2018年2月13日

ソールライター展


この春、伊丹市立美術館で公開予定となっていた「ソール・ライター展」のプレス・リリースが公開されている。

それによると
  • 会期は2018 年 4 月 7 日(土)~ 5 月 20 日(日)  休館日:月曜日(ただし 4 月 30 日は開館、翌 5 月1日は休館)
  • 開館時間:10:00~18:00 まで(入館は 17:30 まで)  
  • 入館料:一般 800 円、大高生 450 円、中小生 150 円
となっている。

同時に講演会や「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた 13 のこと」も特別上映されるようである。

「ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展」プレス・リリース
http://artmuseum-itami.jp/jp/wp-content/uploads/2018/02/2018slitami_press.pdf

2018年2月11日

Leica CLというカメラ

ミラー・イメージ33号・35号

ここに1977年(昭和52年)発行の『ペンタックス・ギャラリー・ニュース(ミラー・イメージ)』の
「ライカ研究33号」と「ライカ研究35号」がある。

「ペンタックス・ギャラリー」は1967年(昭和42年)12月、東京・西麻布に設立された。
1981年(昭和56年)からは「ペンタックスカメラ博物館」となり、2009年(平成21年)7月に閉館したあと、
2010年(平成22年)、同館所蔵のコレクションが「日本カメラ博物館」に移譲されている。


日本製ライカ

この『ミラー・イメージ』は「ペンタックス・ギャラリー」の機関誌として発行されていたものである。
33号ではバルナック型ライカが、35号ではM型ライカが取り上げられていて、日本製ライカとしてCLも掲載されている。


Leica CLの構造図

記事の中では、

「ライツミノルタCLという名前になったのは、ライカの登録名は輸入代理店のシュミット商会が持っていて、
ミノルタカメラでは使えなかったからのようだ。
そしてシュミット商会ではライカCLを輸入せず、国内はライツミノルタCLだけの販売となった。」

と書かれている。

そして、ライカCLの発売直後にスイスのウィルド社がライツ一族の株式を買い取ったため、このライカCLはライカM5と共に、
最後のウェッツラー ライカとなった。


Leica CL

この冊子「ミラーイメージ」を購入してから約40年経って手に入れたライカCLだが、
実際に使ってみると少しくせのあるカメラだと分かった。


Leica CLのファインダー情報

こういう露出計付きのレンジファインダー機は初めてであるが、その露出計に戸惑った。
CLの露出計の針の振れ方は通常と違って、上に振れるとアンダー露出、下に振れるとオーバー露出となる。
そのため一旦頭の中で変換しないといけないが、これに慣れなかった。


シャッターダイヤル

けれど、この針の触れ方はシャッターダイヤルとシンクロするようになっている。
露出計の針を下げる時はその方向(左)にシャッターダイヤルを回し、逆に針を上げる時は上がる方向(右)に回せばいいので、
直感的な操作ができる。


絞りリング

しかし絞りリングの回転方向は針の触れ方とは逆になる。
このことからも絞り優先マニュアル露出という感覚で使うのがいいようで、
これには指一本で回せるボディ前面のシャッターダイヤルは都合がいい。


!.5mの位置

それと、フォーカスレバーの位置で大体の距離を掴むことができるのがいい。
40mmのスナップではフォーカスレバーの移動量は無限遠の位置から、
真下までで十分であって、これで無限遠から1.5mまでカバーできる。


約3mの位置

フォーカスレバーの側面がボディの底と平行になったところが、ほぼ3mであり、
フォーカスレバーを手探りすことで、レンズの距離位置を知ることができるので便利だ。




そして、巻き上げレバーに指をかけて、露出計のスイッチを常にオンにしておく。
これでスナップシューターとしてのCLが完成する。

2018年2月8日

2018年2月5日

レコードプレーヤー MICRO AP-M2

MICRO AP-M2

マイクロ精機のアームレスレコードプレイヤーである。

MICRO AP-M2

  • 型式:アームレスアナログディスクプレイヤー
  • 駆動方式:外周ベルトドライブ方式
  • モーター:8極ヒステリシス・シンクロナス・モーター
  • 回転数:33 1/3、45rpm
  • 回転ムラ:0.025%以下
  • S/N:60dB以上
  • ターンテーブルアルミ製 310mm、2.5Kg
  • 外形寸法幅478×高さ170×奥行378mm
  • 重量20kg


