2018年12月24日

フランジバック

Nikon F

あまりフィルム一眼レフでレンズ遊びをすることはないが、
マウントアダプターを使えば他社製のレンズを取り付けることができる。
ただし、ボディとレンズの連動方式が異なるので一眼レフでの特徴である自動絞りや、絞り開放測光が使えなくなる。

それに、ニコンFはフランジバックが長いので、普通のマウントコンバーターだと無限遠が出なくなる。
レンズ入りのマウントコンバーターを使えばいいが、本来のレンズの性能が変わるので、それも面白くない。


Nikon F マウント

フランジバックはレンズマウントの基準面から撮像面(フィルム面)までの距離のことで、
主なメーカーのマウントのフランジバックは次のようになる。
  • コンタックスN:48mm
  • ライカR47mm
  • ニコンF46.5mm
  • オリンパスOM46mm
  • ヤシカコンタックス45.5mm
  • M4245.5mm
  • ミノルタMD43.5mm
  • キヤノンFD42mm
この中ではニコンFは3番目にフランジバックの長いマウントとなる。
キヤノンFDマウントは、一番フランジバックが短いので色々なレンズが付けられそうだ。


Canon F1 + Pixco Nik-FDマウントアダプター

キヤノンF1に、ニコンFマウントレンズ用のマウントアダプターを付けているが、
これでフランジバックの差4.5mmが加えられて、ニコンFの46.5mmになる。
マウントアダプターの右側にあるレバーは、ニコンFレンズの着脱レバーである。


Canon F1 + Nikon Fマウントレンズ

ニコンFにフランジバックの短いキヤノンFDレンズをつけても無限遠が出ないので、近接撮影用になってしまうが、
このようにキヤノンF1にはフランジバックの長いニコンFマウントレンズ取り付けて使うことができる。

もちろんプリセット絞りは使えなく、実絞りになるのでファインダーは暗くなるが・・・

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