2021年7月8日

マーチン巻き

マーチン巻き(1)

カメラのストラップの取り付け方に、ニコン巻きというのがあるように、
ギター弦の取り付け方にマーチン巻きというのがある。

他にはスタンダード巻きとギブソン巻きというのもあって、スタンダード巻きは、そのまま下へ下へと巻いていく方法で、
ギブソン巻きというのは1周目は弦の先端の上側を、2周目からはスタンダード巻きと同じように下は下へと巻く方法なのだ。
1周目と2周目で弦の先端を挟むので、少し弦の滑りを防げる。

私は一番チューニング後の狂いの少ないマーチン巻きで弦を張っているのだが、
この方法は、まずペグポストに通した弦の先端を巻き代分の余裕を残して内側に折り曲げ、位置を固定する。


マーチン巻き(2)

次に折り込んだ弦の先端をペグポストに沿って回して弦の下を潜らせ、上に持ち上げてしっかりと弦に絡める。

きれいにマーチン巻きを仕上げるには弦の先端を潜らせるまで、しっかりとペグポストに密着させることと、
緩みなく弦に引っ掛けることである。


マーチン巻き(3)

そのあとは、スタンダード巻きと同じように下へ下へと巻いていけばいいのである。
こうすることで1周目で弦の先端を上から押さえることができるので、弦の滑りがほとんど起こらず、
一度チューニングして安定すれば、後は気温の変化による狂いだけで、ほんの僅かなのだ。

ニコン巻き、マーチン巻き、ギブソン巻きというメーカーの名前のついた方法だが、
こういうのは、他にも色々あるのだろうか。

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