デジタルスプリットイメージ
Fuji X-E4で使うレンズは、ほとんどマニュアルフォーカスレンズなので、
Fnボタンにフォーカスチェック(拡大表示)を設定し、フォーカスモードはマニュアルフォーカスにしている。
ところが困るのが、撮影中にFnボタンで拡大表示しようとすると、
つい長押しになり、MFアシストの切り替えに入ってデジタルスプリットイメージになってしまうことである。
MFアシストの切り替えは、スタンダード、デジタルスプリットイメージ、デジタルマイクロプリズム、
フォーカスピーキングの順次切り替えとなっているので元に戻るのに手間取り、
シャッターチャンスを逃してしまい、イラッとすることがよくある。
このFnボタンの長押し機能を、設定でキャンセルできないのだろうか。
ボタンの押し方に癖があるからだと思うので、気をつけているが直らない。
困ったものである。
ところで、このデジタルスプリットイメージという機能はX-E2から搭載されたので、
当時気になって近くの家電量販店に見に行った。
そう、その頃はFujiのカメラは地方の家電量販店で手に取って確認できたのである。
今は家電量販店だけでなく、地方のカメラ店でも手に取れない状態。
店でファインダーを覗いてデジタルスプリットイメージを確認すると、使えないとすぐわかり、
X-E2ではなくてX-E1を購入した。
このデジタルスプリットイメージはレンジファインダーの距離計ではなく、一眼レフのスプリット距離計に近い。
レンジファインダーの距離計はファインダー自体が素通しなのでボケていない状態でピント合わせができ、
一眼レフの距離計はファインダー自体はボケるが、距離計の部分は素通しなので、
ボケていいない状態でピント合わせができる。
デジタルスプリットイメージはファインダー全体がボケるので、スプリットイメージ部分もボケる。
これではボケた画像が左右にズレるだけなので、わかりづらく、また、F4以上に絞るとズレが分かりにくくなる。
一眼レフのスプリットイメージも使えるのは絞りF4までなので、よく似ている。
それと、デジタルスプリットイメージの部分が大きく暗いのも難点だ。
デジタル距離計自体は面白い発想なので改良されるかなと思ったが、X-E4でも進化はなかった。
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