2022年4月29日

カメラの広告

Leitz minolta CL(1973年)

もう一眼レフの時代だったが
ライツとの提携で作られた
レンジファインダーカメラ
このシックな広告で
いい写真が撮れそうな気持ちになった


Canon F-1改(1976年)

10年間モデルチェンジをしないというF-1だったが
5年後にマイナーチェンジをしている
その時の広告で巻き上げーレバーに
プラスチックの指当てが付いている


Nikon F2(1971年)

Nikon Fに比べて丸みを持ったフォルム
デザイン的にはNikon Fのほうが
精悍さがあるだろう
Photomicファインダーが小さくなり
この組み合わせが標準になった


1970年代のカメラの雑誌広告
一眼レフの全盛期に
唯一 Leitz Minolta CL
カメラの完成度が高い時代だった

2022年4月25日

x576 * 樹々の風景








Fuji X-E4
Utulenz 32mm F16
FS:ACROS + G

木々を撮るときは
Gフィルターをかけている
緑の葉が
明るく柔らかな表情になる

2022年4月23日

GIZMON Utulens

Fuji X-E4 + GIZMON Utulens

  • 型名GIZMON Utulens
  • レンズ:プラスチックレンズ1枚(非球面メニスカスレンズ)
  • 焦点距離32mm
  • 絞りF16 固定
  • フォーカスレンジ:1m〜無限 固定
  • マウント富士フイルムXマウント
  • サイズ:外径 60mm、厚さ15mm
  • 重さ約46g

お馴染みの富士フィルム「写ルンです」のレンズだが、「写ルンです」自体は使ったことがなかったので、
このレンズが初めてである。

以前の記事で「GIZMON Wtulens L」を取り上げたが、あれは「写ルンです」のレンズを2枚使って広角レンズにしているので、
この「Utulens」がオリジナルということになる。


GIZMON Utulens

このレンズ自体は「写ルンです」のレンズを樹脂製のレンズユニットに組み込んだもので、L39マウントのネジが切られていて、
L39-Fuji Xマウントアダプターに取り付けられている。
なので1セットだけ買えば、あとはカメラに合ったL39マウントアダプターさえ用意すれば、他のマウントのカメラでも使える。


樹脂製のL39マウント

レンズユニットが樹脂製というのは安っぽい感じがするし、L39ネジの耐久性も不安なので金属製にして欲しかった。


Leica III + GIZMON Utulens

もちろんレンズユニットはL39マウントなので、Leica III型やLMアダプターを介してMマウントのLeica CLでも使えるのだが、
樹脂製のマウントなので、あまり使わない方が良さそうだ。
特にLMアダプターを使うときは、このレンズをLMアダプターに付けてからボディに取り付けると、
力がかかってレンズのL39ネジが潰れてしまうかもしれないので、LMアダプターを先にボディに付けておくほうがいい。
それと距離計連動コロとの接触も気になる。

このような使い方はメーカーもサポート対象外としているので、ライカで「写ルンです」というキワモノではなく、
ミラーレスカメラで使う方が良さそうである。

描写は、こういうレンズなので逆光に弱くハロは盛大に出るが、順光ではしっかり写る。
「写ルンです」は観光や行事の記念撮影で使われる日常カメラで、逆光や斜光で撮ることは少ないので問題ないのだろう。
また、APSCサイズでの撮影では周辺光量落ちは弱いので、それを期待すると物足りないかもしれない。
このようなレンズというのは常時使うのではなくて、ソフトフォーカスレンズと同じように、たまに使うと効果的だと思う。

2022年4月17日

2022年4月15日

Leica Summaron 3.5cm F3.5

Summaron(ズマロン) 3.5cm F3.5

  • 製造:ドイツ エルンスト・ライツ
  • 製造年:1949年〜1960年
  • 製造本数:80019本
  • シリアル:約601001-1750000
  • 構成:4群6枚
  • 形式:ガウスタイプ
  • コーティング:あり
  • 鏡胴:真鍮クロムメッキ
  • 距離調整:回転ヘリコイド
  • 最短撮影距離:1m
  • 距離目盛り:メートル
  • 絞り値:3.5 - 4 - 5.6 - 8 - 11 - 16 - 22
  • 絞り羽根:10枚 
  • 無限遠ロック:あり
  • マウント:L39
  • フィルター:A36(カブセ式)
  • レンズキャップ:36mm(カブセ式)
  • フード:FOOKH(12505)
  • 重さ:195g

ズマロン サンハンというLマウントのレンズで、シリアルナンバーからすると1952年製のようだ。
前期型と後期型があって外観が全く違うが、これは前期型で刻印はErnst Leitz Wetzlarだが、
Ernst Leitz GmbH Wetzlarの刻印もあるようだ。
エルマー 35mm F3.5の後継として作られたのだが、F3.5の方はウェットで柔らかな描写、
F2.8の方はドライでシャープな描写と言われているようだ。

