JBL MODEL 4312A CONTROL MONITOR |
長年使っているJBL 4312Aで、ウーハーの白いコーンが特徴的なスピーカーである。
仕上げは、ウォルナット仕上げの4312Aとブラック仕上げの4312ABKの2種類があったが、これはブラック仕上げだ。
JBL 4312A リーフレット |
- 方式:3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
- ウーファー:30cmコーン型(2213H)
- ミッドレンジ:13cmコーン型(104H-3)
- トゥイーター:ドーム型(035Ti)
- 周波数特性:45Hz〜20kHz
- 許容入力:100W
- 音圧レベル:93dB/W/m
- インピーダンス:8Ω
- クロスオーバー周波数:1.1kHz、4.2kHz
- エンクロージャー容積:40L
- サイズ:W362 × H597 × D298mm
- 重量:20kg
JBL 4312A リーフレット |
このモデルの原点は4310で、録音スタジオのプレイバックモニター用として開発されたブックシェルフ型スピーカーであった。
そのため、4310や前モデルの4311では天井から吊り下げるのを前提としていて、
ウーハーが天井に近くなるように上下逆さまのユニット配置となっていた。
さらに4312まではウーハーの円周に沿うように、傾けてトゥイーターとミッドレンジが配置されていた。
この4312Aでは床置きのホームユースにも対応するため、
ウーハーを下に、トゥイーターとミッドレンジを上に水平にして配置するスタイルに改められた。
トゥイーターとミッドレンジ |
トゥイーターとミッドレンジがウーハーに接近するように左右に並び、その中間上にバスレフのホールがある。
この配置の方がトゥイーター、ミッドレンジ、ウーハーと縦一列に並べるより音のまとまりがよく、
フルレンジのスピーカーに近くなるという効果があるようだ。
アッテネーター |
MIDとHIGHのアッテネーターが備えられていて、部屋の音響状態に合わせて調整することができる。
JBLといえばジャズといわれるほどだが、この4312系もジャズを力強く鳴らしてくれる。
大型スピーカーのようにパワーを入れて大音量で鳴らさなくても、小音量でもよく鳴るのでホームユースに適しているだろう。
能率も93dBと高いので、小出力の真空管アンプでもホームユースでは問題なく、
モダンジャズやヴォーカルを心地よく聴かせてくれる。
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