Fuji X-E5のトップカバーがアルミ削り出しになり、高級感が増したようだ。
アルミ削り出しといえばMac。
MacBook Proのアルミ削り出しは、堅牢感、金属感、塊感を与えてくれる。
削り出し加工は金属のインゴットを切削して整形するので、複雑なデザインに対応でき、
エッジのコントロールも容易で、鋭く立ち上げたり、手に当たる部分は丸みを持たせるなどができる。
このようなカメラのトップカバーの整形方法は、時代に応じて変化しているようだ。
バルナックライカのIII型までは、機械などを使うが手作業で叩き出す板金加工で、
今でも板金加工のバルナックライカは人気がある。
だが、C型ぐらいからはダイキャスト(鋳造)になり、3mmほどボディが大きくなって不評だったとか。
M3では真鍮プレスになったが、ファインダーの窓飾りのため、2度プレスが必要だったとか。
M6では亜鉛ダイキャストが採用されたが復刻版は真鍮削り出し、ダイキャストは不人気なのか。
そして、デジタル初号機のM8は真鍮削り出しである。
X-E5のアルミ削り出しは、M8の真鍮削り出しと同様でライカ路線かな。
X-E4もエッジが立っているほうだが、これはプレス後に切削をしているらしい。
でないと、プレスだけでこのエッジは難しいと思う。
ちなみに、X-E1はプレスだけなのでエッジが丸い。
第五世代センサーの消化モデルX-E5が発表されたので、
次は第六世代センサーのトップ機種となるX-Pro6 ?、これは真鍮削り出しかな。
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