2025年4月4日

x761 * 片隅に






Fuji X-E4
Fujinon XF18-55mm F2.8-4
SILKYPIX Developer Studio Pro11

2025年4月2日

JBL 4312Aを上下逆さまに?

JBL 4311A

JBL 4310は1971年に発売された小型モニタースピーカーで、上にウーファーがあり、
下にスコーカーとトゥイーターというユニット配置になっている。
これはミキシングルームの窓の上など、高い所に設置することが前提となっているからで、
このユニット配置は4311でも同じである。

4312になって上にスコーカーとトゥイーター、にウーファーというユニット配置になる。


JBL 4312A

4312はホームユースを前提としているので、床置きのときウーハーが下になるようにユニット配置された。
けれど4312でも上にウーハーがくるように、つまり上下逆さまに設置する方が望ましいといわれることもある。

これは使用されている30cmコーン型ウーファーが、フルレンジユニットのような性格を持つためで、
クロスオーバー周波数が4310、4311、4312共に1.5kHzと高めに設定されていることや、
ウーハーの円周に沿ってスコーカーとトゥイーターを配置し、フレレンジに近づけていることからもわかる。

つまり4312も4310、4311と同じようにフルレンジユニットのような働きをして、
スコーカーとトゥイーターは補助的に働くのだろう。
4312Aはクロスオーバー周波数が1.1kHzと少し下がっているのでウーハーの性格も持つのだろうが、
YAMAHA NS1000の500Hzと比べると高いと思う。


JBL 4312A 逆さま

そういうことでJBL 4310を床に設置して使うときも、ウーハーは上のままにするのがいいそうだが、
かといって今使っている4312Aを逆さまに設置して使おうとは思わない。
ロゴが逆さまになるのが見た目にも不安定で落ち着かないのと、普通の置き方で不満のない音で鳴っているからだ。

ちなみに、最新モデルの4312Gでは640Hzになっているので、一般的なウーハーと言えるのだろう。

2025年3月29日

オンイヤー ヘッドフォン

ROSE DISTANT MOUNTAINとアシダ音響ST-90-05

昔から音楽を聴くのはスピーカーということで、ヘッドフォンやイヤホンはあまり好きではなかった。
イヤホンは耳に入る感触と、音が耳からではなく頭の中でいきなり鳴っているという聴こえ方が嫌いだ
ヘッドフォンは圧迫感と重さがいやで、どうしても使うことができなかった。

けれど、流石に夜遅くスピーカを鳴らせないので、ヘッドフォンを使うことになった。

使う前提として、ワイヤレスでなく小型で軽いこと、オンイヤータイプであること、オープンエア型であることで、
ROSE DISTANT MOUNTAINとアシダ音響のST-90-05を使っている。

あまり話題にならないが、解像の良い好み音で聴かせてくれる中国製のROSE DISTANT MOUNTAINと、
かなり話題になったが、普通にいいと思う日本製のアシダ音響ST-90-05である。

どちらも見た目だけで選んだヘッドフォンだが、カメラもオーディオも見た目の良さが一番大事なのだ。

今は、耳全体を覆うオーバーイヤータイプが主流のようだが閉塞感があって好きではない。
オンイヤータイプでオープンエア型は耳から音が入るようで、
また外部の音も聞こえるので、スピーカーに近い聴こえ方のように思える。

この二つのヘッドフォンの使い分けだが、
DISTANT MOUNTAINは抜けが良く、見通しの良いサウンドなのでポップスやボーカルに、
アシダ音響のST-90-05は中低域に厚みがあり重心も低く、サックスを気持ちよく聴かせてくれるので、
モダンジャズやジャズボーカルを聴くときに使っている。

週に一、二回程度と使用時間も少ないので、5万や10万円もする高級品はいらない。
ワイヤレスでもなく、ノイズキャンセルもないが屋外では使わないので、
このような1万円くらいまでの安価な製品で、自分好みの音が聴けたら十分である。

