2018年4月6日

JBL MODEL 4312A CONTROL MONITOR

JBL MODEL 4312A CONTROL MONITOR

長年使っているJBL 4312Aで、ウーハーの白いコーンが特徴的なスピーカーである。
仕上げは、ウォルナット仕上げの4312Aとブラック仕上げの4312ABKの2種類があったが、これはブラック仕上げだ。


JBL 4312A リーフレット

  • 方式3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
  • ウーファー:30cmコーン型(2213H)
  • ミッドレンジ:13cmコーン型(104H-3)
  • トゥイーター:ドーム型(035Ti)
  • 周波数特性45Hz〜20kHz
  • 許容入力100W
  • 音圧レベル93dB/W/m
  • インピーダンス
  • クロスオーバー周波数1.1kHz、4.2kHz
  • エンクロージャー容積40L
  • サイズ:W362 × H597 × D298mm
  • 重量20kg


JBL 4312A リーフレット

このモデルの原点は4310で、録音スタジオのプレイバックモニター用として開発されたブックシェルフ型スピーカーであった。
そのため、4310や前モデルの4311では天井から吊り下げるのを前提としていて、
ウーハーが天井に近くなるように上下逆さまのユニット配置となっていた。

さらに4312まではウーハーの円周に沿うように、傾けてトゥイーターとミッドレンジが配置されていた。
この4312Aでは床置きのホームユースにも対応するため、
ウーハーを下に、トゥイーターとミッドレンジを上に水平にして配置するスタイルに改められた。


トゥイーターとミッドレンジ

トゥイーターとミッドレンジがウーハーに接近するように左右に並び、その中間上にバスレフのホールがある。
この配置の方がトゥイーター、ミッドレンジ、ウーハーと縦一列に並べるより音のまとまりがよく、
フルレンジのスピーカーに近くなるという効果があるようだ。


アッテネーター

MIDとHIGHのアッテネーターが備えられていて、部屋の音響状態に合わせて調整することができる。

JBLといえばジャズといわれるほどだが、この4312系もジャズを力強く鳴らしてくれる。
大型スピーカーのようにパワーを入れて大音量で鳴らさなくても、小音量でもよく鳴るのでホームユースに適しているだろう。
能率も93dBと高いので、小出力の真空管アンプでもホームユースでは問題なく、
モダンジャズやヴォーカルを心地よく聴かせてくれる。

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