Fuji X-E4 + GIZMON Utulens
- 型名:GIZMON Utulens
- レンズ:プラスチックレンズ1枚(非球面メニスカスレンズ)
- 焦点距離:32mm
- 絞り:F16 固定
- フォーカスレンジ:1m〜無限 固定
- マウント:富士フイルムXマウント
- サイズ:外径 60mm、厚さ15mm
- 重さ:約46g
お馴染みの富士フィルム「写ルンです」のレンズだが、「写ルンです」自体は使ったことがなかったので、
このレンズが初めてである。
この「Utulens」がオリジナルということになる。
GIZMON Utulens
このレンズ自体は「写ルンです」のレンズを樹脂製のレンズユニットに組み込んだもので、L39マウントのネジが切られていて、
L39-Fuji Xマウントアダプターに取り付けられている。
なので1セットだけ買えば、あとはカメラに合ったL39マウントアダプターさえ用意すれば、他のマウントのカメラでも使える。
樹脂製のL39マウント
レンズユニットが樹脂製というのは安っぽい感じがするし、L39ネジの耐久性も不安なので金属製にして欲しかった。
Leica III + GIZMON Utulens
もちろんレンズユニットはL39マウントなので、Leica III型やLMアダプターを介してMマウントのLeica CLでも使えるのだが、
樹脂製のマウントなので、あまり使わない方が良さそうだ。
特にLMアダプターを使うときは、このレンズをLMアダプターに付けてからボディに取り付けると、
力がかかってレンズのL39ネジが潰れてしまうかもしれないので、LMアダプターを先にボディに付けておくほうがいい。
それと距離計連動コロとの接触も気になる。
このような使い方はメーカーもサポート対象外としているので、ライカで「写ルンです」というキワモノではなく、
ミラーレスカメラで使う方が良さそうである。
描写は、こういうレンズなので逆光に弱くハロは盛大に出るが、順光ではしっかり写る。
「写ルンです」は観光や行事の記念撮影で使われる日常カメラで、逆光や斜光で撮ることは少ないので問題ないのだろう。
また、APSCサイズでの撮影では周辺光量落ちは弱いので、それを期待すると物足りないかもしれない。
このようなレンズというのは常時使うのではなくて、ソフトフォーカスレンズと同じように、たまに使うと効果的だと思う。