい貼り替えの方法はAki-Asahiのサイトで説明されている。


裏蓋溝のモルト

上の裏蓋の溝は直線だが、下は曲がっていて、少し貼りにくそうだ。
この部分のモルトを削り取る時は、モルトの削りカスが入らないように、
巻き上げ軸やシャッター部分をティッシュなどで覆ってテープで固定したほうがいい。


ヒンジ部のモルト

ヒンジ部のモルトはボロボロで、裏蓋にもこびりついて少しサビも出ている。
この部分はボディを立てて、モルトの削りカスが下に落ちるようにした方が良さそうだ。


傷んだミラークッションのモルト

ミラークッションのモルトも殆どなくなり、ミラーも汚れている。
ここも、モルトの削りカスが入らないように、ミラーの上にティッシュなどを敷いて削り落とした方が良い。


モルトを削り落としたヒンジ部

ボロボロになったモルトの残骸を、カッターナイフや竹串などで削り落として無水アルコールで拭き取っておく。
背面の裏蓋が嵌る溝の部分は、付属の竹串で穿ると綺麗に取れる。


貼り替えたヒンジ部のモルト

まずは右側面の裏蓋と接触するヒンジ部から。
キヤノンF1の時は暑さ1.5mmのモルトプレーンを使ったが、
今回は厚さ1.5mmと2mmの2種類を作って仮に当ててみると2mmの方が良さそうなので、それをを貼ることにした。
サイズは5mm x 45mmである。
粘着面に水を付けて粘着力を弱めてから貼るが、ここは簡単に貼れる。


貼り替えた裏蓋溝のモルト

次は裏蓋が嵌る溝の部分だ。
ここは、厚さ1.5mmのモルトを1mmの幅で長いめにカットして、貼り終わるところで余った部分をカットするといい。
溝の端から、カッターナイフの背などで埋め込むが、
無水アルコールよりも水を付ける方が揮発する時間が長いので、ゆっくり貼れて貼り直しもしやすい。

1mm幅のモルトを粘着面がよじれないように貼るのは難しい。
少しずつ粘着面を水で湿らし接着力を弱めながら埋め込んでいくが、この時、溝のほうも水で濡らしたほうが貼りやすいだろう。

上側の溝には、右端にカウンターリセット用のピンがあるので、被らないように二つに分けて貼る。


貼り替えたミラー受けのモルト

最後に厚さ2mmのモルトプレーンをカットして、マウント部の上のミラー受け部に貼る。
ミラー受け部の奥側の左右一杯に貼るので、サイズは3mm x 39mmである。
少し貼りにくいが、粘着面に水を付けてゆっくりと貼ればいい。


Nikomat FTN

モルトを交換したあとミラーもクリーニングしたのでファインダーもクリアになったような気がする。
裏蓋溝のモルトを貼り直したので裏蓋を閉じた時のガタつきもなくなり、
ミラー受けのモルト貼り替えで、シャッターを切った時の音も静かになった。

ニコマートFTnはボディの内部にも多くのモルトプレーンが使われている。
フォーカシングスクリーンの受けにもモルトが使われていて劣化しているが、
これはトップカバーを外してプリズムも外さないと交換できない。
ファインダーに、それらのモルトの破片と思われる小さなゴミが少しあるが、撮影には気にならないので、
このまま使うことにする。

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