2025年10月21日

帰ってきた Lightroom 5

Lightroom 5

macOSをCatalinaからMontereyにして快適に使えているが、このOSもサポートが終了しているので、
いずれ、Sonomaにアップグレードしないといけないだろう。

Montereyは動作も軽くていいのだが、写真現像アプリのSILKYPIX Developer Studio Pro11が、
使えなくなってしまったことが残念だ。

起動はできるのだが、写真のサムネイルをスクロールすると、すごく重いのである。
Sonpmaではレインボーサークルが回りっぱなしで、全く使い物にならなかったが、
Montareyでは大丈夫だろうと思っていた。

けれどスクロールするとレインボーサークルは出ないが、遅延がかなり大きく、
思い通りにスクロールができないので、使い物にならないのである。

SilkypixはMacとは相性が悪いようで、Windows版ではできているプリセットのプレビュー表示ができないなど、
不具合が多い。
最新のSILKYPIX Developer Studio Pro12は、Appleシリコンへの対応が難しいのかWindows版のみである。
やはりWindows向け写真現像アプリなのだろう。

今インストールされている他の現像アプリは、Luminar AI、Macの写真、Lightroom 5である。
Luminar AI、Macの写真は使えそうだが、今一つ満足しない。

Lightroom 5は、macOS Catalinaで画像が乱れて使えなかったので、SILKYPIX 11に切り替えたのだが、
そのLightroom 5はどうなのだろうかと起動してみたら、Catalinaのときのような画像の乱れもなく、
動作も軽く問題なく使えそうなのである。

ということで、一番最初に使った現像アプリのLightroomに戻った。
Lightroom 5は、2013年にリリースされたので12年前の現像アプリだが、まだ使えるというのも驚きである。
Fuji X-E1のRAWプロファイルは入っているが、X-E4はRAWプロファイルがないので、JPEG現像のみになる。
今のようにAIなど複雑な機能はないが、シンプルな操作で、基本の現像機能は備わっているので使いやすい。

2025年10月15日

macOSをMontereyに

macOS Monterey

今まで使っていたmacOS CatalinaをMontereyにアップグレードした。
さすがにCatalinaでは、動作が不安定なアプリが増えてきたからである。

Safariでは表示されないウェブコンテンツも多くなっていて、
このブログを作成しているウェブアプリも、通常の方法では写真をアップロードができなくなり、
Finderから直接ドラッグ&ドロップしていた。
SILKYPIX 11も外部ディスプレイが使いにくくなるなど不安定に。

macOSの最新版といえば今はベータ版で2026年にリリースされる、macOS 26 Tahoeだが、
今使っているMacBook Proはサポートされないようだ。

今使える正式版は2025年にリリースされたmacOS 15 Sequoia なので、
これを外部ストレージのバックアップ用Catalinaに、上書きアップグレードしてみた。
けれどアップグレードに失敗、途中で再起動が完了しなくなり、再起動を繰り返すばかり。

Sequoiaは、あまり評判が良くなくて、Wi-Fiが切断されたりBluetoothが繋がりにくい、
外部モニターが認識されないなど周辺装置との不具合が多いらしい。

それでSequoiaは断念して、1世代前のmacOS 14 Sonomaを外部ストレージにインストールして、
今よく使っているSILKYPIX 11、Luminar AI、MuseScore 4の動作確認をしてみたが、動作が重いのでこれも断念

結局、2021年リリースのmacOS 12 Montereyを上書きインストールすることに。
今更のMontereyだが、Catalinaと操作性も大きく変わらなくて、動作も重くならないので使いやすい。
Catalinaで起きていた不具合も解消されたので、しばらくはMontereyで使っていけそうだ。

2025年10月3日

耳コピに便利

chordify

最近は、Musescoreでバンドスコアを作るのがマイブームになっているが、
市販の楽譜がないときや、ネットでの不完全な楽譜の場合は耳コピが頼りで、
そのときにchordifyというサイトを利用している。

chordifyはYouTube上の楽曲のコード進行を自動解析するサイトであるが、
これが楽曲のイントロやインターバル、バッキングなどの耳コピにも役立つように思う。

コード進行の自動解析の結果は、4拍子の曲だと1小節4拍の構成で方眼で区切られているので、
コード表記をガイドにして、目的の方眼をクリックすれば、そこの音から再生される。

無料版なのでリピート機能はないが、同じ方眼をクリックすれば繰り返し再生できる。
音源だけだと1拍だけを繰り返し再生するのは難しいが、
このようにすれば、1拍だけを繰り返し再生することができるので、音の確認に便利である。


バンドスコア

オリジナルの音源だけでは拍がずれてしまったり、コードと合わない音程になってしまうこともあったが、
コードと重ね合わせて音を確認できるので便利だ。

素人なので雰囲気だけのバンドスコアだが、こういうツールを使って、なんとか耳コピができている。

2025年9月15日

X-E5はシャッターボタンでの拡大表示の解除ができないらしい

Fuji X-E5

X-E5だけでなく、第5世代機では「シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除」ができなくなっているらしい。
マニュアルフォーカス(MF)レンズを使う人には、これは困ると思う。

