2025年9月15日

X-E5はシャッターボタンでの拡大表示の解除ができないらしい

Fuji X-E5

X-E5だけでなく、第5世代機では「シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除」ができなくなっているらしい。
マニュアルフォーカス(MF)レンズを使う人には、これは困ると思う。

拡大表示とは、写真を撮るときのピント合わせを正確にするため、画像の一部を大きく表示する機能である。

フィルム時代のMFレンズは電子接点がないので、フォーカスリングを回しても自動で拡大表示にならないので、
拡大表示機能を割り当てたボタンを押さなければならない。
これだけでも手間なのに解除するのにまたボタンを押して、それからシャッターボタンを押さなければならない。
スナップフォトでは、この一手間でシャッターチャンスを逃すことになる。

初代機のX-E1や第4世代機のX-E4でもできた「シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除」が、
なぜできなくなったのだろうか。
余分なものを付けるが、撮影に重要なものを削ぎ落としてしまうというように、
フジフイルムの開発ポリシーが少し違う方向にいってるように思う。

2025年9月11日

使いにくいレンジファインダーカメラ

Canon L3 & Leica CL

ここにキヤノンL3とライカCLというレンジファインダーカメラがあるが、
このレンジファインダーカメラが使いにくい。

レンジファインダーカメラというのは、光学視差式距離計がカメラに組み込まれていて、
レンズのフォーカスリングを回すと、それに連動するファインダーの二重像を重ねてピントを合せるカメラである。

このレンジファインダーカメラは、広角レンズで絞りを絞って被写界深度を深くするなどをして、
ストリートフォトを撮ることに向いているといわれるが、次のような欠点がある。

  • ファインダーが別なので、レンズキャップを付けたままでシャッターを切ってしまう。
  • フレームが内蔵されていない焦点距離のレンズでは外付けファインダーが必要になり、
    距離計とファインダーが別になるので素早い撮影ができない。
  • レンズとファインダーの視差(パララックス)を完全に補正できない。
  • マクロ撮影は、パララックスが大きくなるのでほぼ不可能。
  • 距離計の精度上、最短撮影距離が長くなる。
  • 距離計の基線長という精度上の制約があるため、望遠レンズは135mmが限界である。
  • 撮影範囲がフレーム表示の場合は、望遠レンズではフレームが小さくて見にくい。
  • 撮影用レンズやファインダーの調整の狂いに気付きにくい。
  • ファインダー中央部の距離計が小さく見づらい。
  • ボケの状態をファインダーで確認できない。
  • レンズでファインダーの視野がケラれることがある。
  • 一眼レフのミラーのようなシャッター幕を遮るものがないので、
    太陽光でシャッター幕を焼くことがある。

レンジファインダーカメラが一眼レフカメラに取って代わられたのは、このように欠点が多かったためだろう。

以上のことはペンタプリズム、クイックリターンミラー、自動絞りを備えた一眼レフではほぼ解決されたのだが、
一眼レフの唯一の欠点は、開放F値の大きなレンズではファインダーが暗くなるということだろう。
そして開放F4ぐらいのレンズが距離計を使える限界であったため,開放F値の小さな明るいレンズが標準となった。


ミラーレスカメラ Fuji X-E4

レンジファインダーカメラを終焉させた一眼レフカメラも、今はミラーレスカメラに追い越されている。
やはり、レンジファインダーと一眼レフのいい部分を取り込んだミラーレスが理想的カメラかもしれない。

今ではライカだけが、ブランド力を維持するために、レンジファインダーカメラのM型を作り続けている。

2025年9月4日

x782 * 夏の日の・・・






Fuji X-E4
Leica Summaron 3.5cm F3.5  (1)
Leica Summicron 50mm F2 M 1st Collapsible  (2, 3)

2025年9月2日