2021年10月21日

「狩り人 型」と「釣り人 型」


ストリートフォトの撮影のタイプには、大まかに「狩り人 型」と「釣り人 型」に分けられるようである。

「狩り人 型」は絶えず歩きながら被写体を見つけては、瞬時にフレーミング決めて写し止めるという撮影スタイルだ。
まるで、ハンターが銃を撃つように、、、

 釣り人型は、いわゆる撮影スポットや、お気に入りの場所で構図を決めて、
被写体がフレームに入るのを待って撮るというスタイルで、被写体が現れるまで10分、30分、1時間と待つこともある。
釣り人が、釣り糸を垂らして魚が近寄るのを待つように、、、

最近は体力の衰えも感じてきて、重い機材を持って歩くことは辛く、歩ける距離も短くなってきたので、
これからは「狩り人 型」より「釣り人 型」の撮り方の割合が多くなってきそうである。

このようなことからも、このタイミングで小型軽量のFuji X-E4を買っておいて良かったと思っている。
もう、フィルム一眼レフのNikon Fや、そのレンズは持ち歩くことができないと思うので、
Fuji X-E4かライツミノルタCLに、レンジファインダーレンズを1, 2本組み合わせて使えればいいだろう。

一概に言えないが、ストリートフォトでもアート系とリアリズム系に分かれ、
アート系は光、影、フォルム、パースペクティブ、挙動の組み合わせを重視だが、
リアリズム系は感情、生活、表情、動き、明暗などを重視する傾向にある。

これから多くなってくるだろう撮影スタイル「釣り人 型」ではアート系が多くなりそうだが、
ロベール ドアノーの言葉「待つことの大切さ」を思いだしたい。

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