2025年3月25日

2025年3月23日

オールドレンズとフード

キヤノンSのレンズフード 、ズミクロンのレンズフード 、可変レンズフード

現在オールドレンズと言われるようなレンズは、レンズコーティングがされてないか、
コーティングされていても品質の良いものではなかった。
なので、内面反射が多くコントラストが低くなるので、レンズフードが不可欠だった。

絞りを開放にして逆光で撮ると、見事に白くなってしまうのである。


キヤノンS、キヤノンS、ズミクロン、ズマール、ズマロン、ジュピター

レンズフード はレンズの見た目も変えてくれるので、専用レンズフードが主流だったが、
35mm、50mm、90mmと画角に合わせてフードをズームできる兼用レンズフード もあった。

ジュピターやズマロンやズマールはレンズフード を付けずに撮るほうが、
オールドレンズらしい破綻が楽しめる。

オールドレンズの特性を出すには、レンズフード を付けない方がいいが、
ズミクロンはコントラストも悪くなくて描写もいいレンズなので、
専用フードを付けた方がいいかもしれない。

2025年3月13日

リマスターよりも時代の音

「パラダイス」フィービー ケイツ  1982年

フィービー ケイツ1982年の映画「パラダイス」は、ブルックシールズの1980年の「ブルー ラグーン」と、
1983年の「サハラ」を合わせたような映画、ん?「パラダイス」より「サハラ」の方が後?微妙な公開年。
とにかく海が砂漠、島がオアシスになり、アラブ風の男たちが絡むというアイドル女優映画。

上のビデオは「パラダイス」の主題歌で、80年代の曲としては珍しくバース(歌の前語り)から始まっているが、
このバースは1950年代のスタンダードにはよくみられた。
そしてバース部をビデオゲームのような音に乗せているのは、さすが1980年代らしい

この主題歌が懐かしくて、iTunes ストアからダウンロード購入したが、これが残念なことにリマスター版であった。
オリジナルの音がその時代の音なのに、なぜリマスターとか言って音を台無しにしてしまうのだろうか。

音圧を上げて、メリハリのある良い音に聞こえるようにするためなのだろうが、
音圧を上げるとダイナミックレンジが小さくなり、平坦にな音になってしまう。
音場を広げたり、解像感を上げると音像も変わってしまう。

やはりダウンロードしたリマスター版を聴くと音場が広がりすぎて、ボーカルが奥に引っ込んだように聴こえ、
上のビデオのような、80年代の前に押し出すような音には遠く及ばない。

とりあえず、イコライザーで調整して、オリジナルとリマスターの中間ぐらいにすることができて、
高音から低音までいいバランスで聴けるようになった。

今風の音に仕上げるため、今でもリマスター版がたくさん作られているが、
それよりもオリジナル性、時代の音を大事にして欲しい。

2025年2月24日

x756 * 白い花の咲く頃




 

Fuji X-E4
Leica Summaron 3.5cm F3.5  (1)
Leica Summar 5cm F2  (2, 3)

2025年2月22日

場末のブルース

ミュージック アプリ プレイリスト

  1. 白い夜霧のブルース(レスター・ゴールド楽団)
  2. 黒い傷跡のブルース(アンリ・ド・パリ楽団)
  3. 初恋のブルース  (スチュアート・レンジャー)
  4. 暗い港のブルース (モダン・プレイボーイズ)
  5. 暁のブルース   (ジョルジオ・ガスリーニ)

昭和の場末のバーで流れているようなブルースだが、これがまた病みつきになる。
ムードテナー、ムードトランペットという領域だろうが、少し下品な演奏がたまに聴くのにはいい。

この中で特筆すべきは「黒い傷跡のブルース」だろう。
無名だった作曲家、ジョン・シャハテルの曲だが、演奏するアンリ・ド・パリ楽団というのも怪しげで、
ジョン・シャハテルの別名という説もある。
日本でヒットして、日活映画「黒い傷跡のブルース」で小林旭が歌っているが、
日活映画にぴったりの場末感である。