付属品

  • ベルト
  • ターンテーブルシート
  • 45回転アダプター
  • 六角レンチ
  • アーム固定ネジ
  • プーリーセンターネジ
  • スペアプーリー
  • プーリースペーサー

取り付け可能トーンアーム

  • マイクロMA-125
  • SME 3009
  • SME 3010
  • SME 309
  • SME 310
  • SME シリーズVI
  • SME シリーズV


AP-M2 リーフレット

発売当時のリーフレットには、次のようなことが書かれている。
  • SMEのショートタイプ搭載用に開発されたアームレスレコードプレイヤーである。
  • 駆動モーターにはSX-8000IIドライブ用モーターユニットRY-5500IIに搭載している、
    8極ヒステリシス・シンクロナスモーターを採用している。
  • シャフト及び軸受けは、16mm径のステンレス鋼シャフトと銅、鉛合金のメタルでオイルバス方式である。
  • アルミ製ターンテーブルを採用しており、慣性モーメントは600kg・cm2である。
  • インシュレーターはハイブリッドインシュレーターで、空気、ゴム、バネによるスティフネスとフェライトによる、
    制振作用及びフェルトによるハイブリッド構成でハウリングに対して相乗効果を発揮する。
  • 電源コードは極太PCOCC線を使っている。


型番が印刷れた電源スイッチ

普通なら回転数の切り替えや、回転数の微調整のダイヤルがあるのだが、
AP-M2は唯ターンテーブルが回るだけというインプルなもので、電源スイッチがあるけだ。


プーリー

モーター軸に取り付けるプーリーは、60Hzの33 1/3rpmをセットしている。

回転数の33 1/3rpmと45rpmの切り替えは、このプーリーを交換して行うのだが、手で取り外すのではなく、
中央の穴に交換用のネジを差し込んで回すとプーリーが上に上がってきて外れるという仕組みである。
この方法ではLPとドーナツ盤の両方を聴くには不便だろう。

AP-M2はLP専用のターンテーブルと考えたほうがよさそうだ。


ターンテーブル ベルト

ターンテーブルを回転させる方式は、モーターで直接回すダイレクトドライブや、
ターンテーブルの下でモーターとターンテーブルをベルトで繋ぐインナーベルトドライブ、
モーターとターンテーブルの外周をベルトで繋ぐ外周ベルトドライブがある。

AP-M2のような外周ベルトドライブ方式は、プーリーとターンテーブルの外周にベルトを懸けて,
プーリーの回転をターンテーブルに伝えているので、ベルトがモーターの振動を吸収して滑らかな回転になる。


ターンテーブル

ターンテーブルは軸にぴったりと嵌っているので少し硬いが、穴に指をかけて持ち上げれば外れるようになっている。
少し揺らすようにして、軸とターンテブルの間に空気が入れば外れやすいかもしれない。
これだけ外れにくいのは精密だということか。


交換用のプーリー

交換用のプーリーはターンテーブルの下に収納されていて50Hzの33 1/3rpmと45rpm、
それと60Hz の45rpmの3個がセットされている。


説明書

説明書はホッチキスで留めただけの簡素なものだ。
全てにシンプルなマイクロ精機のAP-M2である。

説明書の冒頭には
「本機は、高精度、高剛性、シンプルを設計理念として生まれた、CD時代のアナログレコード プレーヤーです。」
と書かれている。

2018年2月2日

2018年1月31日

Flickrのリプライコメント その後


Flickrを初めて1ヶ月ほど経った。

始めた当初から、頂いたコメントにリプライコメントができなかったが、
最近になってできるようになった。
何も対処はしていないので、何らかの事情でロックが掛かっていたのが、
投稿実績がついたことで解除されたのかもしれない。