ベレクの設計した35mmレンズは、テッサー型のエルマー3.5cm f3.5とガウス型のズマロン3.5cm f3.5の2種類だが、
ズマール5cm f2もベレクの設計である。


ブルー コーティング

わかりにくいが、レンズには薄くブルーのコーティングがかかっている。
ズマロンは小さいけれど、外装はクロームメッキ仕上げでズシリとした重さがあって、ミラーレスカメラでもバランスは悪くない。

この前期型のズマロンは、ズマールと同じA36というタイプなので、レンズキャップもA36の被せ式を使う。


絞りリング

絞りはズマールのような大陸式ではなく、一般的な国際式になっている。
距離調整は鏡胴全体が回転する回転ヘリコイドなので、絞り指標も一緒に回ってしまい、
逆に、絞りリングを回そうとすると、鏡胴全体が回ってしまうので使いにくいこともある。


距離目盛

距離目盛はマウント部に刻まれ固定されていて、フォーカスリングを回すと指標と被写界深度目盛が動くようになっている。
こういう構造なので、被写界深度は正面から見ないと確認できない。


Fuji X-E1 + Leica Summaron 3.5cm F3.5

X-E1にもバランスがよく、ブラックボディーに、シルバーのズマロンが引き立つ。


Leica IIIc + Leica Summaron 3.5cm F3.5

同時代のLeica Ⅲcとの組み合わせが最適である。

2022年4月4日

SHOTEN マウントアダプターとX-E4

SHOTEN マウントアダプター LM-FX M

ライカMマウントのレンズをFuji Xマウントのボディに取り付けるマウントアダプターだが、
今も使っているFuji純正の LM-FXマウントアダプターに、今回「SHOTEN マウントアダプター LM-FX M」を追加した。

Fuji純正はヘリコイドなしのブラック仕様なので、こちらはヘリコイド付きのシルバータイプを選んでみた。


fuji純正の LM-FXマウントアダプター

ライカMマウントレンズのマウントアダプターは今まで一つだけだったので、
L-Mマウントアダプターを併用した時のレンズ交換は手間取ることもあった。


SHOTENとfuji純正の LM-FXマウントアダプター

最近はカメラボディとレンズ2本ぐらいで撮り歩いていることが多いので、
これで。L39やMマウントレンズを2本使っていても、マウントアダプターごと交換できるので便利だ。


X-E4のレンズ取り外しボタンとの隙間

このマウントアダプターは、X-Pro2やX-Pro3のボディのレンズ取り外しボタンと干渉するため装着できないということだが、
X-E1やX-E4では干渉することなく使うことができる。



X-E4 + SHOTEN マウントアダプター LM-FX M + Jupiter-8 50mm F2

フォーカスリング付きのマウントアダプターは色々なメーカーから発売されているが、フォーカス機構を持つため径が大きくなり、
カメラボディの下からはみ出すものもあるようだ。
このマウントアダプターもフォーカスリングがないものと比べると大きいが、X-E4のボディからはみ出すことはない。


X-E4 + SHOTEN マウントアダプター LM-FX M + Leica Summaron 3.5cm F3.5

ライカなどのレンジファインダーカメラ用のL39やMマウントレンズは、最短撮影距離が1m程度なのだが、
このアダプターの繰り出し幅6mmのヘリコイドを使用することで、最短撮影距離を短くすることができる。
ヘリコイドリングは質感も良くてガタ付きもなく、滑らかに適度な重さで回転するので使い心地がいい。

この個体はボディ側のマウント部はちょうどいいが、レンズ側のマウント部が少し硬く、
さらに、レンズ着脱ボタンが平らでエッジが立っているので、取り外すときに押さえている指が痛くなるのが難点か。


X-E4 + SHOTEN マウントアダプター LM-FX M + Leica Summicron 50mm F2

さすがシルバーレンズとの組み合わせは一体感もよく、ズミクロンとの違和感もない。
一応ストッパーがあるようだが、このような沈胴タイプのレンズを使うときは、
カメラに装着したまま沈胴させないように気をつけること。


X-E4 + SHOTEN マウントアダプター LM-FX M + Leica Summicron-C 40mm F2

ブラックレンズにはブラックタイプのマウントアダプターの方が見た目は良さそうだ。
ブラックタイプなら、シルバーレンズとブラックレンズのどちらも違和感がないので、
一つだけ使用するならブラックタイプがいいだろう。

2022年4月2日

x570 * New World








Fuji X-E4
Fujinon XF18-55mm F2.8-4
SILKYPIX:クラシックネガ