「暁のブルース」は1961年に公開されたイタリア・フランス合作映画「夜」の挿入曲だが、
マルチェロ・マストロヤンニ、ジャンヌ・モロー、モニカ・ヴィッティという錚々たる出演者にもかかわらず、
「ひまわり」や「死刑台のエレベータ」「太陽はひとりぼっち」のような雰囲気ではなく、
このプレイリストに入るような曲である。

「白い夜霧のブルース」はビリーボーン楽団でもよく知られているが、さすがに上品。
こちらのレスター・ゴールド楽団のほうが場末感がある。
このレスター・ゴールド楽団も怪しげで、いくつかのオムニバスアルバムに名を連ねているが、
詳細はよくわからない。
デクスター・ゴードンやレスター・ヤングというジャズテナーサックス奏者はいるが、、、

「初恋のブルース」はタイトルのように爽やかではない。
ロッカバラード風のバック・クレイトンのトランペットでも知られているが、
スチュアート・レンジャーのテナーサックスの方が少しムーディだ。

「暗い港のブルース」はザ・キングトーンズの歌でも知られるが、こうなるともう歌謡曲である。
オリジナルはモダン・プレイボーイズの早川博二が作曲したインストゥメンタル。
なのでモダン・プレイボーイズのロッカバラードとムードトランペットがいい。

ブルースというタイトルが付いた5曲だけのプレイリストだが、こういう曲はくどいので、
これだけでもお腹いっぱいになる。

2025年2月20日

Canon IXY(APS)

Canon IXY

  • 型式IX240レンズシャッター式オートフォーカス/ズームレンズ内蔵全自動カメラ
  • 画面サイズ16.7 × 30.2mm
  • レンズ構成:6群 6枚
  • 焦点距離24〜48mm (35mm判カメラ換算 30~60mm)
  • 絞り:F4.5〜F6.2
  • オートフォーカス:0.45m~∞
  • シャッター絞り兼用電磁駆動電子制御プログラム式(2秒~1/500秒)
  • 実像式ズームファインダー:倍率 0.31~0.62倍、視野率 82%
  • フィルム装填・給送:完全自動式
  • フィルム巻き戻し:完全自動式、途中巻き戻し可能
  • 電源リチウム電池 CR-2型 1個(バッテリーチェック機能付き)
  • 大きさ:90 × 60 × 27mm
  • 重さ:190g(電池含む)

Canon IXY

無印のキヤノンIXYである。
外装は特殊ステンレス合金SUSで、表面のドット模様もパンチングメタル風で金属感を強調していていい感じだ。
電源ボタンは前面のレンズ右下にあり、中指や薬指でオンオフするのもユニークである。

だが、この初代IXYは「オートリトラクタブル式の超小型スピードライトを内蔵」ということだが、
これが曲者で故障が多いようだ。
このフラッシュは手動ではなく、電源オンに連動してフラッシュが開き、電源オフでフラッシュが閉じる、
というものなので故障しやすいようだ。
この個体もフラッシュが開いたままになっている。


Canon IXY & Canon IXY320

そのため、実質の後継機であるIXY320では固定式の内臓フラッシュとなった。
固定式の方が、堅牢性があり好ましい。


Canon IXYとIXY320とIXY DIGITAL 10の厚み

発売当時は「世界最小のオートフォーカス全自動ズームコンパクトカメラ」ということだったが、
IXY DIGITAL 10と比べると厚みがあるので持ちやすい。
IXY DIGITAL 10はカードサイズという触れ込みで、小さく薄くなっているのでホールドしにくい。

ローライ35も世界最小の35mmフィルムカメラ ということだったが、小さくて持ちにくかったのを覚えている。
カメラのサイズは世界最小よりも適度な大きさがいい。
ライツミノルタCLやフジX-E4が、小型の限界だと思う。


