2017年6月5日

Leica X1に惹かれる

緒川たまきさん

最初にLeica X1で撮っている映像を見たのは、ずいぶん前だが、日曜美術館の「木村伊兵衛 天然色でパリを撮る」であった。

木村伊兵衛氏は1954年にフランスに渡り、開発されたばかりのASA10のカラーフィルムでパリ界隈をスナップしているが、
この時、カルティエ ブレッソンの紹介で、ロベール ドアノーにパリの下町を案内してもらっている。

その時の足跡を辿り、緒川たまきさんが木村伊兵衛氏と同じアングルで撮っていたが、
使っていたのが、36mmビューファインダーと自動開閉キャップを付けたLeica X1のスチールグレイ モデルで、
いい色味とトーンで撮れているのに驚いた。
このときは、写真集を手に撮影場所を探しだし撮っているが、撮影した場所も当時とは変わってしまっているようだった。

上の雑誌に掲載されている写真も緒川たまきさんがX1で撮っているパリのスナップだが、
地味とも思える渋い色味はX1独特のものだ。

X1は、いわゆるコンデジといわれるカメラだが、バルナックライカのようなフォルムと、
換算36mmのエルマリートの描写は特別である。
使い勝手には不満な所もあるが、透明な空気感や立体感を感じさせてくれるシャープな描写や渋い発色に惹かれる。

木村伊兵衛 天然色でパリを撮る:NHK 日曜美術館 - NHKオンライン
このサイトで、緒川たまきさんの4枚の写真をみることができる。

4 件のコメント :

REIJI さんのコメント...

こんにちは。
私は最近X1を使用していません(泣)
明るい場所であの液晶モニターはないよ(笑)という感じでしょうか。
光学ファインダー必須ですしね。
でも良い画を出してくれるのですよねぇ。

Blues Walk さんのコメント...

X1の液晶モニターは見にくいですよね。
これからの季節は他の機種でも見にくいですが・・
パララックスがあっても見やすいので、
光学ビューファインダーを、ずっと付けっ放しです。
X1は使いにくくても、好みの絵作りなので、
手放せませんよ。
FujiのX-E1と同じように貴重な絶滅危惧種です(笑)

count4 さんのコメント...

こんにちは、
新日曜美術館、石澤典夫担当時は、年度ごとに(石澤の相手役となる)キャスターが変わってた様で。
森口瑤子さんや、この緒川たまきさんもそうでしたね・・
石澤典夫さんって、美人好みだったのかしらね?(笑

Blues Walk さんのコメント...

こんにちは。
新日曜美術館、
そういえば、緒川たまきさんも出ていましたね。
石澤典夫さん、美人好みですか(笑)
今はまた「日曜美術館」に戻っているようで。
そういえば、この前ブリューゲルの
「バベルの塔」をやってましたね。
面白かったです。