とにかく問題は解決された。

2018年1月28日

Leica X1のケース

18709 [ライカX1用レザーケース]

Leica X1に付いてきたケースである。

カメラのケースは使わないのと、ビューファインダーやフィルターアダプターを付けるとケースに入れることができないので、
そのままにしていた。
久しぶりに取り出してみると、あまり使った形跡がなく綺麗である。



このケースは肉厚でしっかりした作りなので、けっこう厚みもあって大きい。
Leica X2のケースはブラックだが、X1はダークブラウンでクラシック風だ。



内側には、きめ細かいベルベットが貼られている。
マグネット式のホックなので蓋の開閉は楽である。



出し入れは少しきつく感じるほどだが、X1がピッタリ収まる。



カメラのハンドストラップも蓋の隙間から出すことができる。

だが、このケース頗る使いにくいのだ。



レンズキャップをして収納するのが普通だが、ケースの蓋を開けると、必ずレンズキャップが引っかかって外れてしまう。
これはカメラケースとして致命的で、外れたレンズキャップでレンズを傷つけたり、レンズキャップが落下したりする。



そこで自動開閉 オート レンズキャップを付けてみたのだが、少し大きすぎてケースのレンズ部分に入らないのである。

結局、このケースのレンズ部分の保護はしっかりしているので、レンズキャップなしで収納することに落ち着く。



もう一つ、あまりにもキッチリと入っているため、X1を取り出すとフラッシュがポップアップしていることがある。
X1はフラッシュの上を押すと飛び出すようになっているのが原因である。
X2のようにストロボポップアップレバー式だと問題無いのだが・・・

もう少しケースの肉厚を薄くして出し入れに余裕が出来ればよかったのだが、この状態だと使いにくい。
使い込んで馴染んでくれば少しは余裕ができて使いやすくなるかもしれないが、
質感や作りのいいカメラケースなので残念である。

2018年1月19日

使ったフィルムシミュレーションは?

X-E1 フィルムシミュレーション

X-E1で撮り始めた頃、使ったフィルムシミュレーションを確認しようと、
現像ソフトのLightroomでExif情報を見たがフィルムシミュレーションの情報は含まれていなかった。

データーとしてJPEGの埋め込まれているはずなので、何とか確認できる方法がないかと探していたら、
少し不便だがMacのプレビューで見ることができた。
プレビューで写真を表示して、「ツール」から「インスペクタを表示」を選び「ピクチャースタイル」を見ると、
FilmSimulationの項目に、次のように表示される。
  • F0/Standard,0,0(PROVIA)
  • F2/Fujichrome,512,512(Velvia)
  • F1b/Studio Portrait Smooth Skin Tone,288,288(ASTIA)
  • 1281,1281,1281(PRO Neg.Hi)
  • 1280,1280,1280(PRO Neg.Std)

モノクロはインスペクタでピクチャースタイルを見ると、モノクロの項目と撮影彩度の項目に、次のように表示される。
  • モノクロ 1, 1, 1 撮影彩度 Black and White, 768, -3(モノクロ)
  • モノクロ 0, 0, 0 撮影彩度 770, 770, 0(モノクロ Yeフィルター)
  • モノクロ 0, 0, 0 撮影彩度 769, 769, 0(モノクロ Rフィルター)
  • モノクロ 0, 0, 0 撮影彩度 771, 771, 0(モノクロ Gフィルター)
  • モノクロ:0, 0, 0 撮影彩度 784, 784, 0(セピア)

2018年1月4日

1号機の佇まい

Leica III & Leica X1

何故か手元にあるのは、ある意味で1号機となるカメラが多い。
1号機はメーカーの開発コンセプトもハッキリしているが、ユーザーの意見を取り入れて世代を重ねると初期のコンセプトが薄れ、
同じようなカメラになってくる。
フィルムカメラにしても、デジタルカメラにしても初期には試行錯誤もあって、デザインや操作性も特徴的なものが多かった。


