2018年5月18日

NIKKOR S.C Auto 50mm F1.4とNDフィルター

NIKKOR S.C Auto 50mm F1.4 + Pixco Nikon F- m4/3マウントアダプター

花を撮る時は、チルトEVFやチルト背面モニターがあると便利なのでPEN E-P5を使うことが多い。
組み合わせるレンズは、NIKKOR S.C Auto 50mm F1.4で開放絞りのソフトな描写がいいのだが、
日差しも強くなってくると開放絞りのF1.4では露出オーバーになってしまう。


Kenko ND8フィルター

電子シャッターでの高速SSが使えるのならいいが、PEN E-P5は最高が1/8000秒のメカニカルシャッターだけである。
拡張のISO100と組み合わせても強い陽射しの下では厳しいものがあるので、
このレンズで撮る時はNDフィルターを使うことが多い。




NDフィルターは一眼レフだとファインダーが暗くなるが、ミラーレスだと違和感なく使える。
この時は光量を8分の1に減少するND8を使っているが、
普通の晴天の明るさなら光量を4分の1に減少してくれるND4が使いやすいだろう。


F5.6
PEN E-P5 + NIKKOR S.C Auto 50mm F1.4 + ND8

F5.6に絞るとシャープになるが、ニコンレンズに見られるカリカリの描写ではなく、鳥の羽毛や草の質感も自然である。


F1.4
PEN E-P5 + NIKKOR S.C Auto 50mm F1.4 + ND8

開放絞りのF1.4では、独特の柔らかい描写だ。
このシーンはハイライトが少ないが、ハイライト部分にはソフトレンズのような滲みが現れる。
そのために、F1.4の絞りが使えるまで光量を落としてくれるNDフィルターが欠かせない。

2018年5月16日

V15 Type Ⅴ-MRのセッティング

V15 Type Ⅴ-MRとヘッドシェルSME S2-R

V15 Type Ⅴ-MRはSMEのヘッドシェルに取り付けている。
3000シリーズのトーンアームのヘッドシェルといえば、このS2-Rを思い浮かべるほど知られている。
アルミプレス加工で重さは8gである。


インストラクション マニュアル(新規タブで開いて拡大)

インストラクション マニュアルには

  • リード線の接続
  • ヘッドシェルへの取付け
  • カートリッジレベル
  • ダブルポイント アラインメント
  • 針圧設定
  • クリーニング
  • ダブルポイント アラインメントの解説

など、V15 Type Ⅴ-MRの使い方などが説明されている。


ダブルポイント アラインメント調整(内周)

ダブルポイントアラインメントは、ターンテーブルの内周と外周の2カ所でカートリッジを調整する。
最初に内周でのカートリッジの位置決めをする。
ゲージの中央の穴をターンテーブルの軸に差し込み、
スタイラスを取り外したカートリッジを置きピタリとゲージにはまるように調整し、ウエッジでターンテーブルを固定する。


ダブルポイント アラインメント調整(外周)

次に、外周でのカートリッジの調整をする。
ゲージの端の長い穴をターンテーブルの軸に差し込み、カートリッジを置き、
ターンテーブルの軸が長い穴の中央に来るように調整する。


トーンアームの修正

トーンアームをオルトフォンSPUからV15 Type Ⅴ-MR用に調整しなおす。
SPUはメインウエイトを2個使っていたがV15 Type Ⅴ-MRは軽量なので1個だけにする。
今回は針圧を1g、インナーフォースキャンセラーも1gに調整した。


CHET

チェットベイカーの写真といえば「The Blues」に使われた「Helima and Chet Baker」が思い出されるが、
このジャケット写真も同じような雰囲気なのがいい。


アルバム CHETをトレースする

今回はダイナミックス スタビライザーを使わずに聴いた。
1曲目の「Alone Together」が流れると、艶やかなチェットベーカーのトランペットに続き、
ペッパー アダムスの深みのあるバリトンサックスが聴こえてくる。
程よく広がる音場と定位の良さはアナログならではで、CDでは味わえないかもしれない。

2018年5月15日

SHURE V15 Type Ⅴ-MR Cartridge

SHURE V15 Type Ⅴ-MR

  • 型名:V15 Type Ⅴ-MR
  • 発電方式:MM型
  • 出力電圧:3.2mV(1kHz、5cm/sec)
  • チャンネルセパレーション:25dB以上(1kHz)
  • チャンネルバランス:1.5dB以内
  • 直流抵抗:815Ω
  • 適正負荷:47kΩ(並列容量 250pF)
  • 針圧:0.75〜1.25g、1.25~1.75g(ダイナミックスタビライザー使用時)
  • 針先形状: 0.15×3milマイクロリッジ
  • 重量:6.6g
  • 販売期間:1983年〜1997年
  • 価格:50,000円(購入時)
  • 交換針:VN5MR(22,000円)

