2024年1月18日

X-E4をフルマニュアル機に

Fuji X-E4 & Leica CL

最近はマニュアル露出で撮ることが多くなってきた。
フィルムカメラの頃はオート露出、オートフォーカスが嫌いで、フルマニュアルで撮っていたので、
全く抵抗がない。
むしろ、フィルムカメラを使っているようで、気分がいい。

オート露出で撮ると、カメラの標準露出か露出補正をした適正露出になり、
被写体を変えてもそのように露出値が決まるが、
マニュアル露出だと、意外な露出設定に巡り会うことがあって新鮮だ。

というようなこともあり、X-E4をフルマニュアルのフィルムカメラらしく設定してして使っている。


Fuji X-E4

フルマニュアル設定と言ってもフジのカメラの場合はシャッタースピードダイヤルがボディに付いていて、
絞りリングはレンズに付いているので簡単である。

シャッタースピードダイヤルをオートから適当なシャッタースピードにセットするだけだ。
あとは絞りリングとフォーカスリングの付いたレンズを、ボディに取り付ければいい。
そしてISO感度を400などに固定して、「フォーカスモード」を「マニュアルフォーカス」にする。
これで操作系は露出とフォーカスがマニュアル設定になる。

次はファインダーである。
「セットアップ」から「表示設定」の「画面のカスタマイズ」で「絞り/シャッター速度/ISO」と、
「露出補正ゲージ」のみにチェックを入れて、シャッタースピードと絞り値、露出計インジケーターを表示する。
フルマニュアル機では、シャッタースピードと絞り値、露出計インジケーターが表示されていれば十分である。
 
レンジファインダー機や一眼レフのファインダーは、露出設定に影響されず一定の明るさなので、
そのようにするにはファインダーに露出反映がされないようにすることだ。
これは、同じく「表示設定」の「マニュアル時モニター露出 /WB 反映」をOFFにすればいい。
これで、露出がアンダーになっても、オーバーになってもファインダーの明るさは一定なので、
フィルムカメラ らしくなるが、ミラーレスカメラのメリットがなくなるのでケースバイケースだろう。


Fuji X-E4 & Canon L3

キヤノンL3のような露出計がないフィルムカメラと同じようにする時は、DISP/BACKボタンで、
EVFの表示を「情報表示なし」にしてファインダー情報を全てなくせばいいが、
ここまですると、流石に使いにくくなるだろう。

あとは、VIEW MODE設定で「EVF ONLY」にして背面モニター表示をオフにしたり、
好みで粒子を加えてみてもいい。

細かな設定は別にしても、シャッターダイヤルのオートを外すだけでも、
ファインダーから見る世界が変わるかもしれない。

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