Nikon F Photomic FTN 

Nikon Fはニコンの一眼レフの1号機である。
レンジファインダー機のNikon SPをベースにしているので巻き上げ部、シャッターボタン、
シャッターダイヤルや巻き戻し部はNikon SPとほぼ同じである。
SPがバルナックライカのシャッターシステムを真似ていたので、Fもシャッターボタンが後ろ寄りに付いている。
Nikon Fは、FTNファインダーを取り付けた時の二階建てと言われた、無骨な佇まいが特徴的だ。
その後、Nikon FはNew F、F2、F3と世代を重ねF6まで続くが、Fの面影は薄くなっていく。


Canon F1

Canon F1は一眼レフとしては1号機ではないが、
ニコンに遅れを取っていたキヤノンがシステム一眼レフとして登場させた1号機である。
ボディに露出計を組み込んでいるため、ファインダーに露出計を組み込んだNikon F Photomic FTNよりスッキリしている。
このF1はF2、F3となる事はなく、F1改、NewF1へと続くが、この初期型のF1が一番F1らしい。


Leica III

Leica IIIは1号機ではない。
初めて市場に出たA型が1号機だろう。
けれど、連動距離計とスローシャッターが装備されたIII型がバルナックスタイルの1号機だと思う。
初めてストラップ金具も付いて、後のフィルムカメラの原型になった、最後の全板金バルナックライカでもある。


Leica CL

Leica CLはライツの設計でミノルタが製造した初の日本製ライカ、TTL露出測光式のマニュアルカメラである。
傾斜型の簡易連動用カムを採用した40mm F2と90mm F4のレンズが用意され、
前面にあるシャッターダイヤルや引き抜き式の裏蓋、縦吊りのストラップ金具などデザインが特徴的だ。
後継機として開発されたCLEは、ミノルタのみの発売でLeica CLEとはならなかった。
CLEは絞り優先の自動露出でデザインもハイマチック風で特徴がなく、やはり1号機のCLのデザインが美しいと思う。


Fuji X-E1

Fiji X-E1はX-E系の1号機である。
この頃のFujiFilmはライカのM型を意識していたようで、開発者にもライカファンがいたそうだ。
確かに、背面モニターの左側に配置されたボタンはライカスタイルであるが、
これがFujiユーザーには不評らしく、X-E3では廃止されてしまった。
また、クラシック感のあったFUJINON LENS SYSTEMマークも無くなって、
初期のコンセプトが薄れてきているようだ。


Leica X1

Leica X1はバルナック型コンデジの1号機である。
バルナック型ミラーレスの1号機はLeica CLなのだろう。
このX1の特徴は色表現とハイコントラストなモノクロだが、ハイコントラストと言ってもカリカリの描写ではない。
カラーは彩度も低く地味な絵作りで、国産機の色に慣れていると物足りなく感じるが、
この色が気にいったら、かけがえのない1台になるだろう。
オートフォーカスは遅いし操作性は良いとは言えないが、マニュアルフォーカスのフィルムカメラと考えれば、
シャッターダイヤルや絞りダイヤルもあるので不便はないと思う。
何よりも、この丸みを帯びた横長のボディが持ちやすい。


Olympus Pen E-P5

Olympus Pen E-P5は1号機ではない。
1号機はE-P1で、やっぱりフィルムカメラのPen Fを感じられるのはシンプルな軍艦部のE-P1だろう。
けれど、このE-P5もダイヤルなどが埋め込まれてフラットになっている軍艦部なので、PENの佇まいを感じられる。
E-P5は、これといって特徴はないが、パナライカレンズが使えるのがメリットで、
まき餌レンズと言われた小ズミは柔らかい良い描写をしてくれる。
この記事の写真もそうだが、最近の機材の写真はE-P5と小ズミで撮っている。


Fuji X-E1 & Leica CL

1号機はデザイン、操作性、画像処理などに特徴的なことが多いが、
この特徴が薄れてしまった新型には移りにくく、1号機は手放せないでいる。