
ラックスマン製真空管フォノイコライザー・キット
組み立てキットのフォノイコライザーです。
以前に購入したのですが、既存のシステムの再調整のため、組み立てるのがのびのびになっていました。
「EQカーブ調整型真空管フォノイコライザー」という2021年1月に発売された本の付録です。
付録の方がメインのようですが、、、
このフォノイコライザーの面白いところは、イコライザーカーブを無段階に調整できるということです。
今はほとんど1950年代からのRIAAというイコライザーカーブですが、
それ以前はデッカ、コロンビアなどのカーブがありました。
それらに完全に合わせるのは難しいですが、RIAAカーブの味付けとして使えそうで楽しい機能です。
ラックスマン製真空管フォノイコライザー・キットのパーツ
パーツは上下と前後のパネル、基盤、真空管、ネジ類、電源アダプターです。
真空管はJJ Electronic スロヴァキア製です。
ムック本の内容は
●真空管フォノイコライザー・キット LXV-OT10を組み立てる
●LXV-OT10 接続方法
●ラックスマン開発陣に聞く、真空管フォノイコライザー
●フォノイコライザーのオペアンプ交換でグレードアップを狙う
●ラックスマン E-250で本格フォノイコライザーの世界を味わう
●LXV-T10 音質アップのアイデア
組み立てといってもハンダ付もなく、ネジで止めるだけなので説明に従ってゆっくり組み立てても、
40分ぐらいで完成します。
LUXMAN LXV-OT10の組み立て動画
もう2年も前の製品なので、組み立て動画はYouTubeにたくさんありますが、これは飯田有抄さんの動画です。
組み立ての様子がよくわかります。
LUXMAN LXV-OT10
完成品がこちらです。
真空管ECC82がオレンジ色に光っていますが、これは照明で真空管の灯はこれほど明るくありません。
イコライザーカーブの調整ノブは、もう少し高級感があるものがよかったかなと思いますが、
パネルの塗装や色はラックスマンらしい雰囲気です。
初期設定はMMカートリッジになっていますが、MCカートリッジに対応させるにはトップパネルを開けて、
ジャンパーピンを刺しなおさないといけないのが不便なので、MMカートリッジ専用になりそうです。
今はマランツのフォノイコライザーを使っていますが、ラックスマンはどうでしょうか。
個人的にラックスマン、タンノイ、トーレンス、ヤマハ、アキュフェーズなどはクラシック向き、
マランツ、JBL、マイクロ、サンスイなどはジャズ向きという思い込みがあるのですが、
これからLUXMAN LXV-OT10を使ってどう感じるかが楽しみです。
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