2018年12月26日

ポピュラー歌手のスタンダード ナンバー

Connie Francis & Ann Margret (Vinyl Records)

ポプラー歌手のヒットナンバーもいいが、スタンダードナンバーもいい。
'60年代のポピュラー歌手はスタンダードナンバーも歌いこなすだけの歌唱力を持っていた。

「ヴァケイション」、「ボーイ ハント」、「カラーに口紅」などのヒット曲で知られている、
イタリヤ系ポピュラー歌手のコニーフランシスもその一人だ。

スエーデン生まれのアンマーグレットは「バイ バイ バーディー」や「ラスベガス万才」、
「シンシナティ キッド」などで知られている60年代から活躍する人気女優であり歌手である。
特にエルビスプレスリーと共演した「ラスベガス万才」は、当時ラジオでよく流れていたのが記憶にある。


Swingin' Show & Songs to a Swinging Band

ノーマが日本だけで発売したコニーフランシスの10インチ盤「Swingin' Show」 では、
スタンダードナンバーを中心に8曲歌っている。
このアルバムでは「Who's Sorry Now?」をオリジナルのアレンジで歌っているのだが、
聴き馴染んでいる1958年にリリースされたニューアレンジの「Who's Sorry Now?」の方が好みだ。

「Songs to a Swinging Band」はコニー フランシスが、スウィングバンド風オーケストラをバックに、
ジャジーに歌っているアルバムである。
スタンダードナンバーを明るさのある声で楽しませてくれ、
ラテン系のアレンジやダブルタイム、バラードと多彩な構成になっている。


And Here She Is & The Vivacious One

「And Here She Is」は、1961年にRCAで録音されたアンマーグレットのファーストアルバムである。
ウエストコーストを代表するマーティ ぺイチがアレンジするほどで、力の入れようが感じられる。
20歳になったばかりのアンマーグレットが、可憐な歌声でスタンダードナンバーを楽しませてくれ、
「The Vivacious One」と比べるとアルバムとしても統一感がある。

「The Vivacious One」もRCAで1962年の録音のサードアルバムで、
ジャケットもファーストアルバムのように複数枚のポージング写真を組み合わせたデザインである。
スタンダードナンバーだけでなく、ロックンロール スタイルのアレンジの曲も含まれていて、
「ジム ダンディー」や「インカ ディンカ ドゥー」はアンマーグレットらしさが感じられて、このアルバムの面白いところだ。


このようなアルバムを聴いていると、
歌唱力のあるポピュラー歌手のスタンダードナンバー アルバムは、年月を経ても飽きることはない。

2 件のコメント :

ライチル さんのコメント...

若さがいっぱいのアン・マーグレットとプレスリィの映画を見ました。懐かしいです。コニーフランシスも懐かしいです。本当にあの頃の日本も外国も歌手の歌唱力は素晴らしいですね。

Blues Walk さんのコメント...

映画見られたんですね。
ラスベガス万才は曲もヒットして、
当時ラジオのヒットチャートでよく聴いていましたよ。

コニーフランシスやドリスデイも好きでしたね。
あの頃は歌唱力のある歌手が多くて、
特にバラードが歌える歌手は歌が上手かったですね。