拡大表示とは、写真を撮るときのピント合わせを正確にするため、画像の一部を大きく表示する機能である。

フィルム時代のMFレンズは電子接点がないので、フォーカスリングを回しても自動で拡大表示にならないので、
拡大表示機能を割り当てたボタンを押さなければならない。
これだけでも手間なのに解除するのにまたボタンを押して、それからシャッターボタンを押さなければならない。
スナップフォトでは、この一手間でシャッターチャンスを逃すことになる。

初代機のX-E1や第4世代機のX-E4でもできた「シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除」が、
なぜできなくなったのだろうか。
余分なものを付けるが、撮影に重要なものを削ぎ落としてしまうというように、
フジフイルムの開発ポリシーが少し違う方向にいってるように思う。

2025年9月11日

使いにくいレンジファインダーカメラ

Canon L3 & Leica CL

ここにキヤノンL3とライカCLというレンジファインダーカメラがあるが、
このレンジファインダーカメラが使いにくい。

レンジファインダーカメラというのは、光学視差式距離計がカメラに組み込まれていて、
レンズのフォーカスリングを回すと、それに連動するファインダーの二重像を重ねてピントを合せるカメラである。

このレンジファインダーカメラは、広角レンズで絞りを絞って被写界深度を深くするなどをして、
ストリートフォトを撮ることに向いているといわれるが、次のような欠点がある。

  • ファインダーが別なので、レンズキャップを付けたままでシャッターを切ってしまう。
  • フレームが内蔵されていない焦点距離のレンズでは外付けファインダーが必要になり、
    距離計とファインダーが別になるので素早い撮影ができない。
  • レンズとファインダーの視差(パララックス)を完全に補正できない。
  • マクロ撮影は、パララックスが大きくなるのでほぼ不可能。
  • 距離計の精度上、最短撮影距離が長くなる。
  • 距離計の基線長という精度上の制約があるため、望遠レンズは135mmが限界である。
  • 撮影範囲がフレーム表示の場合は、望遠レンズではフレームが小さくて見にくい。
  • 撮影用レンズやファインダーの調整の狂いに気付きにくい。
  • ファインダー中央部の距離計が小さく見づらい。
  • ボケの状態をファインダーで確認できない。
  • レンズでファインダーの視野がケラれることがある。
  • 一眼レフのミラーのようなシャッター幕を遮るものがないので、
    太陽光でシャッター幕を焼くことがある。

レンジファインダーカメラが一眼レフカメラに取って代わられたのは、このように欠点が多かったためだろう。

以上のことはペンタプリズム、クイックリターンミラー、自動絞りを備えた一眼レフではほぼ解決されたのだが、
一眼レフの唯一の欠点は、開放F値の大きなレンズではファインダーが暗くなるということだろう。
そして開放F4ぐらいのレンズが距離計を使える限界であったため,開放F値の小さな明るいレンズが標準となった。


ミラーレスカメラ Fuji X-E4

レンジファインダーカメラを終焉させた一眼レフカメラも、今はミラーレスカメラに追い越されている。
やはり、レンジファインダーと一眼レフのいい部分を取り込んだミラーレスが理想的カメラかもしれない。

今ではライカだけが、ブランド力を維持するために、レンジファインダーカメラのM型を作り続けている。

2025年9月4日

x782 * 夏の日の・・・






Fuji X-E4
Leica Summaron 3.5cm F3.5  (1)
Leica Summicron 50mm F2 M 1st Collapsible  (2, 3)

2025年9月2日

2025年8月31日

2025年8月25日

2025年8月21日

見慣れると 黒いフォトミックFTNもいい

Nikon Photomic FTn

ニコンFはファインダーが交換できる一眼レフカメラだが、今ではアイレベルファインダーのモデルが人気である。

露出計が内蔵されたフォトミックファインダーはその露出計が不良なことが多いので、
それなら、露出計がなくてコンパクトなアイレベルファインダーを選ぶということなのだろう。


Nikon Photomic FTn

当時、フォトミックファインダーは大きいので不評だったが、
見慣れてくると黒い塗装の剥げた、精悍な佇まいがいいものである。


Nikon Photomic FTn シルバー

ブラックモデルは引き締まった印象だが、シルバーモデルは膨張色のため、
フォトミックファインダーがブラックモデルよりも大きく感じて目立ちすぎる。


Nikon Photomic FTn

ブラックにシルバーのパーツが機械らしさを増し、Canon F-1のようなブラック一色よりもレトロ感がある。
何の部品が付いているのかわからない、スチームパンク風の機械のようなゴチャゴチャ感が面白い。


