
CANON LENS 50mm f:1.8 メタルフード
「Canon S 50mm F1.8」はS40という内径42mmのカブセ式レンズフード が一般的です。
昔、キャノンVI Lでこのレンズを使っていた頃も、S40のフードを付けていました。
この金属製のレンズフードは、S40に比べると角の部分が尖ってなくて丸みを帯びていて、
50mm f:1.8の刻印だけなので初期のものかもしれません。
CANON LENS 50mm f:1.8 のフード部と取り付けリング
レンズに取り付ける下部の枠に、上部のフードがねじ込まれているだけなので分離できて、
間にシリーズVIフィルターを挟んで使用できるようになっています。
フィルムライカCL用の「Leica Summicron-C 40mm F2」はシリーズ5.5フィルターを付ける仕様で、
レンズの銘板の上にフィルターを置いてフードで固定するという方法です。
けれど、一般的には上の平型フィルターと同じような、40mm径の厚みのない平型フィルターを使います。
シリーズフィルターや平型フィルターを使うのは、フードによる撮影像のケラレを避けることもありますが、
それよりもレンジファインダーカメラでは、フードでファインダーが塞がれる部分を少なくすることでした。
Canon L3に「Canon S 50mm F1.8」を取り付けると、フードを付けない時は全くファインダーを覆いませんが、
フードを付けると、ちょうどフードの部分でファインダーの右下を覆ってしまいます。
この「マルミ 40mm径 UVフィルター」はレンズ先端の外径と全く同じなので、カブセ式のレンズキャップ や、
レンズフード を取り付けることができます。
平型フィルターにフードを付けてもファインダーは大きく塞がれるのですが、さらに塞がれることになります。
このように、レンジファインダーカメラの場合は一眼レフと違って、レンズフードは邪魔者でした。
ただ、今のようにコーティングが発達してなかったので、レンズフードは必須でしたが、、、
レンジファインダーカメラ用のレンズフードに穴あき型が多いのはファインダーを塞ぐ部分を少なくするためです。
レンジファインダーカメラというのは使いにくいカメラですね。
一眼レフが主流になったことが、こういうところからも伺えます。
ミラーレスカメラで使う場合は、厚みのあるフィルターやレンズフードを付けても問題ないので、
光学ファインダーのデジタルカメラよりもオールドレンズを活かせますね。
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