V15 Type Ⅴ-MRとヘッドシェルSME S2-R |
V15 Type Ⅴ-MRはSMEのヘッドシェルに取り付けている。
3000シリーズのトーンアームのヘッドシェルといえば、このS2-Rを思い浮かべるほど知られている。
アルミプレス加工で重さは8gである。
インストラクション マニュアル(新規タブで開いて拡大) |
インストラクション マニュアルには
- リード線の接続
- ヘッドシェルへの取付け
- カートリッジレベル
- ダブルポイント アラインメント
- 針圧設定
- クリーニング
- ダブルポイント アラインメントの解説
など、V15 Type Ⅴ-MRの使い方などが説明されている。
ダブルポイント アラインメント調整(内周) |
ダブルポイントアラインメントは、ターンテーブルの内周と外周の2カ所でカートリッジを調整する。
最初に内周でのカートリッジの位置決めをする。
ゲージの中央の穴をターンテーブルの軸に差し込み、
スタイラスを取り外したカートリッジを置きピタリとゲージにはまるように調整し、ウエッジでターンテーブルを固定する。
ダブルポイント アラインメント調整(外周) |
次に、外周でのカートリッジの調整をする。
ゲージの端の長い穴をターンテーブルの軸に差し込み、カートリッジを置き、
ターンテーブルの軸が長い穴の中央に来るように調整する。
トーンアームの修正 |
トーンアームをオルトフォンSPUからV15 Type Ⅴ-MR用に調整しなおす。
SPUはメインウエイトを2個使っていたがV15 Type Ⅴ-MRは軽量なので1個だけにする。
今回は針圧を1g、インナーフォースキャンセラーも1gに調整した。
CHET |
チェットベイカーの写真といえば「The Blues」に使われた「Helima and Chet Baker」が思い出されるが、
このジャケット写真も同じような雰囲気なのがいい。
アルバム CHETをトレースする |
今回はダイナミックス スタビライザーを使わずに聴いた。
1曲目の「Alone Together」が流れると、艶やかなチェットベーカーのトランペットに続き、
ペッパー アダムスの深みのあるバリトンサックスが聴こえてくる。
程よく広がる音場と定位の良さはアナログならではで、CDでは味わえないかもしれない。
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