2018年5月16日

V15 Type Ⅴ-MRのセッティング

V15 Type Ⅴ-MRとヘッドシェルSME S2-R

V15 Type Ⅴ-MRはSMEのヘッドシェルに取り付けている。
3000シリーズのトーンアームのヘッドシェルといえば、このS2-Rを思い浮かべるほど知られている。
アルミプレス加工で重さは8gである。


インストラクション マニュアル(新規タブで開いて拡大)

インストラクション マニュアルには

  • リード線の接続
  • ヘッドシェルへの取付け
  • カートリッジレベル
  • ダブルポイント アラインメント
  • 針圧設定
  • クリーニング
  • ダブルポイント アラインメントの解説

など、V15 Type Ⅴ-MRの使い方などが説明されている。


ダブルポイント アラインメント調整(内周)

ダブルポイントアラインメントは、ターンテーブルの内周と外周の2カ所でカートリッジを調整する。
最初に内周でのカートリッジの位置決めをする。
ゲージの中央の穴をターンテーブルの軸に差し込み、
スタイラスを取り外したカートリッジを置きピタリとゲージにはまるように調整し、ウエッジでターンテーブルを固定する。


ダブルポイント アラインメント調整(外周)

次に、外周でのカートリッジの調整をする。
ゲージの端の長い穴をターンテーブルの軸に差し込み、カートリッジを置き、
ターンテーブルの軸が長い穴の中央に来るように調整する。


トーンアームの修正

トーンアームをオルトフォンSPUからV15 Type Ⅴ-MR用に調整しなおす。
SPUはメインウエイトを2個使っていたがV15 Type Ⅴ-MRは軽量なので1個だけにする。
今回は針圧を1g、インナーフォースキャンセラーも1gに調整した。


CHET

チェットベイカーの写真といえば「The Blues」に使われた「Helima and Chet Baker」が思い出されるが、
このジャケット写真も同じような雰囲気なのがいい。


アルバム CHETをトレースする

今回はダイナミックス スタビライザーを使わずに聴いた。
1曲目の「Alone Together」が流れると、艶やかなチェットベーカーのトランペットに続き、
ペッパー アダムスの深みのあるバリトンサックスが聴こえてくる。
程よく広がる音場と定位の良さはアナログならではで、CDでは味わえないかもしれない。

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