2023年4月13日

オールド ミラーレスカメラ Fuji X-E1

FUJIFILM X-E1 + Voigtländer COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 PII & Minolta M-Rokkor 90mm F4
久しぶりにX-E1を使ってみた。
今回はマニュアルフォーカスレンズの「Leica Summaron 3.5cm F3.5」と「Minolta M-Rokkor 90mm F4」という、
Mマウントのレンズを使ったが、こういうレンズと組み合わせると風格を感じる。

X-E1は2012年11月発売なので、10年前のモデルだが、2013年11月には後継機種のX-E2が発売されているので、
1年という短命のカメラであった。

X-E1を選んだのはマニュアルフォーカスレンズを、APS-Cフォーマットで使ってみたかったとういうだけであり、
APS-Cセンサーのボディとなると、やはりメカ好きに好まれる機械仕掛け風のFUJIFILMのカメラに、
辿りついたのだった。
使う頻度は少ないのだが、シャッターダイヤルが付いているというだけで嬉しい。

X-E2を選ばずにX-E1を選んだのは型落ちで安くなっていたのと、当時は3型の背面モニターが主流だったのに、
X-E1は2.8型と小型で、ボディサイズとのバランスが良かったからという変な理由であった。
X-E2はX-E1より進化しているのだが、自分の撮影スタイルには、あまり影響しないということもあった。


X-E1の塗装ハゲ
購入したのは2014年11月なので、2年後に手に入れたことになり8年ほど使っているので、
所々塗装のハゲも出てきている。
アルミ合金カバーの塗装ハゲはアルミの白いキラキラした感じが安っぽく見えるが、
マグネシュウム合金は灰色っぽく酸化するので、真鍮よりもむしろビンテージ感が出るようで面白い。


X-E1の背面
背面のシンプルなX-E4もいいが、X-E1のボタンとダイヤルとグリップが所狭しと並ぶゴテゴテ感も、
クラシックカメラらしくていい。
X-E1のファインダーを覗くと、やはり大きくて見やすいと感じる。
暗いところでは映像の遅延があるが、昼間の街撮りではあまり気にならない。

Made in Japanだからと言いたくはないが、X-E1の工作精度はすごくいい。
組み込みフラッシュだけれども蓋の部分は全くガタつきがなく、上面とぴったりフラットで、
つなぎ目もあまり目立たなくフラッシュが付いていることも意識させないほどである。
電池室の蓋もヒンジが大きくガタつきもなく底面とフラットであり、
今更ながら、Xシリーズ初期の頃の作り込みの良さに感心させられる。

フィルムカメラ時代からそうであったが、どのメーカーも初期モデルには力を入れているのだろう。
だから、型番「1」のモデルに惹かれるのである。

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