Canon IXYの背面

左上に実像式ズームファインダーがある。
フィルムカメラでは必須のファインダーだが、IXY DIGITAL 10でも光学式ズームファインダーが備わっている。
この光学式ズームファインダーが備わっているのはIXY DIGITAL 110 ISまでで、
その後の機種は省略されているようだ。


IXY DIGITAL 10 & IXY 320 & IXY

IXYは最近、といっても2017年のIXY 210が最終機種のようで、新規開発はされないようだ。
初期のIXY デジタルもIXY フィルムに近い厚みのあるデザインだったが、
この原点のIXYのデザインと特殊ステンレス合金SUSの質感のまま、デジタルカメラとして発売されたら、
欲しくなるかもしれない。
もちろん光学ズームファインダーも搭載して、オールドコンデジのように小型の液晶モニターならなおいいが。

最近のデジタルカメラは無難なデザインのものがほとんどで、冒険をしないのが面白くない。
これはオーディオ機器でも同じで、そのためオーディオやカメラが元気だった頃、
1960年代や70年代の昭和オーディオや昭和カメラが、デザインの良さもあって人気になっているのだろう。

2025年2月11日

2025年1月26日

TRIO KT-7500 AM-FM Stereo Tuner

TRIO KT-7500

[ FM部 ]
  • 受信周波数:76MHz~90MHz
  • アンテナインピーダンス:300Ω平衡、75Ω不平衡
  • 感度(IHF):1.8μV
  • 歪率(400Hz、100%変調):mono:0.1%、stereo:0.2%
  • SN比(100%変調、1mV入力):mono:75dB、stereo:68dB
  • クワイティング感度:mono:3.8μV、stereo:45μV
  • イメージ比:85dB
  • 選択度(IHF):80dB
  • ステレオセパレーション:45dB(400Hz)、35dB(50Hz~10kHz)
[ AM部 ]
  • 受信周波数:520kHz~1605kHz
  • 感度(IHF):18μV
  • 歪率:0.5%
  • SN比(30%変調、1mV入力):50dB
  • イメージ比:60dB
  • 選択度(IHF):35dB
[ 総合 ]
  • 電源電圧:AC100V、50Hz/60Hz
  • 定格消費電力:13W
  • 寸法:W430 x H149 x D376mm
  • 重量:8kg
  • 別売:キャリングハンドル D-7(1組、¥3,000)
  • 発売日:1975年
  • 価格;¥48,000

初めて買ったオーディオがトリオのステレオセットという、チューナーとアンプが一体のレシーバーだったので、
トリオのチューナーはすごく懐かしい。

TRIOは無線機器メーカーの春日無線電機商会の商標で、1960年には社名もトリオに変更されている。
ちなみに、アキュフェーズは、創立者の春日兄弟が1972年にトリオを離れて設立したオーディオメーカーである。

1981年頃にTRIOからKENWOODに変更されたが、これは新しいブランドではなく、
1961年頃から海外向けブランドとして使われていたものだ。
ケンウッドの方が響きも良くオーディオブランドらしいが、やっぱりトリオの方が馴染みがある。

1970年代にはトリオ、サンスイ、パイオニアがオーディオメーカー御三家といわれ、
無線機器を製造していた技術レベルの高さから「チューナーのトリオ」といわれていた。
トリオとサンスイのオーディオ機器は使ったが、なぜかパイオニアは使ったことがない。

このKT-7500は、1975年に48,000円で発売されたFM4連バリコンの中級機種で、
同年に発売されたKT-5500、KT-3300の最上位機種となるが、
フロントデザイン的には、
1977年のKT-7300(FM5連バリコン、59,800円)
1977年のKT-7100FM4連バリコン、39,800円)
の2機種がよく似た系統である。

ここでややこしいのは、TORIO KT-7300が海外ではKENW00D KT-7500として販売されていたことだ。
KT-7300はKT-7100の上位機種なのでKT-7500とは時期的にも異なるが、性能が上で、
フロントデザインがKT-7500とほぼ同じ、リアパネルがKT-7100とほぼ同じという機種なので、
発売時期から見てKT-7500mkIIのような立ち位置である。

