2020年2月3日

オルソパンクロマチックのフィルム

NEOPAN 100 ACROS

あまりたくさんフィルムで撮る方ではないが、買い置きしていたネオパン 100 ACROSも底をついてきた。
最近再発売されたネオパン 100 ACROS IIはメイドインUKのようであるが、
だとするとイルフォードなどを製造しているハーマン テクノロジー社なのだろう。

ネオパン 100 ACROSのデーターシートには

  • 製品用途:一般撮影用ネガティブフィルム
  • ISO感度:100
  • 感色性:オルソパンクロマチック

と記載されている。

フィルムは感色性の違いでレギュラー、オルソクロマチックとパンクロマチックの3種類ある。
ハロゲン化銀は青色光にしか感光しないが、このタイプが「レギュラー」である。
オルソクロマチックはハロゲン化銀に緑色に感光する色素を吸着させたものであり、
赤色は暗くなるのでルージュを塗った女性の唇が暗くなり、印象的な写真になる。
パンクロマチックはさらに赤色に感光する色素を吸着させていて可視光のほぼ全てに感光するようになっている。

ACROSの感色性のオルソパンクロマチックは、
Fujiのサイトでは「オルソパンクロマチックとは、オルソとパンクロの中間の感色性を有するタイプです。」
と説明されているので少し赤色の感光が抑えられているということだろうか。

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