V15 Type Ⅴ-MRはV15 Type Vにマイクロリッジチップを装着したモデルである。
高剛性、低質量のMICROWELL/Beのカンチレバーや、
静電気やレコードのソリによる針圧変動を防ぐダイナミックスタビライザーも装備している。


パッケージ、説明書
右端から

  • 化粧箱
  • インストラクション マニュアル
  • 製品ガイド
  • プラスチックケース
  • パッケージ取り扱い説明書

インストラクション マニュアルには、ヘッドシェルへのカートリッジの取り付け方法や、
ダブルポイントアライメントの方法が書かれている。


プラスチックケース、付属品

プラスチックケースの底は、カートリッジとスタイラス収納を兼ねたダブルポイントアライメント ゲージになっている。(中央)
それを取り外すとメンテナンスパーツが現れる。(左)
  • ダブルポイントアライメント ゲージ
    ターンテーブルの2カ所でカートリッジの取り付け位置を調整するゲージ
  • 調整用スタイラス
    カートリッジの位置を調整するためのプラスチック製のスタイラス
  • ドライバー
    カートリッジ取り付け、調整用ドライバー
  • ウエッジ
    ダブルポイントアライメントの時にターンテーブルを固定する留め具
  • ブラシ
    スタイラスのクリーニング用ブラシ
  • ネジ、スペーサーなど

カートリッジはカメラに例えるとレンズのようなもので、レンズで写真の趣が変わるようにカートリッジで音の表情が変わる。
それほど重要なアイテムである。
そして、カメラのボディに当たるのはターンテーブルとフォノイコライザーである。

2018年5月14日

フォノグラフ カートリッジ

カートリッジキーパーに入ったヘッドシェルとカートリッジ

5月1日にShureはレコード用のフォノカートリッジ製品の終了を発表した。
「近年、フォノグラフカートリッジ製品部門では、Shureの厳しい基準を維持することが困難になっており、
2018年夏をもってフォノ製品の生産を終了する」ということである。

これからも、写真フィルムやフォノカートリッジなど、アナログ用品の生産終了が続くのだろうか。


SPU Classic G、V15 Type Ⅴ-MR、DL103LC2、DL102

ということで、いま手元に残っている使えそうなカートリッジを再確認してみた。
一番左のカートリッジケースに入っているのははSPU Classic Gである。
これはヘッドシェル一体型のステレオカートリッジである。

SPU Classic G(Ortofon)
発電方式:MC型
針圧:3〜5g


左から2番目はV15 Type Ⅴ-MRで、SMEのユニバーサルヘッドシェルS2-Rに取り付けられている。

V15 Type Ⅴ-MR(SHURE)
発電方式 MM型
針圧:1.5~1.75g(ダイナミックスタビライザー分+0.5g含む)


左から3番目はDL103LC2で、これもSMEのユニバーサルヘッドシェルS2-Rに取り付けられている。

DL103LC2(DENON)
発電方式:MC型
針圧:2.5g±0.3g


左から4番目はDL102で、OrtofonのヘッドシェルLH-2000に取り付けられている。
これはモノラルカートリッジである。

DL102(DENON)
発電方式:MC型(Mono)
針 圧:3g±1g


M44GとME95ED

左がM44Gである。

M44G(SHURE)
発電方式:MM型
針圧0.75g~1.5g


右がME95EDである。

ME95ED(SHURE)
発電方式:MM型
針圧:0.75~1.5g


残っていた6種のカートリッジの内、3種がShure製である。
経年劣化もあると思うが、これらのフォノカートリッジを少しでも長く使いたい。

2018年5月12日

SME 3010R トーンアーム

SME 3010R

  • 型名:3010R
  • 型式:ユニバーサル型 スタティックバランス・トーンアーム
  • 実効長(軸受けの中心から針先まで):237.0mm
  • スライドベース中心からターンテーブル中心まで(L):222.0mm
  • オーバーハング調整範囲:±12.7mm
  • 取付面からの高さ調整範囲(H):最大:79.3mm、最小:60.3mm
  • 取付面からターンテーブル上面までの高さ調整範囲(T):最大:41.3mm、最小:27.0mm
  • 取付に必要な深さ(D):47.6mm
  • メインウェイト調整に必要な間隔(R):82.5mm
  • ターンテーブル上面とダストカバー内側との間隔(C):44.5mm
  • 2分割メインウェイト(カートリッジの重量/シェルを含む重量):
    13g~26g/21~34g(フロントウエイト使用)
    1.5g~14g/9.5g~22.g(フロントウェイト分離)
  • 針圧調整:0〜5g
  • アーム材質:ステンレス鋼