海外ではKT-7500として発売できたが、国内ではすでにKT-7500が存在し、
KT-7700もはFM専用機として1976年に発売されていたのでKT-7300になったのだろうか。
とにかく海外のネット記事でKT-7500として紹介されているものは、KT-7300のことが多い。
それと米国仕様のチューナーは受信周波数の帯域が88.0~108.0MHzとなっていて、
日本の76.1~94.9MHzとは異なるので要注意である。


KT-7500のフロントパネル

トリオのチューナーはたくさんの機種があるが、トグルスイッチが使われたKT-7500が、
フロントデザインも含めて一番気に入ったモデルである。
KT-7500はFMが周波数直線型4連バリコン、AMが2連バリコンで、270mmのロングダイヤルスケールである。
パネルは厚みのあるアルミのヘアライン仕上げで高級感があり、削り出しのスイッチや回転ツマミも品質が良い。

サイズは幅430mm、高さ149mmでかなり大きいが、これはアンプなどとサイズを合わせるためだろう。
サイズの割に中はガラガラで半分のサイズでも十分だと思う。

トリオのチューナーは、以前はKT-5000やKT-7000のように木製のキャビネットやサイドウッド、
バックライトで緑や青に光る周波数スケールと、リビングに置いても高級感のあるモデルだったが、
このKT-7500が発売された頃から、キャリングハンドルも付いた通信機スタイルで、
これぞチューナーというデザインのモデルにシフトしている。


KT-7500のフロントパネル 左

左端のトグルスイッチが電源で、オンにすると周波数スケール窓のライトが点灯するが、
バックライト式ではなく、周波数スケール窓の上から4つの電球で照らす方式である。

その右側のツマミがアウトプットレベルで出力音量を調節できるのだが、ガリもなく使えている。
こういうアウトプットレベルはガリの元になるので、ない方がいいかもしれない

周波数スケール上の左側がシグナルメーター、右側がチューニングメーターで、それぞれライトで照明されている。


KT-7500のフロントパネル 中央

中央の大きなツマミがチューニングツマミで、フライホイールが組み込まれているので滑らかに動く。
周波数スケールは上がFM周波数、下がAM周波数で、今はFMの81.8MHzにチューニング指針があるが、
この針は細くて光らないので見にくい。


KT-7500のフロントパネル 右

左側のトグルスイッチがmpxフィルター、右側がミューティングであり、どちらも問題なく機能している。
この機種にはIF帯域切替機能(wide、narrow)は備わっていない。

その右側のツマミスイッチが、AM、FM auto、FM monoの切り替えで、上のインジケーターランプは、
左側がAM、中央がFM、右がstereoである。
FM autoにするとstereoランプが点灯して正常にステレオ受信でき、FM monoでモノラル受信もできている。

AMもNHK、ラジオ関西、朝日放送、毎日放送はノイズも少なく受信できている。


KT-7500のリアパネル 左

背面パネルの左側は、上がFMアンテナの75Ωと300Ωの端子、その右側にはグランドとAMアンテナの端子があるが、
75ΩはF型端子ではなく、ねじ止めの直付けで5CFB同軸ケーブルが接続できる。
いまはアンテナ接続ではなく、75Ωの端子にテレビのケーブルから分岐した5CFB同軸ケーブルを接続している

下側の左は、フロントのアウトプットレベルツマミで調整した音量で出力されるRCA端子で、
これをアンプに接続しているが、ノイズもなく使えている。
中央がFMマルチパス端子、右側がFM det out端子であるが、これらは使うことがないと思う。


KT-7500のリアパネル 右

背面パネル右側は、直付けのAC電源コードとAMアンテナとなっている。
この頃のオーディオ機器の電源コードは細くて取り替えもできなく、普通の電化製品の電源コードのようだった。

