2021年12月20日

TTArtisan 35mm F1.4

TTArtisan 35mm F1.4
  • 型番:35mm f/1.4C X (B)
  • レンズマウント:富士フイルムX
  • 焦点距離:35mm(35mm判換算:54mm相当)
  • フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
  • レンズ構成:6群7枚
  • 対応撮像画面サイズ:APS-C
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 絞り:F1.4〜F16
  • 絞り羽根:10枚
  • フィルター径:39mm
  • サイズ:Φ56mm × 約50mm
  • 重量:180g
  • レンズフード:T39LH B(別売)

TTArtisans 35mm F1.4 & T39LH Bレンズフード & レンズキャップ 

だいぶ前から安くて写りがいいと、話題になっていた「TTArtisan 35mm F1.4」だが、
かなり前に買っていて理由はないが、使わずそのままになっていた。

このレンズ1万円以下で買えるが、総金属製でフォーカスリング部のレンズ構成のマークと、
コシナ フォクトレンダーを感じさせるようなフォルムで作ってしまうとは、さすが中華レンズである。
以前「7Artisans 35mm F1.2」の記事を書いたが、「7Artisans」と「TTArtisan」は別会社らしく、
この紛らわしさも中国らしいところか。

レンズキャップは今時珍しいねじ込み式なのだが、フィルターの上から付けるときは、
フィルターの構造によって、ねじ込めないものがあるので注意が必要だ。


TTArtisan 35mm F1.4 + T39LH Bレンズフード

レンズフードは専用の「メタルレンズフード ネジ込み式 39mm T39LH B」が用意されていて、
このラッパ型のフードを付けると少しイメージが変わる。
このレンズフードは「Fujinon XF27mm F2.8」に付けて使ってみたりしていた。

絞りリングはレンジファインダー用レンズのようにレンズ鏡胴先端にあり、1/2のクリックが付けられていて、
柔らかすぎず適度なクリック感である。
絞り11の刻印がないが、8と16の間の「・」が11なのだろう。

フォーカスリングも、引っ掛かりや擦れ感もなく滑らかである。
マウント取り付けは少し硬いが問題なさそうで、この価格のレンズとしては丁寧に作られた良いレンズだ。


Fuji X-E4 + TTArtisan 35mm F1.4 +  T39LH Bレンズフード

このレンズの写り方は、オールドレンズという雰囲気である。
暈けは柔らかくてピントが合っているところもカリカリにならず、ノスタルジックな描写をしてくれて、
不思議な空気感も感じさせてくれるレンズだと思う。
これは好みの問題だが、現代的な描写を求めるなら避けたほうがいいレンズかもしれないが、
マニュアルフォーカス、絞り優先オートで撮る入門レンズとしては安価なのでお勧めだ。

2 件のコメント :

ふみ さんのコメント...

こんにちは!

私が最近買った50mmf0.95には7Artisansと書いていました。
TTArtisans と言うのもあるんですか!ややこしいなぁ^^

ピントがピタッと合ったときはやったね!と思いますが
ゾーンフォーカスでしたっけ?あれはやっぱり私には無理ですね^^
やっぱりファインダーを覗いて撮る人間です。

『ピントが合っているところもカリカリにならず・・・』とありますが
何かピントの山が見にくいなぁと思っていました。
そういう見方をするんだね・・・と勉強になりました。

Blues Walk さんのコメント...

ふみ さん、こんにちは
私も最初は7ArtisansとTTArtisansはレンズの名称で、
同じ会社なのかなと思っていました。

ピントの山の分かりやすさは、機種によっても違うのかなと思います。
キヨハラのソフトフォーカスレンズでもX-E4よりも、
X-E1の方がわかりやすかったです。
X-E4のファインダーが小さ事もあるでしょうが、
見比べてみたら違いがわかりましたよ。

こういうレンズは昔のレンズのように、
F4ぐらいに絞って使うレンズなのでしょうね。
絞り開放からシャープにというわけにはいかないようです。