2019年8月31日

修理帰りのLeica III型

Leica III

修理に出していたLeica III型が帰ってきた。
このLeica III型、 機械で計測すると不具合があるかもしれないが、感覚的には殆ど正常動作していた。

スローシャッターも1秒から作動、TもBも動いて、距離計のズレもなく巻き上げもスムーズ、シャッター音も静かである。
もちろん光漏れも見当たらず、問題なく撮ることができている。


距離計ファインダー

けれど距離計ファインダーが暗かった。
二重像を合わせられないわけではないが・・・
目測やノーファインダーで使うことが多いカメラなので、別段このままでもいいが距離計窓を覗いた時になんとなく気になる。
ファインダーが汚れていたり暗くて見にくいと嫌なもので、写真を撮っている時に、これが気になると写欲が落ちてしまう。


交換したハーフミラー

そこで、ファインダーだけの部分修理をしてもらうことにしたのだが、ハーフミラーはかなり痛んでいたようで、
清掃だけでは改善せず交換となった。
カメラと一緒に返却されたハーフミラーを見てみると銀蒸着が剥がれ黒ずんでいたようで、
これでは距離計ファインダーが暗くなって当然だろう。


Leica III

ファインダーの清掃とハーフミラーの交換を終え、距離計ファインダーが見違えるほど明るくなったので爽快である。
少し遠ざかっていたLeica III型だが、これで持ち出す機会も増えそうだ。

2 件のコメント :

REIJI さんのコメント...

こんにちは。
ライカ完調になり良かったですね!
基盤等の無いフィルムカメラは長寿命で素晴らしいです。
デジカメもこれ程長寿命なら、愛着もひとしおなのですけど・・・。

Blues Walk さんのコメント...

こんばんは。
気に入ったカメラは、修理してでも永く使いたいですよね。
これで暫くはIII型を気持ちよく使えそうです。
このように80年も前のカメラでも修理して使えるのは、
機械式だからでしょうね。
部品を作ってでも修理してくれるところもあるようです。
電気製品となった今のカメラでは長くて10年が修理期間。
道具としてのロマンが感じられなくなりますね。