AMアンテナは少し引き出し、角度を調整して受信できている。


TRIO KT-7500

もう絶滅危惧種のチューナーだが、このKT-7500にはKENWOODの2015年修理シールが貼られ、
VR SWと記入されているので可変抵抗器の調整とスイッチ類の整備がされているのだろうか。
外装もきれいで機能的にも問題がなかったので、ジャンク品としては程度が良かったと思う。

このようなジャンクのチューナーを選ぶときは、音が出ることと受信感度がいいことが重要なようだ。
自分で修理をするのが目的なら別だが、修理と調整が難しい。

ジャンク品なのでいつ故障するか分からないが、50年も前のチューナーが今でも使えるということは、
この時代の製品クオリティーが良かったからなのだろう。

2025年1月24日

SHOWA #22 * 子供たち

Canon F-1
Canon FD 100mm F2.8
KODAK5063
70's Osaka Japan

2025年1月16日

久しぶりのバリコン式チューナー

TRIO KT-7500 AM-FM Stereo Tuner

最近FM放送の音が懐かしくなって、FM/AMチューナを買った。
シンセチューナーの方がプリセットができてリモコンも使えるので便利だが、あえてバリコンチューナーである。
チューナーは調整メンテが面倒で、需要から見て採算が取れないためか、ほとんどがジャンク品となっている。

FM放送の受信にはアンテナの問題があり、以前に聴いていた時はテレビのアンテナのケーブルを、
FMチューナーに接続して受信していた。
これで問題なくクリアに聴くことができていたのだが、今はテレビのアンテナがなくなってしまった。
ただ幸いなことに、利用しているeo光テレビでFM6局を受信して聴くことができるので、
テレビのアンテナケーブルの信号を分配器で分けて、片方をFMチューナーの同軸アンテナ端子に接続している。

このTRIO KT-7500は、FM放送は受信できるがAM放送は受信できない、その他は不明というジャンク品だったが、
AM放送もNHK、ABC、MBSはバーアンテナを調整すれば受信できた。
ボリュームのガリもなく、他の機能も正常なのでジャンク品としてはいい方だったようだ。

けれどAM放送は送信アンテナなどの設備の老朽化で維持コストの負担が大きいため
2024年2月1日から設備コストがかからないFM放送へ移行や、AM局の廃止が進んでいるようだ。
大阪のAM局もワイドFMへ移行しているので、AM放送の受信はもう重要ではないかもしれない。


TRIO KT-7500 AM-FM Stereo Tuner

チューナーといえばトリオ、FM放送の時報ごとにトリオのCMが流れていたのを思い出す。
TRIO KT-7500は1975年発売のモデルだが、1970年代の入力ソースはレコードプレーヤー、チューナーや、
カセットデッキが主だった。
この頃、FM放送は音楽の情報源でエアーチェックブームもあり、いろいろなジャンルの音楽が混在する放送を、
カセットテープへ録音したものだった。

このシグナルメーターやチューニングメーターを見ながらフライホイールのチューニングダイヤルを回す感触や、
メーターの照明がなんともいえず懐かしく、さらにFM放送独特の厚みのある音も心地いい。

今はFM/AMチューナーでなくても、radikoで聴けるのでそれでもいいが、使いにくさや味気なさもあり、
オレンジ色に輝くほのかな照明を見ながら、音楽を聴けるFMチューナーの良さを再認識するのもいいだろう。

2024年11月30日

Musicアプリのイコライザー

YAMAHA GE-60

今では音楽再生でほとんど見られなくなったグラフィックイコライザーだが、以前ヤマハのGE-60を使っていた。
30Hzから16KHzのLR独立10バンド、スペクトラムアナラーザー、サブソニックフィルター、
ランブル リデュース回路などという仕様で、アンプのTAPE端子に接続して使うのが一般的であった。

この機種には音場特性測定用の「コンデンサー マイクMM-60」が付属していた。
リスニングポイントにマイクを設置して部屋の音場測定をすると結果がディスプレイに表示されるので、
その表示がフラットになるようにレバーを調整すれば音場補正は完了する。
あとは好みの音質に補正すればいい。

