2019年8月4日

ヴィヴィアン・マイヤーのLeica IIIc

Vivian Maier

ヴィヴィアン・マイヤーといえばローライフレックス。
1952年に初めて手に入れたブローニー判のローライフレックスで、たくさんのモノクロ写真を撮っているが、
後年35mmカラーフィルムでも写真を撮り始めている。

ヴィヴィアン・マイヤーの公式サイトでは多くの作品が紹介されているが、本人についても紹介されていて、
その中にヴィヴィアン・マイヤーが使っていたカメラが紹介されている。

Some of Vivian Maier’s various cameras
http://www.vivianmaier.com/about-vivian-maier/#attachment_1106

この写真の中にバルナックライカがあるのだが、解説を見るとLeica IIIcとなっていて、
Elmar 9cm f4のブラックペイントが付けられている。


Leica IIIc + ELMAR 9cm f4

このセルフポートレートには、そのLeica IIIcが写っている。
これには外付けファインダーが付いていないので、レンズは50mmだと思われるが、
フィルムは、よく使っていたKodak Ektachromeかもしれない。


Vivian Maier’s self portraits
http://www.vivianmaier.com/gallery/self-portraits-color/#slide-5

この写真は1975年に撮られていて当然M型ライカの時代なのだが、バルナックライカなのは、
ローライフレックスの美しいデザインと同じように、バルナックライカの美しさに惹かれたからか。


Vivian Maier’s self portraits
http://www.vivianmaier.com/gallery/self-portraits-color/#slide-14

こちらにはブラックペイントのバルナックライカが写っているが低速シャッターダイヤルがないのII型だろうか。

どちらのバルナックライカにも、ボディケースが付けられているように見える。
セルフポートレートに見られるカメラから、色々と推測するのも楽しいものである。

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