2017年8月20日

ヘリコイドグリスを塗ってみる

Summar 5cm F2、ヘリコイドグリス 軟、アイシャドーチップ

Summar 5cm F2は気に入っているレンズの一つだが、ヘリコイドの動きが少し重く、引っかかりがある。
特に冬場には動きが重い。

そこで、グリスを塗ってみることにした。
と言っても分解してグリスを入れ替えるわけではなく、レンズの後ろに出ている部分に塗るだけである。

使ったグリスはAki-Asahiの「ヘリコイドグリス 軟」である。
Aki-Asahiの説明では「アイシャドーのチップ(棒の先にスポンジがついているもの)につけてヘリコイドの条ネジ部分に
薄く塗るのが一番簡単に綺麗にぬれます」とあったので、 アイシャドーチップを用意する。


アイシャドーチップで塗る

最初にヘリコイドの条ネジ部分を楊枝などで穿ってゴミを取り、布で拭き取っておく。

塗り方は皮膜を作る程度に薄く塗るのがいいようだ。
アイシャドーチップに少量のヘリコイドグリスを着けて、少しづつヘリコイドの条ネジ部分に塗っていく。


ヘリコイドグリスを塗り終わったSummar 5cm F2

塗り終わったらヘリコイドを回して馴染ませ、はみ出したヘリコイドグリスを拭き取っておく。
これだけで、驚くほどヘリコイドが滑らかになり、ぎこちなかったピント合わせが指一本で出来るようになった。
それ以上に、僅かにあったヘリコイドのガタつきも無くなったことが驚きである。
安価で簡単な手入れなのに効果は大きい。