アナログなのでプリセットの設定がなく、音源に合わせて再セットしないといけないのが面倒だったのと
音の鮮度が落ちるような気がした。
音源を補正するというより、音場補正に向いているのだろう。

音質調整は、オーディオルームならセッティングの自由度もあり、吸音材や反射板を入れることもできるだろうが、
生活空間でオーディオを楽しむには、セッティングだけではうまくいかないことが多く、
このようなグラフィックイコライザーやトーンコントロールを使うのが便利である。


周波数の特性

説明書には周波数の特性が記載されていたので、調整の参考になった。
概ね120Hzから4KHzが中心で、30Hzや60Hz、8KHzや16KHzは味付け程度となり、
480Hz、1KHz、2KHzは特に重要で大きく音質が変化するようだ。

調整は、例えば480Hzを上げると、その左右の240Hzと1KHzも多少上がるので、
240Hzと1KHzを少し下げるようにするのがいいと当時のオーディオ雑誌に書かれていたように思う。


Musicアプリのイコライザー設定

今では、オーディオ機器としては見られなくなったグラフィックイコライザーだが、
デジタル音楽ではアップルのMusicアプリなど、音楽再生アプリに装備されているので、
PCオーディオでの補正が容易になった。

Musicアプリのイコライザー設定は、アルバムの画像の上で右クリックして、
表示されたポップアップメニューの「情報を見る」をクリックすると、上のようにアルバム情報が表示されるので、
「オプション」を選択してイコライザー項目を設定すれば、アルバムの全曲に同じイコライザーが設定される。

曲ごとにセットする時は、曲名の上で右クリックして、
表示されたポップアップメニューから、「情報を見る」をクリックすると曲情報が表示されるので、
「オプション」を選択してイコライザー項目を設定すれば、その曲だけにイコライザーが設定される。

また、Musicアプリの「ウィンドウ」メニューから「イコライザ」を選べば、
イコライザーのウインドウが開いて一時的に変更することもできる。

このように曲ごとにプリセットができるので、YAMAHA GE-60のようなアナログ機器よりも格段に使いやすいのは、
デジタル再生のメリットだろう。

今、Musicアプリで主に使っているのはボーカルとジャズの設定で、以下のようなものだ。


Musicアプリ イコライザー:ボーカル

ボーカルの音源は全てこの設定にしている。
250Hzと500Hzを下げているのは、少し声がこもったように聞こえるのを改善するため。
これでこもりのないスッキリとした声で、低音から高音までのバランスが良くなった。


Musicアプリ イコライザー:
ジャズ

モダンジャズはこの設定である。
8KHz、16KHzを上げてホーンに輝きを加え、125Hz、250Hzを上げて、ウッドベースを強調、
少し膨らむので32Hz、64Hzを下げてタイトになるようにしている。
ジャズの低音はドラムよりもウッドベースが主なので、ウッドベースを基準に設定している。
これでピアノがクリアになり、ホーンが煌びやかに、ウッドベースが弾けるように再生できている。


Musicアプリ イコライザー:パーフェクト

このパーフェクト設定は2004年頃からiTunesで普及したらしいが、どのようなジャンルの曲にも対応できるらしい。
オリジナルの設定は+3、+6、+9、+7、+6、+5、+7、+9、+11、+8と、全てプラス側に振っているようだが、
ここでは0dbを中心にして全体を下げている。
オリジナルが、なぜ音量が上がるような設定なのか不思議だが、変化が大きく感じられるようにしてるのだろうか。

初めてイコライザーを使う時は、このパーフェクト設定やフラット設定から調整をして、
イコライザー カーブを作るといいだろう。

上のボーカルやジャズのイコライザー設定をしても聴けたものじゃない、という結果になるかもしれないが、
再生音楽は、リスニングルームの状況、オーディオ機器、リスニング音量、リスニングポイント、
好みの音質、リスナーの年齢などで変化するので、各自の環境に応じた調整が必要になるだろう。