トーンアームにはストレートタイプ、S字タイプ。J字タイプがあるが、
SME 3010RはJ字タイプで、バランスのとれた美しいトーンアームである。


カタログ

1959年発売の幻の銘トーンアーム3012を超えるという目標で開発されたトーンアームで、
3009-R/3010-R/3012-Rの3種類が製品化された。
ショートタイプが3009R、ロングタイプが3012R、3010Rはその間の長さになる。

  • メインウェイト部のシャフトに平行移動することにより、正確さを高めた新ラテラルバランス機構を採用。
  • パイプアームの材質には高剛性ステンレス鋼を採用。
  • 2分割メインウェイトの採用で、あらゆるカートリッジのセッティングが行える。
  • 水平バランス調整にはリードスクリュー方式を採用。
  • カーボンファイバーを用いたナイフエッジを採用。
という特徴を備えている。


SME 3010R + Ortofon SPU Classic G

トーンアーム3012はオルトフォンのSPUのために開発されたのだが、
その後カートリッジの軽量化に沿ってトーンアームも変化してきた。
その後、原点に帰って自重31gのオルトフォンSPUをカバーするトーンアームとして開発された。




3010Rの性能を最大限引き出すには、適正な調整が欠かせない。
  1. 水平バランスの調整
  2. 針圧の調整
  3. ラテラルバランスの調整
  4. 高さ調整
  5. カートリッジの角度調整
  6. オーバーハング調整
  7. インサドフォースキャンセラー調整
毎回することではないが、これだけの調整を必要とする。


針圧調整

針圧は5gまで調整でき、ウエイロッドの短い目盛は0,25gで長い目盛は1gなので、
先端の長い目盛で5gの針圧になる。


インサイドフォースキャンセラーレバー

滑車を使って、糸でウエイトを吊り下げるインサイドフォースキャンセラーも面白い。
インサイドフォースキャンセラーレバーに付けられている目盛は、針圧に対応していて1目盛が0.25である。
糸の先端の輪を針圧にあった目盛の溝にはめる。




針先が30cmレコードの最外周の音溝にあるときに、
吊り下げ糸がインサイドフォースキャンセラーレバーに対して90度になるように調整する。

アームのアップダウンはアームリフターレバーで行うが、オートリターン機能などはない。
全てマニュアル操作だ。




このSME 3010Rのような機械仕掛けの構造美は、フィルムカメラの仕掛けに通じるものがあって、大いに惹きつけられる。
今は3000シリーズを引き継いでSERIES M2となっているが、やっぱり3000シリーズのほうに精密さを感じる。

2018年5月10日

2018年5月8日

Leica Nooky-Hesum

Leica NOOKY-HESUM

  • 名称:NOOKY-HESUM(ヌーキーヘズム)
  • マウント:L39
  • ヘリコイド:回転式
  • 倍率:1:6.5〜1:17.5
  • 近接距離:45cm〜1m
  • レンズ取付部:3本爪バヨネット
  • 対応カメラ:II~IIIa用又はIIb~IIIf
  • 対応レンズ:Summitar・Summar・Hektor50mm
  • 製造年:1938年

NOOKY-HESUMはレンズとボディの間に入れるヘリコイド付き中間リングのようなもので、
最短45cm程度まで寄ることが出来る。

ズミタール、ズマール、ヘクトール5cm用はNOOKY-HESUMで、エルマー5cm用はNOOKY、
ズミクロン5cm用はSOOKYというコードネームが付けられている。


距離計用補助レンズとパララックス補正用フレーム

左側の丸い窓が距離計用補助レンズで右側の四角い窓がパララックス補正用フレームである。
NOOKY-HESUMは、DII~IIIa用とIIIb~IIIf用の2種類あって、
見分ける刻印等はないが、パララックス補正用窓の大きさが違うようだ。

