2019年6月7日

NIKKOR Auto 35mmと28mm

NIKKOR H Auto 28mm F3.5 & NIKKOR S Auto 35mm F2.8

手に入れた後、使わずにそのままになっていた「NIKKOR S Auto 35mm F2.8」を持ち出してみた。
以前に使った「NIKKOR H Auto 28mm F3.5」のカリカリの描写が自分には合わなかったので、
35mmはどうだろうかということだ。

使ってみると開放絞りでのボケの自然さや、絞り込んでもしっとり感の残る柔らかな描写は、
ある意味ニコンの広角レンズらしくないのだが、それがいい具合いなのだ。

「ニッコール千夜一夜物語」でも、「NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5」は、
「一眼レフカメラを汎用カメラとして認知させるきっかけともなった広角レンズ」
「シャープでかりっとしたコントラストというニッコールレンズのイメージは、
あるいはこのレンズによってつくられたものなのかもしれない。」
と述べられている。

一方「NIKKOR S Auto 35mm F2.8」は、
「このわずかに残るコマ収差のため、開放では少しコントラストが低めである。
しかしそれが被写体によっては上品で繊細な描写となり、このレンズの魅力のひとつとなっている。」
と述べられている。

今では28mmよりも35mmのほうが使いやすいので、この「NIKKOR S Auto 35mm F2.8」に置き換えようと思う。

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