Canon S 100mm F3.5 II
- レンズ構成:4群5枚
- 絞り羽根:15枚
- 絞り:F3.5〜F22
- 最短撮影距離:1m
- フィルター径:34mm
- マウント:L39
- 最大径:44mm
- 長さ:69.5mm
- 質量:184g
- 発売年月:1958年 (昭和33年) 4月
- 発売時価格:22,000円
Canon S 100mm F3.5 II レンズ構成
「Canon S 100mm F3.5 II」は4群5枚構成のテレタイプである。
質量が205gのSerenar名のI型から軽量化したコンパクトな中望遠レンズで、Canon名に変更されている。
I型はバルナックタイプのIV型時代のレンズ、II型はV型やL型の時代のレンズで重量以外は同じ仕様であるが、
後期のIII型はブラック塗装で形状も変更された7型時代のレンズで、
発売時期は
I型:1953年 (昭和28年) 1月
II型:1958年 (昭和33年) 4月
III型:1960年 (昭和35年) 3月
である。
このレンズは描写というよりも、外観デザインが気に入って手に入れた。
ブラックペイントとシルバーメッキが交互になるように配置されたゼブラタイプなのが、
クラシックレンズらしくていい。
Canon S 100mm F3.5 II & Leica Elmar 9cm F4
大きさや形状的にはLeica Elmar 90mm F4とよく似ている、というよりも似せて作ったのかもしれない。
ただ、開放F値はF3.5と少し頑張っているようだ。
一眼レフレンズのCanon FD100mm F2.8と比べると、すごく細身であることがわかる。
フォーカスユニットとレンズユニット
Leica Elmar 90mm F4もそうだが、このタイプのレンズはフォーカシングユニット部とレンズ部が、
ネジで組み合わされているだけなので簡単に取り外すことができる。
Canon L3 + Canon S 100mm F3.5 II
Canon L3に取り付けたが、L3のファインダーには100mmの枠がないので、
100mmの外付けファインダーが必要である。
レンジファインダーカメラのレンズはデザインも変化があって、個性的で美しいレンズが多かったが、
1970年代の一眼レフカメラ全盛の時代になると、黒一色の同じようなデザインのレンズばかりで、
個性がなくなってしまった。
0 件のコメント :
コメントを投稿