Nikon Photomic FTn

このフォトミックファインダーは、当時トプコンのTTL露出計を意識して開発したようだが、
まだ技術不足だったのか、1962年のフォトミックは外光式だった。

けれど1965年のフォトミックTは、フォトミックファインダーの前面に付いていた受光素子を、
接眼部内部の横に移動するだけでTTL測光を実現したようだ。

これでファインダーだけで露出測光機能を進化させることができ、1967年のフォトミックTnは中央重点測光に、
1968年のフォトミックFTnはレンズ装着時に開放F値がセットされ、TTL中央重点開放測光が完成した。


Nikon Photomic FTn

ニコンFは日本の一眼レフカメラを世界に認めさせた歴史的なカメラなので、1台は手にしてもいいかもしれない。
販売台数も多いので、コレクターアイテムや美品でなければ、意外と安価である。
フィルムは高価だが、、、

2025年8月17日

手ぶれ補正は必要?

Leica CL:フィルムカメラ

今ではデジタルカメラで普通になった手ぶれ補正だが、フィルムカメラにあったのかは知らないが、
私の使ったカメラにはなかった。

フィルムカメラでは手ぶれを防ぐため、シャッター速度を1/レンズ焦点距離にセットしたものだ。
例えば200mmレンズなら、シャッター速度をそれに近い1/250にセットすればいい。


Olympus Pen E-P5:手振れ補正あり

以前使っていたオリンパスPen E-P5には、ボディ内手ぶれ補正があったので普通に利用していた。
あれば使うという便利なものである。

けれど微ブレ問題があったことも事実である。
E-P5のシャッター速度は最高1/8000秒と高速なので、微ブレはより生じやすいようだった。

ミラーレス一眼カメラは、シャッターボタンを押すとメカシャッターのシャッター幕を閉じてから、
再度開けるという動作をする。
この時の振動が手ぶれ補正ユニットやセンサーに伝わり、ブレを起こしてしまうようだった。
これは手ぶれ補正のためにセンサーを磁力で宙に浮かせたりして、固定されていないためだろう。

これを解消するために、シャッターを全押してから1/8 秒 ~ 30 秒 時間を空けて、
実際の撮影をおこなうという「低振動モード」が用意されていたが対応できなかったので、
「低振動モード0秒」という、1/320以下のシャッター速度の時に電子先幕シャッターに切り替えて、
振動を低減する機能が追加された。

つまり手ぶれ補正を使うためには、電子先幕シャッターが前提という悩ましいことになってしまう。


Fiji X-E1:手振れ補正なし

そのあとで使い始めたFuji X-E1には手ぶれ補正がなかったが、別に使いにくいこともなく普通に使っていた。
手ぶれ補正がある方が、オールドレンズを使う時は有利かもしれないが、
フィルムカメラと同じような使い方で問題ない。

撮影のジャンルによっては手ぶれ補正も必要になると思うが、
ストーリートフォトでは手ぶれも表現の一つなので気にならない。

最新型のミラーレスカメラでは対策がされていると思うが、センサーがフローティング状態というのは、
あまり気持ちいいものではないので、X-E1のようにセンサーが固定されたカメラの方が信頼できる。

2025年8月2日

Musescore 移調とカポ

移調楽器

Musescoreの使い方にも少し慣れてきたので、弾き語りのバンドスコアを作ってみた。

弾き語り用となると、自分のキーに合わせるので移調を行うが、
これが簡単にできるのが、こういうアプリのいいところである。

操作は簡単で、ツールメニューの移調から移調先のキーを選ぶだけで、全スコアを移調できる。
また、選択した複数小節を選んで、その部分だけを移調することもできる。

さらに便利なのは、移調楽器を扱う時である。
上のスコアでは、トランペット(2段目)とアルトサックス(4段目)が移調楽器である。
移調楽器とは、楽譜上の音と異なった音が鳴る楽器のことだが、例えばトランペットはBb管なので、
楽譜のドの音を吹くと、実際は2度下のシbの音が鳴り、
アルトサックスはEb管なので、ドの音を吹くと短3度上のミbの音が鳴るということである。

なので、ギターやピアノなどのC管の楽器と一緒に演奏する時は移調する必要がある。
上の楽譜はAmのキーなので、トランペットは2度上のBmに、アルトサックスは短3度下のF#mに移調している。

けれど、こういうことを考えなくてもC管の楽器(ピアノ)でスコアを入力して、
楽器の種類をトランペットに変更するだけで自動的に移調される。
また、C管のスコアをトランペットのスコアに部分的にコピペしても自動で移調してくれる。


カポタスト

スコアのキーを変えるのは移調でできるが、それを使わなくてもカポ(カポタスト)を使ってもできる。

カポは本来ギターなどのフレットがある楽器で使うのだが、
Musescoreでは管楽器やストリングス、ピアノでも使うことができて再生音も変わるので便利だ。

上のスコアではドラム以外の楽器にCapo3を指定してるので、Amのキーだが再生音はCmになる。
これで簡単に弾き語りのキーを変更することができる。