2018年5月26日

レンズフード ITDOO

レンズフード ITDOO

ITDOOはシンプルなラッパ型の美しいデザインのフードで、ズミクロン50mm F2、ズマロン35mm F2.8の兼用である。
IROOAも使うことができるが1954年の沈胴ズミクロンM 50mm F2には1956年製のITDOOのほうがバランスがいい。
IROOAは2重爪なので取り付け部のシルバー部分が長くバランスが良くない。

このITDOOは黒いフード部分がアルミにブラックペイントだが、最初期のものはプラスチックだったようだ。


 Summicron 50mm F2 + E39 UVa 13131 & ITDOO

レンズ鏡胴先端にある溝にフードの爪がはまって固定されのだが、
ライカのフィルターE39 UVa 13131を付けていても問題なく取り付けられる。
フィルターはフード内側のレンズ先端を抑えるストッパーを通り越して、
ベルベットが貼られている箇所まで入るようになっている。


 Summicron 50mm F2 + ITDOO

取り付けは両サイドのツマミを押し、4つの爪を引っ込めた状態でレンズ先端の溝にはめて固定するだけだ。
爪の力で、しっかりとレンズに固定されるので外れる心配はない。


Leica CL + Summicron 50mm F2 + ITDOO逆付け

フードを逆さまにして収納できるが、押し込むだけでフードの爪で支えらていないので、
傷がつかないことと、フードが外れにくいように内側にベルベットが貼られている。
ただ、ベルベットの経年劣化によってかぶせ難いものもあるようだが、
この個体は押し込むだけでベルベットで抑えられてしっかりと固定されている。

このように逆さまにして収納する時もフィルターE39 UVa 13131を付けたままで問題ない。


Leica CL + Summicron 50mm F2 + ITDOO

Leica CLで使ってもフードによるケラレは50mmフレームの右下の僅かなので、気にならない。
レンズフードを付けないズミクロン50mm F2も好きだが、ITDOOを付けた姿もいい。

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