Leica CLのフィルム装填 |
Leica CLには巻き取りスプールの白い爪が欠けているものや、ヒビが入っているものも多い。
これは巻き取りスプールの構造や強度の問題かもしれないが、フィルムの入れ方によるのかもしれない。
順巻き取りのCanon F1 |
フィルムの巻き取りには順巻きと逆巻きがあって、
キャノンF1はフィルムが巻き取りスプールの上にかぶさる順巻きである。
逆巻き取りのNikon F |
ニコンFはフィルムが巻き取りスプールの下に潜り込む逆巻きである。
Leica CLの巻き取りスプール |
一般的にはフィルムを差し込む部分は、キヤノンF1やニコンFのように巻き取りスプール自体にスリットが作られているが、
ライカCLは巻き取りスプールに付けられた白い歯にフィルムを差し込む。
CLのフィルム差し込み方向 |
ライカCLは逆巻きなのでフィルムを白い歯の右側から差し込まないといけないが、
これを順巻きのように左側から差し込むと、巻き上げた時に白い歯を引き上げる力が加わる。
白い歯にヒビや欠けがあるのは、これによる経年劣化かもしれない。
これは大切なことなので、CLの取扱説明書にもスプールへの装填手順が記載されている。
パトローネ室に収める |
次にパトーローネを引っ張ってフィルムを出しながらパトローネ室入れる。
この方法でフィルムが巻き取りスプールから外れなければ、しっかり取り付けられていることになる。
フィルムの緩みをなくす |
一度巻き上げて確認後、裏ぶたを取り付ける。
そして巻き戻しレバーを巻き戻し方向にテンションを感じるまで回し、フィルムの緩みをなくしておくと、
巻き上げた時に巻き戻しノブが回るので、それを確認しながらフィルムを巻き上げて装填は終わりだ。
これで、撮影中は巻き上げ時に巻き戻しノブに手を当てていれば、
回転しているのわかるのでフィルムが確実に巻き上げられていることを確認できる。
6 件のコメント :
こんばんは^^
とても分かりやすい説明ですね!
フィルムの順巻き逆巻きはあまり意識していませんでしたが、
オリンパスOMが逆巻きなのに対して、ペンタックスは順巻きでした。
同じオリンパスでもコンパクトの35DCは順巻きです。
ライカCLは先にベロを差し込んで、パトローネを引っ張るのですね。
現像タンクのリールと同じやり方ですね(笑)
こんにちは。
フィルムの巻き上げ方向なんて気にしませんよね。
普通のカメラだといいのですが、CLではちょっと気になりますね。
この構造と白い歯の材質からか破損するようです。
先にベロを差し込むのは、差し込みやすいのと、
間違って左から差し込まないようにするためでしょうか。
35DCを持ってられるんですね。
親が使っていた後期の35DCがあったのですが、
故障していたのでキタムラの「なんでも下取り」に出しました(笑)
はじめまして
Leitz minolta で使用できるストラップを探していてたどり着きました
これからも参考にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします
しかし、このカメラはトップパネルが弱いですね!
カバンに入れて持ち歩いていたのに、気がつくと打痕が��
薄いのはわかっていましたが、板金バルナックより弱いとは��
今後のために、動かないでも良いので外装が綺麗な同じカメラを探して購入しようと思います
はじめまして、よろしくお願いします。
Leitz minolta CLのストラップの参考になってよかったです。
CLは裏ぶたの外れる構造なので、
オリジナルのようにストラップを通して使いたいですよね。
CLの外装が弱いのはお墨付きですね(笑)
使っているアルミ合金の質なのか、厚みなのか、
ヘコミのある個体が多いです。
板金といってもバルナックは真鍮なので強いのでしょうね。
それと露出計が不動のものが多いですね。
幸い、私の所有しているCLは露出計の精度もほぼ正確です。
綺麗なCLを、外装の予備用としてとっておくのもいいですね。
安心して今のCLを酷使できます(笑)
何か3Dプリンタでこさえた代替品がeBayに落おっこてたぞ。
送料込み50英ポンドくらい(半分以上が送料w)。
ネジ止め式みたいだし、修理出すよりこれ使った方がいい気がする。
てかこういうの日本人ってこさえないよな。俺もこさえないけどw
こんにちは。
3Dプリンターで作れそうですよね。
日本で作ったらもっと安くなるかもしれませんが、
まず無理でしょうね。
部品取り用の個体から流用するくらいでしょうか。
M型ライカと違って、中途半端なカメラなんで・・・
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