2018年2月11日

Leica CLというカメラ

ミラー・イメージ33号・35号

ここに1977年(昭和52年)発行の『ペンタックス・ギャラリー・ニュース(ミラー・イメージ)』の
「ライカ研究33号」と「ライカ研究35号」がある。

「ペンタックス・ギャラリー」は1967年(昭和42年)12月、東京・西麻布に設立された。
1981年(昭和56年)からは「ペンタックスカメラ博物館」となり、2009年(平成21年)7月に閉館したあと、
2010年(平成22年)、同館所蔵のコレクションが「日本カメラ博物館」に移譲されている。


日本製ライカ

この『ミラー・イメージ』は「ペンタックス・ギャラリー」の機関誌として発行されていたものである。
33号ではバルナック型ライカが、35号ではM型ライカが取り上げられていて、日本製ライカとしてCLも掲載されている。


Leica CLの構造図

記事の中では、

「ライツミノルタCLという名前になったのは、ライカの登録名は輸入代理店のシュミット商会が持っていて、
ミノルタカメラでは使えなかったからのようだ。
そしてシュミット商会ではライカCLを輸入せず、国内はライツミノルタCLだけの販売となった。」

と書かれている。

そして、ライカCLの発売直後にスイスのウィルド社がライツ一族の株式を買い取ったため、このライカCLはライカM5と共に、
最後のウェッツラー ライカとなった。


Leica CL

この冊子「ミラーイメージ」を購入してから約40年経って手に入れたライカCLだが、
実際に使ってみると少しくせのあるカメラだと分かった。


Leica CLのファインダー情報

こういう露出計付きのレンジファインダー機は初めてであるが、その露出計に戸惑った。
CLの露出計の針の振れ方は通常と違って、上に振れるとアンダー露出、下に振れるとオーバー露出となる。
そのため一旦頭の中で変換しないといけないが、これに慣れなかった。


シャッターダイヤル

けれど、この針の触れ方はシャッターダイヤルとシンクロするようになっている。
露出計の針を下げる時はその方向(左)にシャッターダイヤルを回し、逆に針を上げる時は上がる方向(右)に回せばいいので、
直感的な操作ができる。


絞りリング

しかし絞りリングの回転方向は針の触れ方とは逆になる。
このことからも絞り優先マニュアル露出という感覚で使うのがいいようで、
これには指一本で回せるボディ前面のシャッターダイヤルは都合がいい。


!.5mの位置

それと、フォーカスレバーの位置で大体の距離を掴むことができるのがいい。
40mmのスナップではフォーカスレバーの移動量は無限遠の位置から、
真下までで十分であって、これで無限遠から1.5mまでカバーできる。


約3mの位置

フォーカスレバーの側面がボディの底と平行になったところが、ほぼ3mであり、
フォーカスレバーを手探りすことで、レンズの距離位置を知ることができるので便利だ。




そして、巻き上げレバーに指をかけて、露出計のスイッチを常にオンにしておく。
これでスナップシューターとしてのCLが完成する。

2 件のコメント :

  1. 『CLの露出計の針の振れ方は上に振れるとアンダー、下に振れるとオーバーとなる』
    これは分かっていたのですが、『この針の触れ方はシャッターダイヤルとシンクロするようになっている』
    ということに私の頭がシンクロしてませんでした(笑)
    成る程 そうだったのか~と思いました。教えて下さって有り難う

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    1. 役にたちましたか〜(笑)
      ニコンのように絞りリングが逆作動なら、
      絞りにもシンクロするのですが、
      ライカはCL以前からのレンズシステムなので無理ですね。

      このシャッターダイヤルはよくできていますね。
      シャッターボタンのそばにあって、人差し指一本で回せて、
      メーターの振れにシンクロする。
      ミラーレスでも、こういうシャッターダイヤルを付けて欲しいです。

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