Leica DII、III、IIIa用はパララックス補正窓の内寸が10.5mm×17mmで、
Leica IIIb、IIIc、IIIf用はパララックス補正窓の内寸が13mm×18.5mmのようである。
このNOOKY-HESUMは、パララックス補正窓の内寸が10.5mm×17mmだったのでLeica DII、III、IIIa用である。


マウント

マウントはライカ L39マウントである。


フォーカスリング目盛り

フォーカスリングの目盛りは倍率表示で、1:6.5〜1:17.5になっている。


バヨネット爪

レンズの装着は3本爪バヨネット式で、内部にバヨネットの爪が見える。


NOOKY-HESUMとSUMMAR 5cm

沈胴したレンズの後部に3本のバヨネットマウント爪がある。
この爪をNOOKY-HESUMのバヨネットの爪に噛み合わせる。


NOOKY-HESUM + SUMMAR 5cm F2

レンズの鏡胴後部の爪とNOOKY-HESUMのバヨネットの爪を合わせ、レンズを右に回して装着する。


Leica III + NOOKY-HESUM + SUMMAR 5cm F2

Summar 5cm F2をNOOKY-HESUMでLeica IIIに取り付けると、機械カメラの雰囲気がさらに増す。
L39マウントでグルグル回しながら取り付けても、ピッタリとファインダーの位置に止まるのはさすがの精度だ。


Leica III + NOOKY-HESUM + SUMMAR 5cm F2

フォーカスはNOOKY-HESUMのフォーカスリングで行い、45cmから1mの範囲で撮影可能だ。
回転式ヘリコイドなのでフォーカスリングを回すとレンズ全体が回転し、絞りレバーの位置が移動するので少し使いにくい。

2018年5月6日

x280 * 春の海

春の海
Olympus PEN E-P5
M.ZD ED 75-300mm F4.8-6.7 II
Canon Softmat No.2

Olympus PEN E-P5
M.ZD ED 75-300mm F4.8-6.7 II
Canon Softmat No.2

Three Parasols
Olympus PEN E-P5
M.ZD ED 75-300mm F4.8-6.7 II


Olympus PEN E-P5
M.ZD ED 75-300mm F4.8-6.7 II

2018年5月4日

キヤノン ソフトフィルター

Canon SOFTMAT No.1 55mm、Canon SOFTMAT No.2 55mm、Canon SOFTMAT No.2 58mm

キヤノンのレンズフィルターで、ソフトフォーカス効果を得られるソフトマットである。

今のデジタルカメラではソフトフィルター効果は画像処理で作り出すことができるが、
フィルムでの撮影ではソフトフォーカスレンズかソフトフィルターを使うしかなかった。
ソフトフィルターは色々なメーカーから販売されていたが、
ニコン ソフトフォーカスフィルター ソフト1、ソフト2は芯のあるフレアーと解像力で評価が高かった。


Olympus PEN E-P5 + M.ZD ED 75-300mm F4.8-6.7 II + Canon Softmat No.2

ソフトフィルターはソフトフォーカスレンズと違って、ピントの芯がないモヤっとした描写になる傾向だが、
Olympus PEN E-P5で使ってみると、以外と芯のある描写で光の当たっている部分では白いフレアーが大きく現れている。
やっぱりソフトフィルターには光が欠かせない。


Canon Softmat No.2 58mm

使ったのは効果の大きいNo2だが、スナップには効果の小さいNo.1がいいかもしれない。
キヤノンF1とFDレンズで使っていたときには良い印象ではなかったが、デジタルカメラとは相性がいいのだろうか。
オートフォーカスもなんとか働いているようで、40年前のレンズフィルターがデジタルカメラで蘇った。

2018年5月2日

x279 * MIRAIZA OSAKA-JO

2015年:Olympus PEN E-P5

大阪城公園内の建造物
旧第四師団司令部庁舎で
大阪市立博物館としても使われていた


2015年:Olympus PEN E-P5

重厚な造りの
建物である


2015年:Olympus PEN E-P5

扉は閉ざされていて
中へは入れない


2015年:Olympus PEN E-P5

窓も閉ざされていて
人影もなかった


2018年:Fuji X-E1・Leica Hektor 7.3cm F1.9

長らく閉鎖されていたが
今はMIRAIZA OSAKA-JOとして
開館されている


Entrance
2018年:Fuji X-E1・Leica Hektor 7.3cm F1.9

中央階段の踊り場から
エントランスを


2018年:Fuji X-E1・Leica Hektor 7.3cm F1.9

ショップや
レストランが


2018年:Fuji X-E1・Leica Hektor 7.3cm F1.9

閉ざされていた
窓も
飾られている